中古車購入
更新日:2018.10.25 / 掲載日:2016.05.27
ONE MAKE MARKET RESEARCH HONDA CIVIC TYPE R

走りをもっと楽しみたい、カーライフに刺激が欲しい。そんな願いをかなえてくれるのがスポーツモデルだ。今回は、ホンダの情熱が詰まったスポーツカーを紹介しよう。
*ニュルブルクリンク北コースにおける2015年10月時点の記録
4th(生産期間:2015年~)
新車価格:428万円
主要諸元
2016年式 ホンダ シビック タイプR
全長×全幅×全高:4390×1880×1460mm
ホイールベース:2600mm
トレッド前/後:1605/1530mm
車両重量:1380kg
総排気量:1995cc
エンジン:直4DOHCターボ
最高出力:310ps/6500rpm
最大トルク:40.8kg m/2500-4500rpm
JC08モード燃費:13.0km/L
サスペンション前/後:ストラット/車軸式
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤサイズ前後:235/35ZR19
だれでも所有できる高性能スポーツモデル
シビックは世界中で愛されているファミリーカーだ。しかし「タイプR(通称シビックR)」となると話は別。いわば突然変異種で、同クラスで世界一の速さを誇るほどに運動性能を徹底的に磨き上げている。
走りの性能の高さを証明したのが、スポーツカーの聖地ともいわれるドイツにあるニュルブルクリンクというサーキットの北コースにおける記録。7分50秒63というFF量産車最速のタイムを樹立しているのだ。
最新の「シビックR」は日本では発売していないシビックの車体をベースにしている。また従来と異なる大きな点としては、自然吸気ではなくタイプR史上初のターボエンジンを搭載しているのも特徴だ。
タイプRといえば、これまで超高回転まで吹け上がる自然吸気エンジンがこだわりだった。しかし現代のシビックRは、過去の常識を捨てることで世界最速を得たのである。
ホンダ シビック タイプRはこんなクルマ
シビックをベースにエンジン、車体補強、サスペンションと運動性能を徹底的に鍛えたスポーツモデル。その性能は世界の頂点であり、本領を発揮するステージは公道ではなくサーキットだ。
BASE MODEL ベースモデル

9代目シビック
現在の日本では発売されていないシビックだが、世界的にはホンダの旗艦車種の1台。北米やアジア向けは4ドアセダンだが、タイプRのベースとなる欧州向けの車体は5ドアハッチバックだ。
INTERIOR インテリア
赤を挿し色に運転する昂揚感を高める
インテリアはホンダのレーシングスピリットを象徴する赤をコーディネート。機能性を最優先したステアリングホイールやシートはタイプRのためにデザイン・設計された専用品を組み込んでいる。シフトノブはチタン製で初代からの伝統を継承。

EXTERIOR エクステリア
空力を重視したデザインで走りを支える
外観デザインは単に見た目だけでなく超高速領域における空力特性向上を具現化した処理が随所に施される。太いフロントタイヤを覆うオーバーフェンダーやリヤバンパー下部は車体を地面に押し付ける力を発生するデザインとなる。

MECHANISM メカニズム
ホンダの持つ技術を惜しみなく搭載
サーキットでライバルのなかで世界頂点に立つ速さを目標として開発されたシビックRには、ホンダの持つ最高水準のテクノロジーが惜しみなく投入されている。エンジンは新開発のVTECターボで310馬力を発生。
排気量2Lながらターボを組み合わせることで歴代最強となる310馬力を絞り出す。ライバルを凌駕する加速を実現。
過酷なサーキットでもしっかり性能を生かせるよう車体は強固に補強。また車体裏は空気の流れを整える設計だ。
フロントブレーキキャリパーはイタリアにある高性能ブレーキの老舗、ブレンボ社製。270km/hの減速に対応。
HISTORY ヒストリー
速さの進化こそがシビックRの歴史
フルモデルチェンジのたびに確実にレベルアップしているのが絶対的な速さ。タイプRの原点である速さと刺激の追求は、世代を追うごとにレベルが上がっている。基本はハッチバックだが3世代目はセダンだ。

