中古車購入
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.12.04
雪が降っても安心、レジャーも万全 やっぱりヨンク!4WD

冬本番に向けて、降雪対策やアウトドアレジャーの準備を始める人も多いはず。今回はウィンターシーズンの心強い味方となる4WD車の魅力や、中古市場での価値などに注目していこう。

ひと言で「ヨンク」といえどその種類や特性はさまざま
ヨンク、いわゆる4WDとは(4Wheel Drive)の略で、エンジンが発生したエネルギーを車両の前後輪に伝達する駆動方式のことだ。エンジンが生み出した出力を4つのタイヤで地面に伝えるためグリップ力が路面に伝わりやすく、砂地やぬかるみなど悪路での走破力に長けている。滑りやすい路面をものともしないので雪道でも楽に走ることができる。つまり、ウィンターシーズンに向けてぜひ手に入れておきたいクルマなのである。
オフロード性能に注目してチョイスしてほしいクルマだが、ボディサイズに余裕があるクルマが多く、居住性や実用性に優れていることから、日常的な用途はもちろん、レジャーユースに適したクルマでもある。そのため、アクティブに行動する人にはうってつけなのだ。
現在ではヨンクよりもSUVと呼ぶほうが一般的になったが、その種類はさまざまだ。後輪駆動をベースに駆動力を高める副変速機を備えたタイプが、いわゆるクロカン4WDと呼ばれるモデルで、ランクルやパジェロ、ジムニーなどがこれに該当する。新車市場では少数派となった。
現在、ヨンクで主流となっているのは、乗用車と同じプラットフォームを使っているモデルでクロスオーバーSUV、またはシティSUVなどと呼ばれている。滑りやすい路面でも躊躇することなく走れるが、あくまでも重点を置くのは舗装路の乗り心地や操縦安定性になる。
クロカン4WDがパートタイム式という、4WDと2WDを切り替えられる機構を持つのに対し、クロスオーバーモデルはほとんどのクルマが常に4輪に駆動力を伝えるフルタイム式としている。近頃は両4WDシステムともに、4輪に伝達する駆動力を電子制御することで最適配分し、走行状況に応じた能力を発揮できるようになった。
4輪を自在にコントロールすることで優れた悪路走破性や操縦安定性をもたらすが、燃費が良くないというのがヨンクの弱点とされてきた。とくにクロカン系はボディが頑丈に出来ていて、なおかつサイズや排気量も大きいので車重がかさみ、自ずと燃費が悪くなる。そこで注目されたのがハイブリッドシステムとなる。モーターで後輪を駆動させる電気式4WDは、従来のヨンクと同じ効果を得ながら、エンジンの負荷を軽減させて燃料消費量を抑制できるのが美点。これにより“ヨンクは燃費が悪い”という概念を払拭している。
どのタイプも2WDの乗用タイプが立ち往生してしまう場面も難なく走れてしまう頼もしさが魅力である。そのうえ、実用的な機能やアイテムを備えているモデルが多いことから、レジャーユースには最適だ。今シーズンこそ、ヨンクを手に入れて、アクティブなカーライフを楽しんでみてはいかがだろうか。
4WD車にもいろいろあります
タイプ1 クロカン4WD どんな悪路もものともしない本格派
一般的なクルマでは到底走れない激しい凸凹路面や荒れた路面を苦もなく走破するために開発されている。路面からの衝撃に対してもへこたれない強靱なボディ構造を持ち、4WD性能もハイレベルで悪路でこそ真価を発揮。
こんな人にオススメ
路面の状況が悪くなればなるほど能力を見せつける。かつては悪路一辺倒だったが、いまどきは舗装路での快適性も考慮されており多彩な用途に対応できる。
こんな人にオススメ
積雪が多い地域ではクロカン4WDのパフォーマンスが十分に活かせるはずだ。屈強なボディは、車重が重く、サイズもかなり大きめとなるため扱いにくく感じるので、購入時は試乗してサイズ感を確認しておくべきだろう。
タイプ2 クロスオーバーモデル 乗用車ベースの手軽さがウケている
