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更新日:2025.04.21 / 掲載日:2025.04.18
ライフスタイル別に選ぶおすすめシティコミューター5選

駐車場が狭い、道路がいつも混雑している……など、日々のカーライフに悩みを抱えているひとは少なくない。特に都心でクルマに乗る機会が多いひとなら一度は不満を感じたことがあるはずだ。そんな時に活躍するのが、シティコミューター。これは都市部での移動に便利なクルマを意味しており、軽自動車や欧州スモールカーなどがそれに該当する。今回は、おすすめシティコミューターをライフスタイル別に5台紹介しよう。
コスパに敏感な若年ユーザーにおすすめ!「日産 サクラ」

まず初めにチョイスするのは、日産 サクラ。軽自動車と電気自動車という二つの属性を持つ最新モデルだ。まず注目したいのが、軽自動車ならではの維持費。自動車税(軽の場合は軽自動車税)が普通車と比べて大幅に安くなる(10,800円/年)ほか、新車で購入した場合はグリーン化特例が適用されてさらに安くなる。加えてエコカー減税による重量税の減額や国や自治体の補助金などを含めると、130万円以上も優遇される(東京都在住の場合、一部例外あり)。コスパに敏感で、節約したお金をほかの趣味に費やしたい若いユーザーにぴったりの選択といえそう。
もちろん、経済面だけでなく走りも優秀。一充電走行距離は180kmと十分な距離を走行可能で、コネクターを挿すだけで普通充電なら8時間、急速充電なら4時間で満充電にできる簡便さも魅力。また、蓄電池としても利用可能で、車内でPCやスマホの充電はもちろん、給湯や暖房なんかも使える。マルチで活躍してくれるのもサクラの大きな特徴なのだ。
中古車価格帯:110万円~260万円
サクラで注目したいのが、圧倒的な在庫の多さが挙げられる。2022年発売と新しいモデルだが物件豊富で、ボディカラーやグレード、仕様などを自分好みで探せるのが嬉しい。また中古車相場も手頃で、110万円から探せることも注目。購入にかかる初期投資が少ないこともサクラの美点といえそうだ。
個性を重視する輸入車のベテランには「スマート フォーツー」

日本でシティコミューターという言葉を広く認知させたのが「スマート」というスモーカー専門のブランド。1997年に欧州で発売された後、2000年から日本にも正規導入されている。都会をアクティブに駆け抜ける2人乗りのスマートは、新しい価値観やガジェット好きの単身ユーザーに好評だった。その後モデルチェンジを重ね、現行型は2015年に登場した3代目となる。2代目と同じく2人乗りの「フォーツー」と4人乗りの「フォーフォー」で展開され、「BRABUS(ブラバス)」というスポーツモデルもリリースされた。リアエンジン・リアドライブという駆動方式は初代から続くもので、質実剛健な走りや高品質な内外装も定評がある。質実剛健な性能と個性的な内外装ゆえ、多くの輸入車を乗り継いできたユーザーにおすすめしたい1台だ。
中古車価格帯:60万円~240万円(フォーツー&フォーフォー)
現行型のフォーツーは、思いのほか中古車物件数が少ない。その一方、フォーフォーは物件が多く探しやすい状況だ。物件数は幅が広いが、100万円以下の低価格帯は10年落ちのフォーフォーが占めている。一方、200万円以上のものはスポーツモデルの「BRABUS」が目立つ。クルマ好きならより個性の強い「BRABUS」をねらってみるのも面白そうだ。
運転の楽しさを存分に味わうなら「ルノー トゥインゴ」

フランスの人気シティコミューターといえばルノー トゥインゴ。1992年にパリで発表され、1995年から日本でも販売されたモデルである。初代、2代目はFF車だったが、2016年に発売された3代目はリアエンジン・リアドライブとなったことが話題に。当初からキビキビと街中を走れると定評があったが、2代目はルノー・スポール仕様が登場するなど、スポーツイメージを全面に押し出した。3代目は原点回帰でキュートなデザインになったが、マニュアル車の設定やスポーツモデル「GT」の追加など、走りが好きなユーザーに向けたモデルも展開されている。普段は仕事で都内を駆け巡り、週末は郊外へ走りに行くアクティブなユーザーにおすすめ。
中古車価格帯:80万円~330万円
2016年に国内販売がスタートし、2024年まで販売された3代目トゥインゴ。すでに販売終了となっているため、今後は物件数が減っていくと思われる。現在はまだ十分な在庫があり、100万円以下の物件も目立つなど中古車としては旬を迎えている。ただし高年式はあまり値下がりしていないので、5年落ち以前の物件を中心にねらっていこう。
実用性にもこだわるファミリー層には「フォルクスワーゲン アップ!」

機動性に優れたシティコミューターがほしいけど、実用性を犠牲にしたくない。また、家族で出かけることも多いというひとにはフォルクスワーゲンのスモールカー「アップ!」がおすすめ。同社のコンパクトカー「ポロ」よりもひとまわり小さく、全長3545mm(2012年モデル/ムーブアップ!)と、軽自動車に近いサイズ。シティコミューターらしい取り回し性を確保しつつ、大人4名が乗車可能なパッケージングを持つので実用性もそれなりに優秀。単身のユーザーはもちろん、小さな子どもがいるファミリーにもおすすめできる1台となっている。
中古車価格帯:40万円~250万円
こちらもすでに生産終了しているモデルだが、中古車物件は非常に豊富。相場も下がっており、100万円以下の低予算でも購入できるのが魅力だ。走行距離は極端に伸びたものが少なく、買いやすい状況が続いている。200万円以上の高価格帯は、6速MTを搭載したスポーツモデル「GTI」が中心。走りを重視するひとはぜひチェックしてみよう。
気分は4輪のバイク? ミニマリストな貴方には「トヨタ iQ」

2008年に発表されたトヨタのスモールカーが「iQ」。全長2985mmという驚異のサイズは、軽自動車よりも短い。それゆえ運転感覚はまるで4輪のバイクに近く、最小回転半径はわずか3.9mという驚きの取り回し性を誇る。室内は4名乗車だが、3+1シートという特殊なパッケージングで、大人4名が快適に過ごすのは厳しい。実質2シーターと割り切れば思いのほか快適で、狭い路地裏などもスイスイと駆け抜けることが可能。必要なモノ以外持ちたくないミニマリスト志向のユーザーにぴったりのモデルといえそうだ。
中古車価格帯:40万円~250万円(GRMNを除く)
2008年登場と古いモデルであるが、中古車物件数は豊富で今でも十分買える。相場は大きく下がり、40万円の予算から探せる。多くの物件が100万円以下で買えるため、低予算でシティコミューターがほしいなら積極的に検討したい選択となりそう。なお、iQには「GRMN」と呼ばれる高性能スポーツ仕様が設定され、これは400万円を超えるプレミア価格になっている。
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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