中古車購入
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2015.04.17
買いのボーダーライン

買い手がその選択に全責任を負う、それが中古車購入の難しさ。このクルマは買いか、それとも待ちか年式は、グレードは、装備は・・・?あなたに必要なのは明確な基準だ!
中古車ボーダーライン ケーススタディ
ボーダーラインとは揺るぎない判断基準
中古車探しは宝探しにも似ている。それはあながち大げさなたとえではなくて、3月末の時点でグーネットに登録されている中古車は32万2000台を超えているのだ。闇雲に中古車物件をチェックするのはあまりに効率が悪い。
そこで今回提案するのが、ボーダーラインという考え方。
中古車購入までの流れは、まず車種を選び、続いてそれを売っている販売店を探して、現物をチェック、問題がなければ契約というもの。一般的に車種選びから実際の購入まで平均で3カ月程度と言われている。
車種選びや物件の選定にボーダーラインを定めることで、判断に迷いがなくなり、正しい決断をスピーディに下せるというわけだ。
決断が正しいのはもちろん、スピーディであるということは、チャンスを逃さない。いい中古車というのは取り合いで、ぼんやり検討していると、あっという間にほかのユーザーに買われてしまう。揺るぎない判断、迷わない決断、そして素早い行動。これこそが中古車購入の勝ち組に入る条件なのである。
これから紹介するボーダーラインには、普遍性のあるものもあるが、ひとによって異なるラインも存在する。それではいっしょに中古車購入のボーダーラインを見極めよう!
第1のライン「価格」 予算ではなく、月々使える金額がボーダーラインを左右する
中古車の車種を決めるにあたって、最初に考えるべきなのがターゲットモデルの価格。単なる総予算ではなく、月々の支払い額で考えたい。
予算という発想では選択肢が狭まる
一説には収入に対するクルマの金額は3~4割がひとつのボーダーラインだと言われている。つまり、年収450万円なら150万~180万円というところだ。
頭金20万円で、月々3万円の支払いで3年36回払いだと考えると、支払総額で120万円、車両金額で言うとおよそ100万円が安心して購入できるボーダーラインになる。これならば、5年間乗ることを考えても、3年後以降はまた次のクルマのために貯金を始められるわけだ。
しかし、考え方を少し変えると、もっと高額なクルマも手に入る。月々の支払額はそのままでも、支払を5年まで伸ばす、最近話題の残価設定型ローンを利用することなどで、車種選びの幅はグンと広くなるのだ。
支払い方法を工夫すればボーダーは引き上がる!
月々の支払い額をアップするのは難しいが、リスクの取り方を変えることで選べるクルマは大きく変わる。その実例がこちら。たとえば、現行型セレナの2~3年落ち、走行3万km未満のクルマを5年ローンで購入。これを5年間乗って7~8年落ち、8万km程度まで乗ったとしても、20万円程度の買取金額は期待できる。次のクルマの頭金にできるだろう。また、残価設定ローンならば、車両返却で手元にお金は残らないが、新車だって夢ではない。
ホンダ ステップワゴン 先々代

中古車参考価格帯:40万~135万円(H17年~H21年式)
月々3万円36回ローンで108万円
新型が発表されたことで、先々代となったこのモデル。中古車物件のメインは二桁万円で、内容から言えばお買い得感は非常に高い。物件数もベストセラーらしく豊富なため、無理なく状態のいいものを選べるだろう。
日産 セレナ 現行型

中古車参考価格帯:123万~235万円(H22年~)
月々3万円60回ローンで180万円
激戦のファミリー向けミニバンでトップクラスの支持を集める実力派モデル。そんなクルマの現行型だって60回払いなら月々3万円でも射程圏内。今後台風の目となる存在。
トヨタ ノア ハイブリッド 現行型

