中古車購入
更新日:2019.06.14 / 掲載日:2017.03.14
中古車を買う際、軽自動車・普通車のどっちがいい?

goo-net編集チーム
中古車販売店で車を買う際に、軽自動車と普通車のうちどちらにすべきか、
迷う方も多いかもしれません。
軽自動車と普通車、どちらがいいのかは人それぞれですが、
中古車選びを失敗しないように進めたいのであれば、
それぞれの特徴や、税制面の違いなどをよく理解してから決めても遅くはありません。
ここでは5ナンバーサイズの小型自動車の普通車と軽自動車を比較して見ていきたいと思います。
軽自動車の特徴・普通車の特徴とは?
軽自動車は普通車より車体がコンパクトにつくられており、
小回りがききやすく、狭い道路を走る時や狭いスペースに駐車する際に操作しやすいのが特徴です。
かつては、室内の狭さのせいで人や荷物をあまり載せられず、
乗車中に圧迫感を感じやすい、走行性能が劣るなど欠点がありましたが、
法改正にしたがって次第に大型になっており、
現在では室内の空間を広く、ゆったりと乗ることができる車両が多くなりました。
一方、普通車の場合、人気の高いミニバンタイプなどは、
7~8人乗車でき、荷物を載せるスペースも広く居住性と実用性に優れる車種が多いのも特徴です。
ひと昔前までの乗用車は、普通車の方が軽自動車より性能面で大きく優位性が保たれていましたが、
近年は軽自動車の改良がめざましく、性能差は小さくなくなってきていると言えるでしょう。
軽自動車のサイズと排気量の制限
・全長:3400mm以下
・全幅:1480mm以下
・全高:2000mm以下
・排気量:660cc以下
普通車(5ナンバー小型車)のサイズと排気量の制限
・全長:4700mm以下
・全幅:1700mm以下
・全高:2000mm以下
・排気量:2000cc以下
軽自動車と普通車はどっちがお得なの?
中古車を買う際には、購入後に支払う維持費のことも考えておかなければなりませんが、
仮に維持費を考慮に入れた上で中古車選びをするのであれば、
お得なのは断然軽自動車の方であると言えます。
例えば、維持費として計上される費用の一つで、
中古車の所有者が毎年納税しなければならない車税について比較すると、
自家用の乗用の軽四輪車だと軽自動車税は10,800円(新規取得が2015年4月1日以後)、
自家用の普通乗用車は排気量に応じて自動車税が設定され、
29,500円(排気量1.0L以下)~39,500円(排気量1.5L~2.0L以下)となっており、
明らかに普通乗用車の方が高額となっています。
燃費に関しては、普通車の中でも、
ハイブリッドカーやPHV(プラグインハイブリッド)カーなどが増えているため、
燃費の優劣はつけにくいですが、
車両重量や排気量の兼ね合いから軽自動車の方がやや有利な傾向にあります。
※平成29年2月時点の税額です。
軽自動車と普通車のチョイスは、何で決めればいい?
中古車選びにおいては、どんな用途での利用を想定しているのかもポイントとなります。
用途から購入する中古車を選ぶ場合は、
家族が多かったり、一度に多くの荷物を運ぶ機会が頻繁にあるのであれば、
普通車の中から購入する中古車を選ぶと良いでしょう。
一方、独身もしくは夫婦2人で生活していて、
買い物や通勤の足として使うことを想定している場合や、
用途や目的より維持費を抑えることを最優先で考えている場合は、軽自動車を選ぶなど、
それぞれの選択の方法はいろいろだと思います。
なお、中古車選びでは購入後何年使用するのかも考えておくと良いです。
現在、日本では環境性能が劣るとされる古い車両を所有している場合は、
条件によっては税金を多く納めなければなりません。
重課の対象となるかどうかは、車両の初回登録からの経過期間によって決まるので、
中古車販売店で車両を比較する際には必ずチェックしましょう。
軽自動車か普通車かを選ぶ際のチェックポイント
軽自動車か普通車かを選ぶ際には、
いくつかのポイントを確認して、それぞれを比較してみることで、
どちらが自分に合っている車なのかを知る手掛かりになると言えるでしょう。
参考までに、確認しておきたい項目として、以下のようなチェックポイントが挙げられます。
・経済性
・乗車人数
・安全性
・サイズ(取り回し性能など)
・乗り心地
・リセールバリュー(売却する際の値落ち)
・走行パターン(長距離走行や高速走行などを含め)
・居住性や積載能力
自分が車に求めるポイントをリストアップして、
軽自動車と普通車で比較をしてみましょう。
また、実際の感覚やイメージを付けやすくするためにも、
実際に中古車販売店に足を運び、実車を確認しながら車選びを進めることをおすすめします。