RIVAL ライバル
メガーヌ ルノー・スポール

中古車参考価格帯:230万円~540万円(ルノー・スポールのみ)
フランスのルノーが誇る「メガーヌR.S.」は、シビックR同様に走りの性能を徹底的に鍛え上げたスペシャルモデル。デビュー時はニュルの北コースでFF量産車最速ラップタイムをマークしている。
世代別中古車物件比率

もっとも豊富に流通するのが3代目のセダン。限定発売の4代目もさっそく中古車で買えるが、新車時以上のプライスが多い。
※すべての価格は参考価格です

走りをもっと楽しみたい、カーライフに刺激が欲しい。そんな願いをかなえてくれるのがスポーツモデルだ。今回は、ホンダの情熱が詰まったスポーツカーを紹介しよう。
*ニュルブルクリンク北コースにおける2015年10月時点の記録
よりハード志向の国内向けセダンモデルと カジュアルな欧州向けを造り分けた3代目
4ドアセダンボディの採用で、シビック タイプRの新しい方向を模索した3代目。いっぽうで欧州向けのハッチバックも数量限定で輸入された。
今が買い時!
物件豊富な先代タイプR いま注目したい中古車だ
最終モデルでも2回目の車検を迎えるタイミングとなり、また最新モデルが発売されたこともあって相場は下がっている。ただし程度のいい個体に関しては今後も相場はあまり下がらないだろう。
3rd(生産期間:2007年~2012年)
中古車参考価格帯:180万円~310万円(07年~10年※タイプRのみ)
主要諸元
2007年式 ホンダ シビック タイプR(6速MT)
全長×全幅×全高:4540×1770×1430mm
ホイールベース:2700mm
トレッド前/後:1505/1515mm
車両重量:1270kg
総排気量:1998cc
エンジン:直4DOHC
最高出力:225ps/8000rpm
最大トルク:21.9kg m/6100rpm
10・15モード燃費:11.0km/L
サスペンション前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤ前後:225/40R18
従来にも増してストイックな仕上げ
3代目「シビックR」がほかの世代と大きく違うのは、ボディが4ドアセダンなこと。初代や2代目のシビックRは3ドアなのでファミリーにとって購入のハードルは高いが、この世代はリヤドアがついている上にラゲッジスペースも歴代シビックR最大の広さ。ハイレベルなスポーツ性と実用性をどちらも高いレベルで両立という偉業を成し遂げた。
とはいえ、実用性に関してはあくまで「パッケージング」としての話であり、中身はスポーツカーというよりもレーシングカーに近い領域。家族には受け入れがたいであろう乗り心地も含め、快適性は度外視したじつにストイックなモデルだ。
走りは、従来の価値観で作ったシビックRの究極の形といえる。圧倒的に限界性能の高い操縦性、そして高回転が気持ちよく2L自然吸気とは思えないパワーを弾き出すエンジン。走りの快楽が詰まっている。
シビック タイプR(3代目)性能チャート
セダンではあるが快適性とは無縁
ボディ形状だけでいえばファミリーユースにも適した4ドアセダンだが、走行性能を最重視したゆえに乗り心地はきわめて硬い。いっぽうで走行性能はハイレベルで、「セダンの皮を被ったスポーツカー」。軽い車体と効率のいいエンジンで燃費は悪くない。
エンジンバリエーション
1998cc直列4気筒DOHC(K20A)
最高出力225ps/最大トルク21.9kg m(07年~11年※タイプR)
1998cc直列4気筒DOHC(K20A)
最高出力201ps/最大トルク19.7kg m(09年~12年※タイプRユーロ)
ボディタイプ
3ドア 4ドア
乗車定員
4名
BASE MODEL ベースモデル