中古車参考価格帯:240万~320万円(H26年~)
月々3万円60回残価設定ローンで300万円
ハイブリッドのトヨタが満を持して投入してきたモデルだけに注目度は抜群。3~5年後の支払金額を差し引いた金額でローンを組むシステムで、月々の出費は3万円でOK!
第2のライン「年式」 中古車として買い頃のラインは値落ちと平均使用年数で決まる
使えるお金が決まってくると、だいたい車種が絞れてくる。だが、中古車ならではの「年式」というファクターを考慮するとさらに可能性は広がってくる!
お値打ちで、なおかつ残り使用年が期待以上か
中古車は高年式であることに越したことはないが、今度は価格が高くなるため、予算外になってしまうか買い得度が下がってしまう。
一方で気にしなければいけないのが、自分がそのクルマを何年乗るのか。たとえ10年乗るつもりで購入しても、購入時の車齢が10年では維持が現実的ではない。ボーダーラインとしては、中古車価格が新車の半分近くまで下がっていることがまずひとつ。そして、12から乗る予定の年数を引いた数字が、ねらう物件の車齢を下まわること。
ホンダ オデッセイ 現行型
「何年乗るか」から年式のボーダーを逆算
オデッセイをテストケースとして、年式と価格・内容のバランス、そして買いのボーダーラインを考えてみよう。現行型にフルモデルチェンジしたのは平成25年11月のこと。先代モデルが買い頃のボーダーラインである新車の半額エリアに到達しているのは平成20年の初期の物件。一方、先々代モデルだが、5年乗ることを考えると、平成19年の末期モデルがボーダーラインと言えるだろう。
ホンダ オデッセイ 先代

中古車参考価格帯:135万~247万円(H20年~H25年式)
ホンダ オデッセイ 先々代

中古車参考価格帯:40万~130万円(H15年~H20年式)
ボーダーラインは比率5%以上
Goo-net.jpの中古車情報からアクセスできる「価格相場」は、中古車相場を視覚的に表現してくれる機能。自分のねらうモデルがどの程度の相場かということと物件の数がわかる。ボーダーラインを設定するとしたら、比率5%以上のエリア。相場の上限下限は参考程度に見ておくべきだ。
CHECK! 「モデルライフ」を意識することで同じ予算でもいいクルマが選べる
たとえばモデル末期の先代エルグランドと現行型初期のセレナは中古車価格がほぼ同じ。古くなっても格上がいいと考えるならお得。
モデルライフとは、フルモデルチェンジから次世代型までの期間を表す言葉で、フルチェンジが近いクルマは「モデルライフ末期」などと呼ぶことがある。ポイントは、フルモデルチェンジすると内容がよくなるが、しばらくは割高ということ。たとえばモデルAはモデル末期でモデルBがフルチェン後だとすると、モデルBの方が内容に優れるケースが多い。逆に、内容は少々劣っても、末期のAの方が安くて上質な中古車だというケースもある。
クルマの寿命にあたる「平均使用年数」という指標

自動車検査登録情報協会がまとめた「わが国の自動車保有動向」(平成24年3月末調べ)によると、普通乗用車の平均使用年数は12.64年と、統計を取り始めて以来最高を記録した。これは、人間の平均年齢に相当する数字で、ちなみに1976年が6.9年だったことから比べると寿命は2倍近くに伸びていることがわかる。もちろん一概には言えないが、参考になる数字だ。
第3のライン 性能 燃費による維持費の差はそれほど大きくない
車種を大まかに絞ることができたら、続いて具体的なグレードの検討に入るべし。装備の違いは満足感に影響するからだ。車種決定のボーダーラインはすぐそこにある!
必要・不必要の選択はお店に行く前に決断!
予算と年式が大まかに決まれば、車種選びはほとんど決まったも同然。とはいえ、ここで物件選びに飛び込むのはまだ早い。クルマの多くはグレードによって装備や性能が異なるため、自分に必要な性能がどのようなものかをあらかじめ考えておく必要がある。自分のなかに基準が出来ていれば、販売店に行って目移りして判断を誤る危険も少なくなるし、物件チェックの時間も節約できる。
ここでは、クルマにまつわるさまざまな性能について改めて取り上げた。自分にとって本当にその性能・機能が必要なのか、ボーダーラインをしっかりと作り上げよう。
なお、装備や性能の違いをチェックする際にはグーネットのカタログページが情報満載でオススメ!
パワーだけじゃないエンジン違いによる装備の違い
日産 エルグランドの場合

※ナンバープレートはハメ込み合成です。
排気量の違うグレードでは、走行性能はもちろんのこと、標準装備や選択できるディーラーオプションに違いがある。たとえばエルグランドの350ハイウェイスタープレミアム(新車価格533万7360円)と250XG(新車価格321万3000円)とでは、右のように3.5L V6がかなり装備が充実している。中古車では価格差が縮まるので、たとえ維持費が高くなっても魅力的なケースがあるのでチェックだ。

