中古車購入
更新日:2015.04.09 / 掲載日:2015.04.02
中古車の事故車の定義と見分け方

goo-net編集チーム
中古車を購入する時、
できるだけ事故車・修復歴車などの購入は避けたいものです。
しかし、パッと見ただけでは、
その車が事故車なのか、そうでないのか分かりません。
では、事故車を見分けるための方法はあるのでしょうか。
事故車の定義
まず、事故車とはどのような車でしょうか。
一般的に交通事故を起こして、
修理・修復された車のことを事故車と呼んでいることが多いです。
修復歴車とは、骨格・フレーム部などの、
規定の箇所や部品の修理・修復、交換を行った車のことです。
中古車では、修復歴車を事故車ということができます。
しかし、規定の箇所や部品の修理・修復、交換をしていなければ、
事故を起こしていても修復歴車という扱いにはならないので、
注意が必要といえます。
事故車の見分け方
事故車の見分け方としては、
パネル同士の隙間やボルトの塗装などを見て見分ける方法があります。
1.パネルの隙間を見る
事故車の見分け方の1つとして、
パネル同士の隙間を見る方法があります。
通常の自動車であれば、
ボンネットやドアなどを締めた時のパネル同士の隙間は均一になっています。
事故車など修理・修復をしている車の場合、
パネル同士の隙間がずれていたり、ボンネットなどを横から見た際に、
浮いていたりといった現象が見られることがあります。
また、事故などによってフレームが曲がり、
隙間ができている場合もあります。
2.ボルトの塗装を見る
ボンネットやトランクなどを開けた際に、
車のつなぎ目にボルトを確認することができます。
このボルトは通常塗装されています。
ボルトの塗装がはがれている場合、そのボルトを外したということになり、
その周辺の修理・修復を行った可能性があります。
ただし、ボルトは後から塗装が可能ですので、
左右のボルトを比較することが大切と言えます。
また、ボルトの山が潰れていたりする場合も、
事故車の可能性があります。
3.シーラーを見る
ドアやトランク、ボンネットなどの縁には、
シーラーが塗布され防水加工が施されています。
左右片方のドアのシーラーが、
もう一方のドアのシーラーと形状や色などが明らかに違うことがあります。
このような場合、
側面に強い衝撃などを受けドアを交換した事故車の可能性があります。
事故車の見分け方をいくつか紹介しましたが、
事故車はプロでも100%見分けるのが困難といわれており、
確実に見分けるのは困難といえます。
少しでも事故車を購入するリスクを減らすためには、
定期点検整備記録簿がない中古車は購入しない、
ネットオークションで購入しない、
極端に安価な中古車は購入しないなどを心掛けることが大切といえます。