8代目 シビック 中古車参考価格帯:50万円~110万円(※タイプRを除く)
3代目シビックRのベースになっているのは日本でも販売されていたシビックセダン。ミドルサイズのセダンとしてはやや大きめで、フォルムの流麗さは同世代のライバルをうわまわる。
INTERIOR インテリア
足元のカーペットまでレッドで統一
歴代タイプRの伝統に則り、赤をイメージカラーにしたインテリアデザイン。シートやステアリングホイール、そしてチタンのシフトノブなどタイプR専用アイテムがチョイスされている。シートはレカロではなくホンダオリジナルを装着する。

足元のカーペットまで赤くコーディネート。歴代タイプRとしてもっとも広いリヤシートスペースを用意している。
MECHANISM メカニズム

走りの性能を最優先したクルマづくり
ファミリーカーのシビックをベースとしつつレーシングカー並みの走行技術を盛り込むクルマ作りの方程式はこのモデルでも不変。3代目はエンジンやサスペンションに加え、従来よりも空力性能に注力されて高速領域における安定性が大きく向上した。
エンジンは従来通り2L自然吸気だが、ブロック(本体)はアコードユーロR用を改良して使う。低回転域のトルクをアップしてさらなる速さを身につけた。
サスペンションは従来にも増してハードな設定。走行安定性の高さはついに従来とは別次元の領域に踏み込んだ。フロントブレーキキャリパーはブレンボ製。
TYPE R EURO タイプRユーロ

中古車参考価格帯:160万円~260万円(09年~12年※タイプRユーロのみ)
欧州からやってきたもうひとつのタイプR
セダンの「シビックR」とは異なる、もうひとつのモデルが「タイプRユーロ」。欧州仕様のハッチバックがベースで生産も欧州、日本にも3510台が輸入されている。日本仕様に比べると乗り心地もマイルドでやや快適な設定だ。

インテリアコーディネートは赤をイメージカラーとしたもの。エンジンは2Lの自然吸気で、もちろん高回転域を楽しめるセッティング。プラットフォームはセダンとは異なりフィット系を発展させたもの。
MARKET DATA マーケットデータ
低走行な個体なら300万円近い車両も存在
いま買えるタイプRのなかでもっとも現実的な選択となるのが3代目。しかし、コアなファン層がいるモデルゆえ決して安くはない。価格面で購入しやすいのは「ユーロ」だが、物件数はやや少なめだ。
グレード×年式別相場(3代目)
2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
タイプR | 212万円 | 218万円 | 240万円 | 252万円 | – | – |
タイプRユーロ | – | – | 183万円 | 206万円 | 208万円 | 250万円 |
走行距離×年式別相場(3代目)※タイプR
2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5万km未満 | 250万円 | 248万円 | 276万円 | 290万円 | – | – |
5万km~8万km | 204万円 | 198万円 | 227万円 | 230万円 | – | – |
8万km以上 | 170万円 | 167万円 | 193万円 | 184万円 | – | – |
走行距離×年式別相場(3代目)※タイプRユーロ
2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
3万km未満 | – | – | 225万円 | 231万円 | 226万円 | 250万円 |
3万km~5万km | – | – | 207万円 | 207万円 | 228万円 | 248万円 |
5万km以上 | – | – | 167万円 | 188万円 | 182万円 | – |
年式
もっとも豊富なのが、セダンの2007年式。デビュー翌年の2008年式も多め。高年式の「ユーロ」は少ない。走行距離
5万kmは42%と豊富だが、1万km前後の極端な低走行車両を探すのは難しい。低走行な車両は価格もかなり高め。
グレード
3代目タイプRの比率を見ると、国内専用車のセダンのほうが圧倒的に多い。限定導入の「ユーロ」は少なめだ。
サイズアップしたが走りの切れ味は初代以上
2nd(生産期間:2001年~2005年)
中古車参考価格帯:100万円~180万円(01年~05年※タイプRのみ)
主要諸元
2001年式 ホンダ シビック タイプR(6速MT)
全長×全幅×全高:4135×1695×1430mm
ホイールベース:2570mm
トレッド前/後:1470/1470mm
車両重量:1190kg
総排気量:1998cc
エンジン:直4DOHC
最高出力:215ps/8000rpm
最大トルク:20.6kg m/7000rpm
10・15モード燃費:12.4km/L
サスペンション前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤ前後:205/45R17
エンジン性能アップでさらなる速さを実現
2代目へのモデルチェンジでは、性能のステップアップが図られた。エンジンは1.6Lから2Lへ格上げされて30馬力ものパワーアップを敢行。それを生かすために、トランスミッションも6速化している。またボディもより強固となり、旋回スピードも高まった。先代の正常進化版といえるだろう。
初代とは異なりイギリスからの輸入モデルとなったのもトピック。その理由は、当時日本には3ドアのシビックが存在せずその生産設備が存在しなかったが、開発陣が「3ドアのタイプR」にこだわったため欧州向けに3ドアの生産設備のあるイギリスで造ることになったからである。
エンジンバリエーション
1998cc直列4気筒DOHC(K20A)
最高出力215ps/最大トルク20.6kg m(01年~05年)
ボディタイプ
3ドア
乗車定員
4名
BASE MODEL ベースモデル