2.5L 直4
●オーディオレス+6スピーカー
●キセノンヘッドランプ
●クルーズコントロール
●独立温度調整機能付オートエアコン
●スエード調クロスシート
●ワンタッチオートスライドドア(助手席側)
●16インチアルミ

3.5L V6
●カーウイングスナビゲーションシステム+後席エンターテイメントシステム+アラウンドビューモニター
●ワンタッチオートスライドドア(左右)
●本革シート
●リモコンオートバックドア
●18インチアルミ
燃費性能による維持費の差
燃料代がお得な人気のハイブリッドカーであるが、純粋に燃料代の差で比べた場合、いくらまでの価格差がボーダーラインとなるのか。先代フィットで比べると、燃料費メリットは8万円ほどでイメージよりもその差は大きくない。もちろん、走りや装備、満足度が異なるが、冷静に判断したい。
先代フィット ハイブリッド | 先代フィット X |
---|---|
26.4km/L | 20.0km/L |
中古車参考価格:106万~175万円 | 中古車参考価格:60万~135万円 |
ガソリン代:5万1136円 | ガソリン代:6万7500円 |
年間走行距離1万km、ガソリン代1Lあたり135円で計算、データはJC08モード | 年間走行距離1万km、ガソリン代1Lあたり135円で計算、データはJC08モード |
価格差のライン(5年間使用すると仮定した場合)→8万1820円
大排気量エンジンを選ぶ ボーダーラインは?

高速道路を月1度以上利用するなら
アクセルを多めに踏み込むことなく、高速道路や坂道、多人数乗車でも快適に走れる大排気量エンジン車。エンジン回転を低くキープできるから、高速道路でも大きな声を出さずに会話できるし疲れも少ない。逆に言えば、街中で鋭い加速を披露してもいっしょに乗る人にとっては迷惑なだけ。ボーダーラインは高速道路での移動が月に1度以上あること。その場合は燃費の面でも大排気量車が有利になることがあるからだ。
電動スライドドアを選ぶ ボーダーラインは?
2列目を非力な乗員が利用するか
いまやクラスによっては当たり前のような装備となっている電動スライドドア。ところが、電動がオプション装備というクルマもまだまだある。そして、そういうクルマの中古車相場はかなりお買い得だ。とはいえ、低学年の子供や女性、お年寄りにとってスライドドアを開け閉めするのはなかなかのストレス。つまり、こういった人たちが2列目以降にどれだけ座る機会があるかというのがボーダーラインになる。
4WDを選ぶ ボーダーラインは?

積雪地帯で積極的に運転するか
雪道や悪路走行に強いイメージのある4WD。しかし、メリットばかりではなく、同じモデルに比べて燃費が悪いため経済性が低いこと、車重が重く走りの軽快感で2WDモデルに劣ることも忘れてはならない。スタッドレスタイヤの性能が上がったことで、一般的な雪道であれば2WDでも問題なく走行できるし、極端なことを言えば年に数回しか雪道を走らないならばレンタカーという選択もあるからだ。1年のうち、3カ月以上雪のある道を走るかどうかがボーダーラインと言えるだろう。
3列シートを選ぶ ボーダーラインは?
6名以上の乗車が必要不可欠なら
3列シートのミニバンを購入しても、結局普段はドライバーひとりで運転しているというのはよくある光景。「もしかしたら必要かも」、「あったほうが安心」という程度なら、3列シート以外のクルマをチョイスしたほうがいい。なぜなら、3列仕様のクルマで2列目以降が快適というクルマは残念ながらあまりないからだ。必要に応じてタクシーや公共交通機関を利用したほうが、結果的に快適というケースもある。よって、ボーダーラインは日常的に6名乗車があることと考えられる。
あえてボーダーラインを超えて買うという選択肢
常識をあえて外すことでお得で楽しい買い物も
ここまで紹介してきたボーダーラインは、中古車購入に関する一般的な知見を統合して編み出したもので、ほとんどの中古車に当てはめることができるだろう。しかし、人に個性があるように、クルマにも強い個性を持ったモデルが存在し、そういったクルマはボーダーラインが当てはまらない場合がある。逆説的に、みんながボーダーラインを守るとすれば、人気の落ちる中古車は割安で手に入るという考え方だってある。機械的に数字で判断するのではなく、ときには自分の好みや勘を信じて中古車を購入するのもひとつの楽しみなのかもしれない。
ホンダ NSX 先代
トヨタ クラウン 先代