ワゴンをはじめとした乗用車をベースにしながら、地上高を上げてオフロード走行を可能にしたモデルだ。バンパーガードやオーバーフェンダーなど、SUV風のスタイルを演出するアイテムによって個性を強調している。
こんな人にオススメ
オンロードでの使用を前提としているが、いざというときには悪路を難なくこなせる安心感がある。4WDならではともいえる優れた操縦安定性も魅力だ。
こんな人にオススメ
本格4WDほどのオフロード性能よりもオンロードを快適に走れるパフォーマンスが欲しい人にオススメ。前輪駆動モデルもラインナップされているが、クルマのキャラクターや用途を考慮するなら、断然4WD仕様を狙う。
タイプ3 ハイブリッド4WD 後輪にモーターを搭載した4WD
一般的な4WD車は、エンジンの動力を前後輪に伝達しているが、ハイブリッドカーは前後にそれぞれモーターを搭載して4輪を駆動させる方式を採用している。機能は同等ながら、燃料消費が抑制できるのがメリットだ。
こんな人にオススメ
前後のモーターを緻密に制御することによって、走行状況に応じたパワーを発生させる。これにより走りと燃費性能を高い次元でバランスさせているのだ。
こんな人にオススメ
4WD車特有のオフロード性能や走行時の安心感は欲しいが、燃費の悪さが気になるという人にうってつけ。一般的な4WD車に比べると中古車相場は高めに推移しているが、経済面の優位性を考慮すれば納得できるはずだ。
圧倒的な迫力と走破性を誇るキング・オブ・4WD 本格クロカンという選択
本格的なオフロードモデルは相場が落ちず高値安定の傾向
現在では、クロスオーバーモデルに人気が集中しているが、かつてヨンクという存在を広く認知させたのがクロカン4WDである。いかにも頑丈そうなスタイルで、その中身もかなりタフな特性をもっている。4WDシステムはハイ/ローの切り替えができる副変速機を備えているのが特徴だ。これにより路面状況に左右されない悪路走破性を実現し、まさに“道なき道を走る”という言葉通りのパフォーマンスを発揮する。搭載される4WDシステムは電子制御化が進み、ランクルやランクル・プラドの最新モデルではエンジン、ブレーキの制御をクルマが行い、ドライバーはハンドルを操作しているだけでオフロードをイージーに走破できる機能が備わる。
悪路をスムーズに走ることを重視したクルマなので、舗装路での快適性はいまひとつと感じることがある。プラットフォームをトラックと同じフレーム構造としたのが影響して走行時の振動が大きく、乗り心地に粗さが目立つ。また大柄なモデルが多く、取り回し性にも難がある。
国内のみならず海外からも需要があるため中古車相場が落ちにくく、年式や価格のわりに高値になっているクルマが多いのも特徴だ。
クロカンSUVのここがポイント 大柄で屈強なボディでもスムーズな走りを実現する
オフロードを走るための能力をとことん追求しているクルマであり、「走れない道はない」と感じさせてくれる。ボディは頑丈なフレーム構造を採用し、大柄なボディをスムーズに走らせるために大排気量エンジンを搭載している。
中古車を購入するときはココをチェック
ラフに使われていたケースもあり
レジャーに使われていたクルマが多いので、荷室フロアなど室内にはキズや汚れが目立つ車両もある。また、シートアレンジがスムーズにできるかも要チェックだ。悪路でのダメージ度合いを確認
荒れた路面を苦もなく走れるため、サスペンションやフレームにダメージを受けている車両もある。下回りをのぞき込んで不具合の有無を確認しておこう。
三菱 パジェロ
中古車市場データ 中古車価格帯:56.6万~345.4万円
日本を代表する本格オフロードカーの王道モデル
日本だけでなく、世界170以上の国と地域で販売されている本格クロカンSUVだ。’97年に初代が登場してから現行型で4代目となり、世界屈指のオフロード走破性に魅了されたファンも多い。キャンプなどのアウトドアレジャーで活躍必至の高い実用性も強み。

