中古車購入
更新日:2019.06.19 / 掲載日:2017.04.24
中古車購入時の「リサイクル預託金」とは何か?勘定科目で仕訳するとどうなる?

goo-net編集チーム
最終的に車を廃棄処分する際に必要となる処分料が「リサイクル預託金」です。
平成17年に施行された放置自動車を生まないためにも必要な費用と言えるでしょう。
リサイクル預託金とはどのような方法で支払うのか、
勘定科目ではどのように仕訳されるのかをまとめてみました。
中古車購入時に説明される預託金とは何か?
自動車はその役目を終えて廃車にする時、処分のための費用がかかります。
新車購入時にあらかじめ支払っておくこの費用を「リサイクル預託金」と言い、
リサイクル法によって支払いが義務付けられています。
リサイクル預託金は「車両」に紐づいている費用であり、
毎年支払い義務があるわけではなく所有者が変わる度に新たな持ち主が支払う事になっています。
車を売却する場合は、買取側が前の所有者にリサイクル預託金を還付し、
新たな所有者になる人へリサイクル預託金を請求します。
リサイクル預託金を支払った時は「リサイクル券」が発行されるので、
紛失しないように大事に保管する必要があります。
リサイクル預託金の金額の目安はいくらぐらいなのか
法律で義務付けられているゆえに必ず支払わなければならないリサイクル預託金ですが、
その金額は車のメーカーや車種、グレードなどによって、
フロン類の充填量、エアバッグの個数、シュレッダーダストの量が違うため料金が異なりますが、
おおよそ、6,000円~18,000円となっています。
このほかに「資金管理料金380円(新車購入時)または480円(車検または廃車時)」、
「情報管理料230円」が必要となります。
資金管理料金(リサイクル料金の管理に必要な費用)、
情報管理料金(使用済みの車の引取や引渡しの情報管理に必要な費用)は、
一番最初に支払うリサイクル預託金に含まれています。
これらの料金はあくまでも目安ですので、自分の車のリサイクル預託金を調べたい時は、
車メーカーのHPなどで調べる事ができますので、確認してみましょう。
仕訳ではリサイクル預託金はどのような科目となるのか
リサイクル預託金を経理上の勘定科目で仕訳するとどうなるのでしょうか?
リサイクル費用の項目には下記の5つがあります。
1.シュレッダーダスト料金
2.エアバッグ類料金
3.フロン類料金
4.情報管理料
5.資金管理料金
上記の1~4つについては、「長期前払費用」や「預託金」、
または、そのまま「リサイクル預託金」という勘定科目を用いて、
仕訳をするのが一般的になっています。
そして、5の「資金管理料金」に関しては、
「支払手数料」という勘定科目で仕訳をするのが一般的です。
リサイクル預託金には消費税は課税対象外となりますが、
「資金管理料金」は「支払手数料」扱いとなり必要経費なので消費税がかかります。