中古車参考価格帯:135万~335万円(H20年~H24年式)
たとえ走行距離がボーダーラインを超えるような多走行でも、乗り心地や加速性能に衰えを見せない高級車。セダン冬の時代だからこそ中古車価格も手頃。
トヨタ ランドクルーザー70
買いのボーダーラインを超えたオススメ中古車カタログ PART1
いますぐに選べるライン越え中古車たち
ここで紹介している中古車は、「買いのボーダーライン」を超えた、まさに旬のモデルたち。そのボーダーラインとは、まず価格相場が新車価格の半額程度であること、そして購入後5年間乗れる年式(平均使用年数から算出)をクリアしていること。自分の好みにある車種から予算ラインを選んでもらえば、あとはグレードを選択するだけで車種選びが決まってしまう。多くのモデルが需要期に向けて物件数を増やしているので、選びたい放題だ!
ホンダ シビックハイブリッド

中古車参考価格帯:58万~125万円(H17年~H22年式)
100万円以下で買える HVセダン
ベーシックなセダンのハイブリッドカー。1.3L 4気筒にモーターを組み合わせ、JC08モード燃費25.8km/L(MXB)を実現する。中古車は、プリウスやインサイトと比べると数が少ないものの相場は下降傾向で、100万円を下まわっている。価格と内容を考えると、非常にお得感の強い1台。

日産 ティアナ 先々代

中古車参考価格帯:30万~124万円(H15年~H20年式)
新型登場でさらにリーズナブルに
平成26年1月に3代目ティアナが登場してから、先代、先々代モデルの相場がさらに下がっている。とくに先々代は50万円以下の物件も目立ち、過去3世代のティアナのなかでも物件がもっとも豊富で買いやすい。120万円の予算があれば、程度良好なモデルが手に入る。

ダイハツ ムーヴ 先代

中古車参考価格帯:55万~117万円(H22年~H26年式)
人気のムーヴが買い時に突入
中古車市場では人気が高く、なかなか値崩れしなかった先代ムーヴ。しかし、昨年末のモデルチェンジから遡ること半年前から相場が下降傾向に。今後はさらに下がることも期待できそうだ。ボーダーラインは100万円。程度がよくてこのラインより安ければ、買いと判断しよう。

トヨタ ハリアー 先代

中古車参考価格帯:76万~250万円(H15年~H25年式)
いま注目のラグジュアリーSUV
ゆったりした乗り心地と充実の装備で、中古車市場ではいまも人気が高い先代ハリアー。やはり新型の登場は相場にも影響を与えているようで、昨年も大きく平均価格が下がった。現在は150万~160万円の予算がひとつの目安。物件数も豊富で、程度良好な車両がまだまだ手に入る。

トヨタ カローラルミオン

中古車参考価格帯:72万~153万円(H19年~)
マルチに使える小型ワゴン
カローラをベースに開発されたボクシーなコンパクト。スクエアな室内は広々して使いやすい。相場を見ると、昨年5月頃からおよそ半年間で15万円ほど下がっているのがわかる。量販グレードの新車価格が約190万円であることを考えると、100万円台前半の相場はかなりリーズナブル。

買いのボーダーラインを超えたオススメ中古車カタログ PART2
人気のコンパクトやミニバンを低予算で!
中古車選びの極意は、やはり相場の感覚を養うこと。どのくらい経てば、このくらい値落ちする・・・という、定式化できない感覚的な動向を理解すると、いまどのクルマが買い時なのかが見えてくる。とは言っても、なかなかムズかしいことであるのも事実。そんなわけで、PART2では中古車市場で売れ筋の鉄板モデル5台をチョイスし、購入の目安となるボーダーラインを提示してみた。いずれも、物件数が豊富で中古車探しの負担が少ない。安く、質のいい車両を手に入れるための目安と考えてほしい。
ホンダ フィット 先代

中古車参考価格帯:55万~135万円(H19年~H25年式)
100万円以下でよりどりみどり
広大な室内とキビキビした走り。コンパクトカーに求められるニーズを全方位で満たした万能選手が先代フィット。当然中古車も右から左へ売れるクルマだが、新型登場で相場がさらに下降傾向になった。5年落ちの車両で70万円というのをボーダーとしてクルマ選びをしていきたい。