7代目 シビック 中古車参考価格帯:20万円~50万円(00年~05年※タイプRを除く)
このモデルから日本では3ドアが廃止され、ハッチバックは5ドアだけのラインアップに。ボディサイズが拡大したことにともなって居住スペース、とくに後席空間が広くなっている。
タイプRの特徴は初代から継承
赤いレカロ社製シート、MOMO製ステアリングといった世界の一流品に加えてチタン製のシフトノブが“3種の神器”と呼ばれるタイプRの特徴。シフトレバーはインパネから生えているが、操作性は悪くない。

高い旋回性能に対応するために身体を包み込む立体的な形状のシートを採用。シフトノブはチタン削り出した。
MARKET DATA マーケットデータ
歴代タイプRのなかでもっとも安い
車高が高くなったベース車の特性ゆえ、歴代タイプRのなかでは不人気。しかし、逆を言えば相場はもっとも低い。過走行車や状態の悪い車両が多く、それなりの状態のものは100万円の予算は必要。
グレード×年式別相場(2代目)
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | |
---|---|---|---|---|---|
タイプR | 86万円 | 96万円 | 115万円 | 107万円 | 141万円 |
走行距離×年式別相場(2代目)
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | |
---|---|---|---|---|---|
8万km未満 | 91万円 | 126万円 | 152万円 | ー | 160万円 |
8万km~10万km | ー | 94万円 | 99万円 | 117万円 | ー |
10万km以上 | 75万円 | 68万円 | 62万円 | 88万円 | 112万円 |
タイプRの知名度を引き上げた伝説のホットハッチ
1st(生産期間:1997年~2000年)
中古車参考価格帯:120万円~200万円(97年~00年※タイプRのみ)
主要諸元
1997年式 ホンダ シビック タイプR(5速MT)
全長×全幅×全高:4180×1695×1360mm
ホイールベース:2620mm
トレッド前/後:1480/1480mm
車両重量:1070kg
総排気量:1595cc
エンジン:直4DOHC
最高出力:185ps/8200rpm
最大トルク:16.3kg m/7500rpm
10・15モード燃費:13.6km/L
サスペンション前/後:ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤ前後:195/55R15
ホンダの熱い魂で高性能化したシビック
そもそも「タイプR」はホンダのトップスポーツカーであるNSXのために用意された特別な名称。エンジンの性能アップとともに快適装備を省いて軽量化、そしてボディの強化と締め上げたサスペンションで走行性能を標準車とは別格のレベルへと高めている。
コンセプトは「公道を走れるレーシングカー」。その魂をだれもが手の届く価格で実現したのが、シビックをベースにした「タイプR」だ。初代の最大の魅力は、軽い車体がもたらす軽快感。そしてエンジンの性能を出し切る歓びを比較的気軽に味わえることである。その気軽さが、いまなお続く人気の秘密だ。
エンジンバリエーション
1595cc直列4気筒DOHC(B16B)
最高出力185ps/最大トルク16.3kg m(97年~00年)
ボディタイプ
3ドア
乗車定員
4名
BASE MODEL ベースモデル

