中古車購入
更新日:2018.11.28 / 掲載日:2015.12.24
愛犬とのドライブが楽しくなる1台

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ペットの飼育数が年々増加している日本。「休日は、愛犬と一緒にドライブに出かけたい」という人も多いのでは?
「愛犬を乗せる」という視点になると、クルマ選びのポイントも変わってくる。原則としては、ケージ(またはキャリー)を使っていただきたい。「狭いケージに入れるのはかわいそう」という声も耳にするが、万が一のときに家族の一員でもある愛犬を守るためには、ケージに入れ、ケージをしっかり固定するのが最善策。なぜ後部座席でもシートベルトの着用が義務化されたかを考えていただければおわかりだろう。しかも、どんなにしつけをしていても、なにかの拍子に運転者に飛びついたり、運転席の足元に潜り込まないとも限らない。事故を誘発しないためにも、愛犬の乗せ方には気をつける必要があるのだ。
となると、ケージを載せやすいこと、サービスエリアなどでの休憩時に車内でくつろげる空間があること、後部の空調を快適に調節できることが、愛犬とのドライブに適したクルマの条件となる。さらに、愛犬をケージに入れてケージごとクルマに乗せられない場合は、愛犬が乗り降りしやすいようステップ高が高すぎない車種を選んでおくと安心だ。
国産メーカーのなかでは、トヨタとホンダが愛犬と一緒に立ち寄れるディーラーを設けている。今回は、愛犬とのクルマ生活におすすめのトヨタ車とホンダ車をチョイスした。両メーカーは「愛犬とクルマ」をキーワードにしたサイトも開設しているので、そちらも参考にしてみてほしい。
■編集部注目のモデルはコレ!
トヨタ ヴォクシー ねらい目年式 2014-20154 中古車参考価格帯 190万円~600万円

【伝説のアメリカンスポーツ】
2列目を前方にスライドし、3列目を利たたんでケージを抑えるようにも使えるシートアレンジは重宝するだろう。
2列目を前方にスライドすることで、3列目に広大なスペースを作ることができる。これならばワンちゃんとの距離を置くことなく、乗員が世話をすることもできる。
【相場の特徴】
中古相場は、発売から1年ほどしか経過していないため若干高め。240万円~280万円がボリュームゾーンとなっているが、供給量が増えてくれば価格も落ち着いてくる。なお、押し出し感の強さでヴォクシーをセレクトしているが、兄弟車の「ノア」を選ぶと若干相場が低くなるのも考慮に入れよう。
中型犬から大型犬を飼うユーザーには、やはりケージでの移動を心がけたい。「車酔い」を防ぐ意味でも、足まわりがへたってしまっている多走行車やブッシュなどのゴム部品が硬化している低年式車はなるべく控えよう。
トヨタ ノア ねらい目年式 2014-2015 中古車参考価格帯 190万円~320万円

【コンパクトミニバンブームの立役者】
コンパクトなボディに、3列シートを備えたゆとりの居住空間を持つコンパクトミニバン。人間と比べてはるかに音に敏感な犬が快適に過ごすことができるよう、静粛性の高いハイブリッドモデルをおすすめしたい。カーゴルームには8か所にフックがあってケージの固定がしやすいのもポイント。また、抜け毛のつきにくいシート表皮、汚れにくいラゲッジ床となっていて掃除がラクなのは嬉しい。
秀逸なパッケージングで室内にはゆとりがある。5名乗車時でも十分なラゲッジスペースを確保できる。
2列目、3列目シートは床下に折りたためるので、広大なフラットスペースを生み出す。多頭飼いのユーザーでも安心だ。
【相場の特徴】
人気モデルだけに台数も豊富で探しやすい。価格的には、150万円前後がボリュームゾーンとなっている。乗り心地を考え、高年式、低走行の車両を中心に探していきたい。
ガソリンモデルのフリード スパイクと比べると相場ははっきりと高めで、30万円ほどの開きがある。
トヨタ ポルテ ねらい目年式 2012-2015 中古車参考価格帯 80万円~190万円

コンパクトカーながら、助手席側がBピラーレスで大開口の電動スライドドアを装備。小回りも利くし、3人家族+小型犬という構成なら使い勝手がいいだろう。中古市場には150万円以下の個体が多く、お手頃感も強い。
ホンダ バモス ホビオ ねらい目年式 2010-2014 中古車参考価格帯 70万円~130万円

カーゴルームのアレンジが多彩な軽ワンボックス。バモスをベースに、遊びや趣味での活用を視野に入れて開発しており、撥水加工のシート、荷室のフックなどは愛犬と出かけるときにもメリットが大きい。年式や走行距離にこだわらなければ、30万円ぐらいから入手可能。