中古車購入
更新日:2025.02.28 / 掲載日:2025.02.28
低予算でも満足度の高いチョイスはどれ?燃費&コスパのよい中古車5選

以前ほどではないものの、未だ中古車相場全体が高値を維持している。特に人気の国産車は高値安定が続いており、以前と比べて手が出しにくい状況が続いているのだ。となると、ここ最近の中古車購入は「低燃費&高コスパ」がキーワード。燃費をはじめとするランニングコストを抑え、購入後でも満足できる慎重なチョイスが重要である。そこで今回は燃費&コスパに優れた特選中古車を紹介したい。
WLTCモードで最大29.8km/L! 燃費と価格重視なら先代アクア

手頃な価格で低燃費なモデルを探すとなれば、最初に思い浮かぶのは2011年に登場したトヨタ アクア(先代)だろう。全長およそ4mのコンパクトな5ナンバーボディにハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモード燃費は最大で29.8km/Lを達成する。低燃費であることに加え、排気量が1.5Lということもあり、自動車税も比較的安く抑えられるのでランニングコスト面でも有利。また、扱いやすい小さなボディだが後席には大人がしっかり座れるスペースが確保されており、運転初心者にもおすすめ。
中古車価格帯:50万円~200万円
すでに2代目が登場して4年が経過しているが、中古車物件は先代のほうが豊富で買いやすい。中古車価格帯は50万円からと手頃で、最高価格でも200万円前後。中古車平均価格は100万円となっている。デビューが2011年と古いので、多走行や状態の悪いものも少なくない。購入するなら2014年12月のマイナーチェンジ以降の物件を探してみよう。
コスパを追求!エコな軽カーといえばダイハツ ミライース

エコという言葉が街に溢れかえった2010年代前半、各メーカーは低燃費なハイブリッドやEVの開発に舵を切った。そんなエコブームにいち早く乗ったのが2011年に発売された軽自動車のミライース。エントリーモデルは新車価格80万を切り、燃費も追求したメーカーお墨付きの高コスパモデルである。今回紹介するのは2017年にフルモデルチェンジを受けた2代目。軽自動車の本質である低燃費&低価格に加え、プラスアルファの魅力を備えたのが特徴である。具体的にはLEDランプなどの採用により、ワンランク上の見た目になったことやスマートアシストIIIの設定による安全性の向上など。WLTCモード燃費は最大で25.0km/Lを達成した。
中古車価格帯:40万円~130万円
デビュー当時の新車価格は84万2000円〜という破格の安さだった。現在の中古車価格帯は40万円~130万円、中古車平均価格は86万円と、さらに買いやすい状況となっている。基本的にどの年式もねらい目であるが、一部のグレードには衝突被害軽減ブレーキのスマートアシストIIIが付かないので注意。購入の際は必ず「SAIII(スマートアシストIII)」の表記があるグレードをチョイスしたい。
モーターによるスムーズな走りは格別!価格も手頃な先代ノート e-POWER

ハイブリッドカーといえば、日産 ノート e-POWERも選択肢のひとつに入るだろう。日産のコンパクトカー、ノートにe-POWERが加わったのは2016年のこと。パワートレインとして発電用の1.2L 3気筒を搭載し、その電力を用いてモーターを駆動するシリーズ式のハイブリッドカーである。モーターによる走りは静粛性が高くスムーズで、新鮮なドライビングフィールは好評。JC08モード燃費は最大で37.2km/Lを達成し、燃費とコスパを備えた新しいエコカーとして今でも魅力のあるモデルである。なお、ノートは2020年にフルモデルチェンジを受け、e-POWERシステムも一新された。
中古車価格帯:70万円~200万円
新車販売が非常に好調だったため、中古車市場には多くの良質な物件が流通している。相場はかなり下がっており、中古車価格帯は70万円~200万円、中古車平均価格は121万円。多くのグレードは100万円台の予算でねらえるが、NISMO系のスポーツグレードは200万円程度の予算が必要となる。
上質な走りは価格以上の満足度! 先代インプレッサ

燃費やコスパを追求する時、候補はコンパクトカーだけとは限らない。ワンクラス上のハッチバックも視野に入れると、さらに選択肢が広がる。例えばスバル インプレッサは手頃な価格と上質な走りが非常に高コスパ。2016年発売の先代モデルから「スバル・グローバル・アーキテクチャー」が導入され、操縦安定性やレスポンスが向上。運転する楽しさと快適性を高次元で両立したのが特徴となっている。当初は1.6Lまたは2.0Lの水平対向4気筒が搭載されたが、後に燃費重視のハイブリッド、e-BOXERモデルも設定されている。アイサイトをはじめとする先進安全技術も搭載され、満足度の高い1台といえよう。
中古車価格帯:80万円~250万円
中古車物件は豊富に流通し、価格帯は80万円~250万円と幅広い。中古車平均価格は147万円となっており、買いやすい状況である。なお、100万円台の予算で買えるのは2019年式以前の物件が中心。1.6L、2.0Lともにどちらも物件は充実しているが、ハイブリッド(e-BOXER)搭載の「アドバンス」は物件が少なく探しにくい。
多人数乗車のミニバンを選ぶならリーズナブルな先代シエンタ

ファミリー層の鉄板チョイスといえばミニバン。しかし、トヨタ ヴォクシーや日産 セレナなどのミドルサイズは相場が高めで、100万円台前半の予算だと選びにくい。しかし、コンパクトなトヨタ シエンタならば低予算でも狙える。特に2015年に登場した先代モデルは、全長4235mm(2015年式/X)とコンパクトながらも室内は広く、3列目も活用できる実用性の高さが売り。従来の箱型ボディとは一線を画す流線型ボディも見どころで、ファミリー層のみならず若年シングル世代にも訴求するデザインとなっている。3列シートを持てあますなら、2列シートの「ファンベース」というグレードも選べる。パワートレインはガソリン、ハイブリッドが用意され、後者はWLTCモードで22.8km/Lという低燃費も自慢だ。
中古車価格帯:80万円~270万円
膨大な物件数とリーズナブルな価格で、今でも中古車市場で人気なのが先代シエンタ。最低価格は80万円だが、この価格帯は多走行車が中心である。中古車平均価格は165万円となっており、コンディションを重視するなら100万円台半ばの予算を用意しておきたい。燃費重視ならハイブリッド車がおすすめだが、ガソリン車と比べて物件は少なめ。
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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