本格クロカンSUVとしては希少な3列シート仕様をラインナップ。ファミリーカーとしてのニーズにも対応できる使い勝手が魅力だ。
悪路走破性を重視した「4LLc」から低燃費を可能にする「2H」までの4モードを設定。あらゆる路面で柔軟に対応する。
トヨタ ランドクルーザープラド
悪路走破性だけではなく上質な室内の雰囲気も魅力
現行型はクリーンディーゼルエンジンを搭載し、4Lのガソリン車をも凌駕するパワフルな走りを実現している。インテリアにクロカンSUV特有の無骨な印象はなく、高級サルーン然としたラグジュアリーな雰囲気が魅力のひとつだ。
中古車市場データ 中古車価格帯:269.5万~455.5万円
トヨタ ランドクルーザー70
クロカンSUVを象徴する無骨さを存分に味わえる
’14年8月に誕生30周年を記念して復活し、’15年6月末まで販売していたため、型は古いが年式が新しい車両が手に入る。室内の機能や装備は必要最低限となるが、オールドスタイルのクロカン好きにはたまらない逸品といえる。
中古車市場データ 中古車価格帯:127.3万~339.7万円
日産 エクストレイル(先代型)

中古車市場データ 中古車価格帯:91.7万~315.1万円
オンロード、オフロードを問わず高い走行性能を見せつける。おもにスノーボードやサーフィンなどのアウトドアスポーツを楽しむ若者へ向けた設計がなされ、ラゲッジの広さやユーティリティ性能には定評がある。
スズキ エスクード(先代型)

中古車市場データ 中古車価格帯:95.5万~186.7万円
ミドルサイズのクロカンSUVとして、悪路走破性だけでなくオンロード性能も両立している。すべての能力が巧みにバランスされているうえ、便利な装備や機能が充実しているのでコストパフォーマンスが高い。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net11月調べ

いまイチバン注目を集めるファミリーの新たな選択肢 オンもオフも快適なクロスオーバーSUV
街なかでの走行を主としつつ悪路もこなせる万能派モデル
クロカン4WDほど本格派ではないものの、オフロード走行をこなせるクロスオーバー4WDは新車、中古車市場においても販売台数を伸ばしている。クロカン4WDのように、凸凹の激しい路面でもグイグイ走る、という使い方には向いていないが、市街地走行での快適性や扱いやすさがセールスポイントとなっている。
クロカン4WDに比べるとボディサイズが小さく、車重が軽いというのも扱いやすいと感じさせる要因のひとつだ。かつてはワゴンやセダンをベースにしたモデルが人気を博していたが、ダウンサイジング志向が強まったことからコンパクトカーや軽自動車をベースにしたモデルが登場し注目を集めている。街なかで使用することを念頭において開発されているが、対地障害角はしっかりと確保されているので悪路も不安なく走破できる。オーバーフェンダーやバンパーガードなどのアイテムにより、街なかで映えるスタイルに仕上げられているのも魅力だ。
ボディやサスペンション、タイヤの特性もややオンロード寄りとなる。ただし、4WDシステムを採用することによって、セダンやクーペも顔負けの操縦安定性を発揮。これも人気の理由といえるだろう。
クロスオーバーSUVのここがポイント どんな場面でもスマートにドライブできるのがウケている
市場でウケている最たる理由は、乗用車をベースにしたモデルならではともいえる、肩肘張らずにドライブできる運転のしやすさだ。乗り心地にも重きが置かれており、なおかつオンロードで優れた操縦安定性を披露する。
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乗り心地と取り回し性の確認は必須
4WD車だが、クルマの特性を加味すると舗装路での乗り心地は要チェック。また、車両感覚の掴みやすさなど取り回しも気にしよう。運転視界が確保されているか要確認
スタイリッシュなフォルムとするため全高を低めに設定しているクルマが多い。そのため後方視界が狭くなっているケースが間々ある。
スバル レガシィ アウトバック(先代型)
先代型でも色褪せていない走行性能と使い勝手のよさ
SUVの卓越した走行性能とステーションワゴンの積載性を併せ持ち、クロスオーバーモデルのなかでも独自性を強くアピールしている。先代型は2.5L車と3.6L車があり、とくに後者は低速域からの力強い走りが持ち味。
中古車市場データ 中古車価格帯:113.4万~282.8万円
ツーリングワゴンをベースに作られているので、荷室の使い勝手などは継承され実用性は抜群だ。
マツダ CX-5
サイズと車重を鑑みれば経済性は優秀な部類
パワーユニットはガソリン仕様とディーゼル仕様をラインナップし、どちらも車格を考慮すると高い水準の燃費性能を実現している。実用性の高さや運転のしやすさはもちろん、経済的なクルマを求めるユーザーにうってつけといえる。
中古車市場データ 中古車価格帯:166.3万~300.3万円
スバル XV
コンパクトカーのような感覚で気軽に扱える
全高を1550mmに抑えていることでスポーティかつ安定した走りをもたらすだけでなく、荷室の床部も低い位置にあるため荷物の積み降ろしがしやすい。走りの良さと実用性を高次元で兼ね備えたクロスオーバーSUVの代表モデルだ。
中古車市場データ 中古車価格帯:177.5万~237.7万円
三菱 RVR

