中古車購入
更新日:2015.07.27 / 掲載日:2015.07.16
中古車の「記録簿」とは?記録簿ありとなしの違い

goo-net編集チーム
中古車を購入する際などに、「記録簿あり」や「記録簿なし」、
といった言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。
記録簿は、その車の整備状況などを把握する上でとても大切です。
では、中古車での記録簿ありとなしの違いは何でしょうか。
記録簿とは
記録簿とは、その車が過去にどのような整備を行ったかを記入し記録するものです。
正式には定期点検整備記録簿と呼ばれ、24ヶ月点検や12ヶ月点検といった、
法定点検(車検)の際に必ず記入しなければならないものです。
また、修理や整備を行った際にも記入する必要があります。
中古車購入の際に記録簿を見ることによって、
前のオーナーがどの位の頻度で整備を行っているか、
エンジンオイルなどを交換した時期はいつかなどを知ることができ、
中古車を安心して購入することができます。
記録簿ありの中古車
中古車に記録簿があるかどうかは、中古車購入の際のポイントとなります。
記録簿ありの中古車の多くは、
前のオーナーが点検や整備をしっかりと行っていることが多く、
点検整備が行き届いているため、故障などのトラブルも少ないといえます。
記録簿なしの中古車
中古車で記録簿がない場合、考えられる理由として、
前のオーナーが、誤って捨てしまったり、紛失してしまったり、
或は、何らかの理由で故意に破棄されてしまったなどが考えられます。
記録簿を故意に破棄する理由として、
修理歴を隠したい、メーターを戻したことを隠したいといったことが考えられます。
記録簿には、オーナーや中古車販売業者などの修理歴などが記載されるため、
場合によってはその情報により中古車が売れないといったことが起きます。
それを防ぐために故意に破棄してしまうことがあります。
また、記録簿には車の走行距離などが記載されているため、
意図的にメーターを戻し実際よりも走行距離を短くした場合、
記録簿とメーターの数字に矛盾が生じます。
それを隠すために記録簿を破棄してしまうといったことが起きます。
記録簿がないからといって、必ずしもトラブルが起きるとは限りませんが、
安全に車を使うためにも、記録簿の有無を販売店の店員などに確認すると良いでしょう。