トヨタ アイシス

中古車参考価格帯:30万~170万円(H16年~)
息の長いプチリッチなミニバン
平成16年デビューで、現在も新車販売が行われている上級ミニバン。ただし、中古車市場の中心となっているのは低年式の車両で、相場も 100万円のボーダーラインを割り込んでいる。物件が充実しているので、実用性重視のミニバンを探しているなら、第一選択肢となるべき1台だろう。

トヨタ プリウス

中古車参考価格帯:100万~235万円(H21年~)
人気のプリウスが値下がり
自動車史に燦然と輝くハイブリッドカーのパイオニア。現行型は市場でも人気で、かなり値下がりしにくいモデルのひとつである。しかしモデル末期ということもあり、昨年5月頃から相場が下がりつつある。今後さらに安くなりそうなので要注目。100万円前半の予算でねらえる車両も・・・。

日産 エクストレイル 先代

中古車参考価格帯:115万~313万円(H19年~H26年式)
クリーンディーゼルも設定するSUV
先代エクストレイルは、最近流行のクリーンディーゼルをいち早く導入した国産SUV。ウォッシャブルラゲッジルームなど、アウトドアで大活躍してくれる1台だ。相場動向は、現行型が登場してから値下がりが続く。160万円をボーダーラインと考え、希望の年式や走行距離を探してみよう。

ホンダ ステップワゴン 先代

中古車参考価格帯:120万~230万円(H21年~)
新型登場で注目が集まる先々代
新型のステップワゴンが登場したため、中古車市場は大きく動きそう。高値だった先代の値下がりが期待できるのはもちろん、先々代もさらに安くなるはずだ。ここ最近の相場動向を見ると、昨年5月以降は100万円を切っている。しかし、まだ値下がりが続くため80万円が次のボーダーだ。

※すべての価格は参考価格です
※価格はGoo-net3月末調べ

探すべき車種、グレードが決まったらGoo-netを駆使して物件検索の旅に出よう。だが、旅には道しるべが必要。それはもちろんボーダーラインだ!
先代ロードスターのボーダーラインは・・・すでに十分買い頃。新型登場でさらなる安値も!?
マツダ 新型 ロードスター
6月に発売開始の4代目
SKYアクティブテクノロジーを採用する新世代マツダ車の最新版が、世界でもっとも生産された2人乗り小型オープンスポーツカーとしてギネスブックにも登録されているロードスターだ。新型の特徴は小型&軽量化、安全基準を満たしつつ歴代でもっとも短い全長を実現しているのは立派だ。また、価格も249万4800円からとリーズナブル。従来型ユーザーの乗り換えも大いに期待できるため、ロードスターの中古車は要注目!
先代 マツダ ロードスター(H17年~H25年式)

中古車参考価格帯:95万~230万円(全グレード)
割安感に市場は敏感に反応している
3代目として8年にわたり生産された日本を代表するオープンスポーツもいよいよカウントダウン。新型発表によって一気に下げた中古車価格相場ではあったが、昨年末のタイミングで下げ止まりの傾向。買いのボーダーラインを超えたことにより、割安感から需要が高まったことが見て取れる。

シンプルな円とラインで構成されているインテリアは、いまになっても古さを感じさせない。こういったモデルは中古車としての息も長い。
レザーシートは風合いが魅力だが破れや深いシワがあると補修に費用がかかる。内装コンディションはひとつのボーダーラインになりうる。
マイナーチェンジを迎えいよいよ買い頃が来た!
トヨタ アクア 新車時:250万円
中古車には人気モデルならではの悩みもある
新車販売ランキングの常連であるアクア。その魅力は凝縮感のあるスタイリングと軽量な車体とハイブリッドとの組み合わせで実現した37km/Lもの低燃費。しかし、新車が人気であるからといって中古車が買いかというと簡単ではない。アクアは新車の価格が200万円半ばであるため、中古車になっても値下げ幅が低く、人気も相場を押し上げた。しかし、平成26年12月のマイナーチェンジがひとつのきっかけになり、いよいよ相場も動きを見せる。ボーダーラインはずばり3年落ちだ。
1年落ち中古車:180万円 2年落ち中古車:150万円
ココが買いのボーダーライン
3年落ち中古車:120万円
2012 トヨタ アクア
物件を見極めるためのボーダーライン
価格や走行距離だけで物件を選ぶのは危険