6代目 シビック 中古車参考価格帯:20万円~30万円(95年~00年※タイプRは除く)
気軽に乗れるハッチバックとして人気の高いシビックの6代目。バリエーションとして「フェリオ」と呼ばれる4ドアセダンやアメリカから輸入していたクーペもラインアップされた。
レーシーな演出が気分を高ぶらせる
インテリアにおける“3種の神器”はNSX-Rからはじまった。ベースモデルとは一線を画するレーシングマシンのような雰囲気を作り上げている。なんとカーペットまで赤くしているのも初代タイプRの伝統。

B16Bと呼ばれるエンジンは高出力化のため手作業で施す内部処理(ポート研磨)をおこなうなど贅沢な仕上げだ。
MARKET DATA マーケットデータ
状態によって大きな差がある価格
保存状態のよい車両や、低走行車はかなり強気な価格を掲げているお店が多い。物件の大半は過走行車だが、10万km未満・修復歴無しで絞ると、120万円以上の予算は用意したい。程度重視で探そう。
グレード×年式別相場(初代)
1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
タイプR | 103万円 | 110万円 | 118万円 | 115万円 |
走行距離×年式別相場(初代)
1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
10万km未満 | 129万円 | 161万円 | 148万円 | 141万円 |
10万km~13万km | 94万円 | 93万円 | 101万円 | 111万円 |
13万km以上 | 89万円 | 90万円 | 91万円 | 94万円 |
IMPRESSION インプレッション
ユーザー口コミレビュー
一般道では使いきれない性能を持つカッコいいクルマ。VTECが作動すると明らかに加速が変わる。興味がない人にはただのセダンに見えるのも魅力。燃費がよく、維持費が安いのも魅力です。
総合評価:4.5/5.0(3代目)
ドライバー歴14年/グレード:タイプR
外観がシンプルなデザインなので飽きがこないです。ハンドリング性能がよいのでドライブに最適。ただし内装がチープなので高級感がなく、加速時もパワーが足りない印象を受けます。
総合評価:4.3/5.0(3代目)
ドライバー歴不明/グレード:タイプRユーロ
高回転域でさらに加速する気持ちよさを味わうと、もう病みつき。踏み込みに応じてレスポンスしてくれる一体感も魅力。スポーツカーとしては案外と燃費もよい。ただし同乗者に快適な乗り心地は提供できない。
総合評価:4.3/5.0(初代)
ドライバー歴不明/グレード:タイプR
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。

自動車ジャーナリスト工藤貴宏の○と×
GOOD
気軽に味わえるレーシングスピリット
じつは初代シビックタイプRが大好きで、新車購入直前までいったことがある。魅力はまずホンダが持つ走りの情熱がたっぷりと詰まっていること、そして高い走りの性能と刺激を気軽に味わえることに尽きる。とくにエンジンフィーリングは極上の仕上がりだ。初代や2代目のモデルは新車時から車両価格が高くないのもいい。
BAD
あまりにも高くなりすぎた価格と走行性能
スポーツカーなのだから性能が上がることは正常進化なのだが、3代目や4代目になるとエンジンも操縦性もレベルが高くなりすぎてしまい「刺激を気軽に味わえる」という感覚は薄くなってしまった。同時に車両価格も上昇してしまったので、買いやすいとは言えないのも残念だ。そろそろ「フィットタイプR」の登場が待たれる?
※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net2016年4月調べ。