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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.07.29
【ダイハツ】親会社トヨタにも採用されたスマートアシストの特徴とメリット・デメリットとは

goo-net編集チーム
ダイハツの衝突被害軽減ブレーキの「スマートアシスト」が進化を続けています。
現在「スマートアシスト」は第3世代の「III」へ移行しています。
ダイハツの親会社にあたるトヨタ車やスバルなどへOEM供給される、スマートアシストの特徴を解説します。
スマートアシストの特徴
スマートアシストはダイハツが開発した先進の安全運転を支援技術であり、
2012年12月にダイハツのムーヴに搭載されました。
同じくダイハツからOEMで供給されるスバル・ステラにも搭載されました。
2015年に「スマートアシストII」、
2016年11月に歩行者も認識する第3世代の「スマートアシストIII」へ進化しました。
なお「スマートアシスト」はダイハツの登録商標です。
【スマートアシストIIIの機能】
・衝突回避警報と衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・車線逸脱警報機能
・誤発進抑制機能(前方・後方)
・先行車発進のお知らせ機能
・オートハイビーム
最大のポイントは、衝突回避支援ブレーキ機能です。
前方からの車両や歩行者を認識し、衝突の可能性がある場合、警報で注意を促します。
さらに衝突の危険が高まった場合、運転者の意思に関わらず、自動的にブレーキをかけて減速し、
衝突の被害を軽減するシステムです。
誤発進抑制機能は、駐車場でペダルを踏み間違えた場合、
前方・後方の障害物をステレオカメラとソナーで認識し、
アクセルを強く踏んでも自動でエンジン出力を抑制+ブザー/メーター表示で注意を促します。
スマートアシストのメリット・デメリット
スマートアシストのメリット・デメリットとして以下の点が挙げられます。
【メリット】
1.後方にも有効な誤発進抑制機能
他車では前進のみの設定が多いが、後進時にも作動する。
2.高齢者の運転をサポートする
ペダルの踏み間違えによる、誤発進事故の多い高齢者らの安全運転などに効果的。
3.夜間運転時の視認性・安全性が向上
対向車を感知して、ロービーム・ハイビームを自動的に切り替えてくれるので、夜間での視認性や、運転安全性に繋がる。
【デメリット】
1.雨や雪で作動しないケースもある
水滴や雪がフロントガラスに付着すると、機能が低下する可能性もある。
2.安全性に過信しやすい
スマートアシストはあくまで安全の支援(補助)機能であり、過信は危険である。
スマートアシストを採用した主な車種
スマートアシストを採用している車種は以下の通りです。
・ダイハツ
ムーヴ系・ミライース・タント系・ウェイク・キャスト・ブーン系・ハイゼットキャディー・トール系
・トヨタ
パッソ系・ルーミー系・ピクシス系
・スバル
ステラ系・シフォン系・ジャスティ系・プレオ
各自動車メーカーが衝突回避を支援する安全技術の研究に余念がない中、ダイハツ独自の衝突被害軽減ブレーキシステム「スマートアシスト」は、親会社のトヨタに採用されるなど、同社のコアな技術として確立されています。
今後も「スマートアシスト」は進化を続けていくことでしょう。