中古車購入
更新日:2018.09.27 / 掲載日:2017.03.08
中古車購入時の実印に関するトラブル

goo-net編集チーム
中古車を購入する際には、その車の所有権を移転する登録手続きを行う必要があります。
この手続きは陸運支局で行いますが、その際には新所有者の実印が必要となります。
また、使用した印鑑が役所に登録されていることを証明するために、
印鑑証明書の提出も必須となります。
使用した印鑑と印鑑証明書に記載されている印鑑が異なると、手続きができません。
中古車を購入する際に実印は必要か?
中古車を購入する際には、その中古車の所有権を、
旧所有者(売主)から新所有者(買主)に変更する手続きが必要となります。
この所有権移転登録手続きは管轄の陸運支局(軽自動車の場合には軽自動車検査協会)で行います。
この手続きの際には、申請書や委任状(必要な場合のみ)に印鑑を押すことになりますが、
ここで使用する印鑑は役所に登録した印鑑、いわゆる『実印』でなければなりません。
実印を押すことによって印鑑証明書を提出することが必須となりますが、
これらの書類によって本人が確実に印鑑を押したことが証明されることになるのです。
もしも所有者と使用者が異なる場合には、それぞれの登録印が必要となります。
ただし、軽自動車の所有権移転の場合には認印での手続きが可能となっています。
中古車を購入する際に実印のところを間違って別の印を押してしまったらどうすればいい?
もしも中古車の所有権移転登録の際に、
申請書、あるいは委任状に間違って別の印を押してしまった場合には、
印鑑証明書と異なる印が押されていることがすぐにわかりますので、
不備がある書類として登録手続きができません。
所有者と使用者が異なる場合、所有者の印の場所に間違って使用者の印を押してしまった場合も、
同様に不備がある書類となってしまいます。
この場合には、正しい印鑑を押し直す、
または申請書、委任状を正しい印鑑を用いて作成し直すことになります。
印鑑証明書と合致する印鑑を使用することが重要となるのですが、
申請日当日に正しい印鑑を準備できなければ、
その日の登録は不可能となってしまいますので注意が必要です。
中古車購入に必要な実印を紛失してしまったらどうすればいい?
中古車購入の際に必要な実印を紛失してしまった場合はどうなるのでしょうか。
前述のとおり、中古車の所有権移転登録に必要なものであり、
紛失してしまえば手続きが不可能となってしまいます。
何としてでも見つけなければなりません。
しかし、見つからず完全に紛失してしまったのであれば、
別の印鑑を役所に登録し直すことで、『実印』として使用可能となります。
新たに登録印となった印鑑によって、中古車購入の手続きが可能となります。
ただし、この方法ではそれまで使用してきた実印が無効となってしまい、
他の手続きに支障が生じる可能性があります。
この方法はあくまでも最後の手段であり、慎重に判断することをおすすめします。