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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.09
【日産】エンジンブレーキをアシストするアクティブエンジンブレーキとは
goo-net編集チーム
ブレーキには、通常のフットブレーキのほかに、エンジンブレーキが存在します。
エンジンブレーキを上手に使うことで、
スムーズな減速やコーナーリング、安全走行が可能となります。
日産自動車は進化した賢いエンジンブレーキ「アクティブエンジンブレーキ」を開発しました。
このアクティブエンジンブレーキにどのような特徴があるのかを説明します。
アクティブエンジンブレーキとは
車を運転していると必ず減速する場面があります。
カーブを曲がる時、停車する時、先行車との車間距離が縮まる時など、
様々なシチュエーションが考えられます。
今までドライバーはスピードを落とすために、
アクセルとブレーキの踏み加減を何度も調整しながら行っていました。
アクティブエンジンブレーキは、
走行状態に応じて自動にエンジンブレーキをかけ、適切なスピードに落としてくれる機能です。
これにより、ブレーキやアクセル操作の回数が減るので、
市街地の交差点を曲がるような場面でも運転が楽になり、
ドライバーのストレスや疲労を軽減し、スムーズな安全走行をサポートしてくれます。
アクティブエンジンブレーキの仕組み
メーター内のディスプレイで、「設定」→「運転支援システム」→、
「シャシー制御」→「アクティブエンジンブレーキ」を選択することで、
アクティブエンジンブレーキ機能のON/OFFを切り替えます。
するとセンサーがカーブを曲がる時のステアリングホイールを切る量と車のスピードを演算して、
走行ラインを割り出します。
そして車の動きと運転の状況から、
走行ラインを安心して曲がることができる理想の目標速度を計算します。
この目標速度に応じて、CVT(無段変速機)のギア比でエンジンブレーキを調整します。
また、信号などで止まる時には、
ドライバーがブレーキを踏む量から判断して、的確に減速スピードを調整します。
その際、決して急ブレーキにならないように、最適な減速度をコントロールします。
日産自動車のインテリジェンスなトランスミッション制御技術であるアクティブエンジンブレーキは、
ドライバーや乗員が、ディスプレイ内の表示を見ない限り、
その機能が働いているとは思わないかもしれません。
それだけ、ナチュラルでシチュエーションにあった減速、
スムーズなコーナーリングを可能にする、優れた技術です。
コーナーリングの安心感を高め、日常の市街地走行でも車の安定走行をサポートしてくれる、
快適装備とも言えるでしょう。
日産自動車の掲げる「クルマが人を守る」というSAFETY SHIELDというフィロソフィーは、
アクティブエンジンブレーキの技術に活かされているのかも知れません。
今後も車両制御技術は進化し続けることでしょう。