※ナンバープレートはハメ込み合成です。
具体的な車種が決まれば次に考えなくてはいけないのが物件選び。中古車は1台1台それぞれが固有のコンディションであるため、新車を買うのとは違った感覚が求められる。では、何をもってボーダーラインとするのか。まずひとつ目には、リスクに対する備え、立ち位置をどうするのか。自己資金でクリアするのか、高年式・低走行でリスクを減らすか、それとも保証で備えるのか。
また、どの程度までコンディションを妥協するのか。キズや汚れをどこまで許容するのか、自費で補修するとしたら予算はいくらなのか。
そしていちばん大切な三つ目のラインが、お店への信頼。購入後も付き合うのか、通販でも構わないのか。あとで後悔しないためにも、自分にとってのボーダーラインをしっかりと見つめ直すことが大切だ。
購入後のサポートを必要とするか否か
走行距離のボーダーライン
接し方や考え方によってラインは大きく変わる
まず必要なのが、購入から何年、何万km乗るのかという長期的ビジョン。その上で、リスクを避けるために高コストを受け入れるのか、コスト削減にこだわるのか、クルマに対する接し方の基本理念を決めるべき。その上で下の説明を見ると、なんとなく自分にとってのボーダーラインが見えてくるはず。なお、クルマは機械だけに、たとえ走行距離が少なくても故障する場合はある。走行距離が少なければ絶対安心という考え方は危険。故障やトラブルに対する備えは残しておきたい。

1万km | コンディションとしては最高峰 新車保証も期待 |
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3万km | 一般的な中古車としては上物で長く愛用できる |
5万km | 使用感はあるが機械的にはまだまだ健康的 |
7万km | 前オーナーの管理状態により状態はさまざま |
9万km | 車種にもよるがここからの長期使用は考えもの |
11万km | 時間とコストをかけて維持管理できるかが条件 |
保証のボーダーライン
価格と保証金額のバランスに注目

ひとくちに保証といっても、その内容は商品によって千差万別。契約前には必ず内容を確認すること。あわてず、急がず、落ち着いて判断すること。
エアコンやトランスミッションが故障すると高額な修理が待っている。それが中古車を購入する大きなリスクであり、そのリスクを相殺するアイデアが保証商品。とはいえ商品というだけに保証にもコストがかかる。いくら安心料といっても、高額な保証料を払うのでは見返りが少ない。保証料のボーダーラインは、車両金額の5~10%といったところ。ディーラー車と専業店とで悩んだ際にも、このくらいの価格差がひとつのボーダーラインと考えておくべきだろう。
安心のラインを引き上げる保証制度

24時間、365日対応の充実したロードサービスや330項目以上の保証範囲を誇る。
「メーカー保証のない中古車にも安心を」というコンセプトでつくられたのが、Gooが全国展開する中古車専用の長期保証制度。業界最多水準の保証範囲ながらも安心の価格設定を実現!
全国に5000の工場ネットワークを確立しているので、出先での思わぬ故障やトラブルにも対応。保証期間も国産車で最高3年までと、安心を求めるユーザーニーズにも対応。物件探しの際は、Goo保証対象車種かも忘れずにチェックだ。
コンディションのボーダーライン
「これはちょっと」の感覚を大切に
感覚による部分もあるので、ボーダーラインの設定が少々難しいのがコンディションのボーダライン。ちょっとしたキズも気になる人はボーダーラインが高くなるだろうし、「中古車なんだから平気」と気にしないひともいるだろう。そこで今回ボーダーラインとしたのは、乗せてもらったひとが「これはちょっと」と眉をしかめるかというところ。また、機能的なものについては、コンディションを見抜くためのコツを紹介しているので物件チェックの際の参考にしてもらいたい。
外装・メカニズム編

●ガラス
使っていて普通にできる油膜などの汚れは許容範囲。だが、爪に引っかかるようなキズや深い・広いヒビがある場合は、交換してもらえるか相談したい。
●ライト
きちんと機能するかどうかは最低限のライン。気をつけたいのは、ライトユニット表面がくすんでいるかどうか。一度くすみが始まると、いずれそれが加速して交換を迫られることも。
●音・振動
購入前にはできれば試乗させてもらい、常識的な速度で走ったときの音や振動を確認。タイヤ交換で収まる程度であればいいが、気になって仕方ないのであれば避けるべきだ。
●キズ・ヘコミ
前後バンパーのような交換可能で走行に支障をきたさない部分であれば問題ない。だが、リヤフェンダーや屋根のキズ・ヘコミは高額修理につながるため、よく考えて選びたい。
●タイヤ・ホイール
タイヤのコンディションを示す「◯◯分山」という表現は現在許されていない。残り溝の数字およびその状態から判断したい。リムのちょっとしたキズはいいが、ガリガリの場合は危険。
●塗装
表面のクリア層についた洗車キズのようなヘアスクラッチであれば磨きで修復できるため問題ない。しかし、色あせやパネルごとに色合いが異なるようだと諦めるか塗り直しとなる。
インテリア編