中古車市場データ 中古車価格帯:120万~218.9万円
オンロードに重きを置いたモデルで、コンパクトなボディを活かした小回り性の高さが魅力。日常生活での使い勝手はもちろん、レジャーでも十分に活躍できる実用性を持ち、さまざまな用途で柔軟な対応を見せる。
日産 デュアリス

中古車市場データ 中古車価格帯:84.6万~200.6万円
新車での販売は終了したがヨーロッパで鍛え上げられたハイレベルな走りと、ガラスルーフを採用した斬新なスタイルで中古市場において人気を集めている。オールモード4×4システムを搭載し、悪路にも対応する。
知っておきたい4WD車にまつわるエトセトラ
一般的なクルマに比べると特殊なイメージを抱くクルマだが、意外に誤解している人は少なくない。そこで、4WD車全般の特徴を踏まえながら、このジャンルの傾向を解説していこう。4WD車と付き合うためには大切なポイントだ。
POINT01 車重があるから燃費が良くないのが気になる

車両特性を踏まえると燃料消費量が多いのはやむを得ないが、いまどきは4WD車でも燃費のいいクルマが選べる。
エンジンの排気量が大きく、車重が重いため燃費が良好とは言いがたいのは事実だ。しかし、年式が新しめのモデルは昨今の燃費を重視するユーザーのニーズを考慮してさまざまな燃費向上策を採用している。たとえば、クリーンディーゼルエンジンの搭載、ハイブリッドシステムの採用などがそれだ。ウィークポイントを補いながらも、4WD車本来の能力はしっかりと味わわせる。
POINT02 4WDならどんな道でも滑らない?
路面が滑りやすい状況にあるときは、タイヤを空転させないようアクセルをゆっくりと踏み込む。つまり、タイヤがグリップを失って滑り始めてしまう限界を超えないように操作するはずだ。2WD車(FFやFRなど)の場合は、1輪にかかる力が集中するが、4WD車は駆動力が4つのタイヤに適切に配分される。タイヤの性能をしっかりと活かせるから悪路でも安定して走れるのだ。
POINT03 オフロードを走る機会が多くないけど

足まわりの設定を固めずに操縦安定性を高められるため、走りが良くて快適な乗り心地を両立しているクルマが多い。
4WD車のメリットは悪路以外でも享受できる。滑りやすい路面で安定性を維持できる能力は、舗装路でも有効で、足回りの性能に依存して操縦安定性を確保せざるを得ない2WD車とは異なり、乗り心地が犠牲になることがない。先述した通り、4輪に最適な駆動力が配分されるから、タイヤの能力を最大限に引き出せる。快適性はもちろん、安心・安全なドライブにも寄与するのだ。
POINT04 メンテナンスは2WDと違うの?
オフロード走行をした場合は、走行後に点検や整備をしたほうがいい。とくに水たまりや泥のなかを走ったときには、下回りに付着した泥を落としておきたい。このときに気をつけたいのが、エンジンの駆動力を伝達するシャフトの油分が流されてしまっている可能性があること。金属の摺動抵抗が大きくなり、能力の低下を誘発するので、グリスアップするなどのメンテナンスが必要になる。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net11月調べ

前後輪をモーターで駆動するハイテクモデル 燃費のよさも魅力ハイブリッド4WD
「ヨンク=燃費が悪い」という概念を覆し経済性に優れる
ヨンクは燃費が悪いというのは当然と思われていた。なぜなら大きく重いボディを走らせるには、高出力な大排気量エンジンを搭載するしかなく、自ずと燃料消費が多くなるからだ。しかし、低燃費であることはもれなくヨンクにも求められる能力となり、各車ともに燃料消費量を抑制する策が講じられた。とはいうものの効果は微々たるもので、ヨンクに乗るなら燃費は度外視せざるを得なかった。そこで注目を集めたのがエンジン駆動のほかにモーターを併用することで、十分な動力性能と優れた燃費を両立させたハイブリッドモデルである。前輪だけではなく、後輪をモーターで駆動する4WDシステムによって、従来の4WD車と同様のパフォーマンスが得られる。もちろん、エンジンへの負荷が小さくなるので燃料消費量が抑制できる。
とくにレクサスやトヨタ車に採用されているシステムは、前後のモーターは独立して制御できる機構としている。そのため、アクセルを全開にして加速したり、雪道などの滑りやすい路面でスムーズに4WD状態に切り替えられ、操縦安定性を確保できる。他のタイプに比べ、経済面での優位性を持つのが魅力といえる。
ハイブリッド4WDのここがポイント モーター動力を効率的に使ったハイレベルな走りとエコ性能を両立
駆動用電圧を上昇させる昇圧システムにより、前後モーターの高出力・高効率化を実現。エンジンと協調制御させることでさまざまな走行状況で優れた動力性能と安定したトラクション性能を発揮。もちろん燃費の良さも魅力だ。
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燃費と走りのバランスを考える
ハイブリッド4WDは燃費の良さをウリにしている。燃料消費量を抑制しながら、走りの面でも満足できるパフォーマンスを備えているかを試乗して確認しよう。購入・維持費をしっかり検討しよう
プラグインハイブリッドなど、最先端の機能を備えたモデルも市場に流通。価格が割高になるので、その他のパワーユニットとの損得勘定をしっかりと考えよう。
レクサス RX(先代型)

中古車市場データ 中古車価格帯:230.3万~609.1万円
質感の高い作り込みとパワフルな走りを持ち味とする
プレミアムクロスオーバーの代表格として、美しく堂々としたフォルムとパワフルかつスムーズな走りを兼ね備える。内外装における質感の高さが魅力で、リモートタッチをはじめとしたレクサスならではの先進的な機能を搭載し、所有する満足感の高い一台といえる。

パワーユニットは3.5L+モーターのハイブリッド仕様のほかにガソリン仕様を用意。どんな路面状況でも力強い走りを見せ、経済性が高いなど魅力は満点だ。
豪華な内装のつくりは、他車にないセールスポイントのひとつだ。各種のスイッチがわかりやすく配置されているので、運転しながらでも安全に操作できる。
トヨタ ハリアーハイブリッド(先代型)
ラグジュアリーな雰囲気で支持される人気モデル
ハイブリッド仕様は車重に対して高い燃費性能を実現しているだけでなく、優雅なプレミアムSUVに相応しい静粛性を兼ね備えている。おもにオンロードにおける走行を得意とするが、悪路もものともしないパワフルかつ安定した走りを披露する。
中古車市場データ 中古車価格帯:107.7万~262.8万円
三菱 アウトランダーPHEV
経済性と実用性に優れたプラグインハイブリッド
世界で初めてのプラグインハイブリッドSUVとして登場。燃費の良さは言うまでもなく、その電力を利用し家電を使用することもできるため災害時やアウトドアレジャーなどで役に立つ。先進的な機能を搭載しているので長く乗れるのも魅力といえる。
中古車市場データ 中古車価格帯:222.2万~322.8万円
レクサス NX

中古車市場データ 中古車価格帯:399万~680万円
細部までハイクオリティなつくりがなされ、内外装ともに高級感を漂わせる。そのぶん車両価格は高めの設定となるが、動力性能や実用性の面で満足感を与えてくれるはずだ。街乗りで使うことが多い人にオススメ。
ホンダ ヴェゼル

中古車市場データ 中古車価格帯:163.4万~258.3万円
スポーティなイメージを強調したデザインと、2Lモデルに匹敵するハイレベルな動力性能で人気を博す。サイズ感は大きすぎず、街なかでの取り回しに困ることはない。乗り手を選ばない親しみやすさがウリだ。
まとめ
タイプによって4WDの能力が異なるクルマの用途を考慮して選択しよう
4WD車にはさまざまなタイプが用意されているが、どのタイプにも共通しているのは、路面状況が最悪でも優れた操縦安定性を発揮し、安心してドライブできる点だ。万能なクルマが揃っているため、チョイスするのは難しくなるが、タイプによって異なる得意、不得意分野をしっかりと見極めることが肝要といえる。本格的な冬が到来する前に、あなたの使い道に合ったパフォーマンスを持つベストなヨンクを選んで欲しい。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net11月調べ