●エアコン
まずきちんと作動するかをチェック。真夏でも暖房を、真冬でもクーラーをかけるべし。風量、温度、そしてニオイを確かめて、納得できるならOK。あせらず時間を使って確認しよう。
●カーナビ
大切なのはデータ更新ができるかどうか。あまり古いナビだと更新サービスが受けられない場合もある。地図データが10年以上前のものだと不便を感じることもあるので気をつけたい。
●ニオイ
納車のあと、どうしてもニオイに慣れず泣く泣く手放すという例もあるため、家族も含めてチェックしたい項目。運転席だけでなく、後席やラゲッジルームについても忘れずに確かめたい。
●カーペット
フロアマットは極端な話交換すればいいが、その下のカーペットは交換が大変。シミや汚れが我慢できる程度かどうか、何かをこぼした痕跡がないか、マットを外してチェックしよう。
●シート
表皮のちょっとした汚れは仕方がないが、破れや穴についてはよく考えたほうがいい。また、クッションが極端にへたっている場合もシートは簡単に交換できないので避けたい。
修復歴のライン

修復の度合いに納得できれば購入もアリ
たとえ事故を起こしたクルマでも、あるボーダーラインを越えなければ記載しなくてもいいというルールがある。そのボーダーラインとは、クルマの骨格にあたる部分を交換または修復すること。具体的な箇所は左の図のとおりだが、必ずしも「修復歴=危険なクルマ」ではない。どの箇所をどの程度修復したのか、その説明に納得ができるかがボーダーラインだ。
購入目標日までのボーダーライン
「この日までに必要」ならばその猶予はいつまでなのか
たとえば現在のクルマの車検時期が近づいてきたときに、さて次のクルマを考えようかという気持ちになるもの。しかし油断していると、余裕だったはずの時間が残り少なくなってきて、不本意な決断を迫られるというケースだってありうる。車検が残っていて車庫証明がすぐに取れるベストケースでも最短で4~5日は必要。通常は整備などに2週間ほど必要なので、1カ月後に納車したいとするならば、車種を決めて具体的な物件を選ぶのに使える時間は2~3週間となってくる。

1.時間がかかるのは車種選定 | 予算決定から自分や家族のニーズを吟味して車種を絞り込むのにかかる時間は平均1~2カ月と言われている。 |
---|---|
2.物件選びはじっくりと | 同じ車種を何台も見比べると良し悪しがわかりやすい。できれば何件もお店をまわって見る目を養いたい。 |
3.必要書類は素早く用意 | 車庫証明などの必要書類が揃わないと登録作業がストップしてしまうので、忘れず間違えず用意しよう。 |
まとめ 損と得がわかってこそ損得を超えた出会いもある
ここまで中古車を購入する具体的な段階を踏まえて、各ジャンルのボーダーラインを考えてきた。ここまでのことを頭に入れておけば、中古車展示場で目の前にピカピカに磨き上げられたクルマが登場しても、我を忘れて間違った選択をすることもないだろう。
クルマには本当に素晴らしい魅力がある。たとえ何回目の愛車購入でも、現場に行って舞い上がらないひとはいないだろう。冷静さをキープして正しい判断をするというのは、簡単なことではない。休みの日に最初に見に行ったお店で勧められるままに試乗を済ませ、なんとなく納得してクルマを買ってしまうということはよくある話だ。だが、いまの我々は違う。お店に向かうときはすでにボーダーラインを超えたターゲットが明確に決まっているはずだし、それが買いかどうか判断もできるからだ。それでも、ついついお目当てとは違うクルマにひと目惚れしてしまうということはある。「運命的な出会い」を感じて、衝動買いに近い買い物をしたことがあったとしても、それはだれにも責められない。それもひとつの中古車購入の楽しみなのだから。
※すべての価格は参考価格です
※価格はGoo-net3月末調べ