中古車購入
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.08.22
【日産】後方状況をクリアに確認!進化した「スマート・ルームミラー」とは

goo-net編集チーム
ドライブ中の後方確認は基本中の基本であり、後方視界の確保によりスムーズで安心感の高いドライブが可能となります。
しかし、夜中や悪天候の走行時をはじめ、リアウインドウが曇ったり、後部座席の乗員やカーゴスペースの荷物が視界の妨げになっている場合などにより、ルームミラーで十分な後方確認ができなかった経験を持つ方も多いかと思います。
そのような後方確認の悩みを解消した技術が、日産が開発した「スマートルームミラー」です。
今回は、世界初の液晶モニター内蔵ルームミラー「スマートルームミラー」について説明します。
簡単操作で切替可能!特殊な内部構造によりハレーションを防止
ルームミラーの役目は、車体後方の安全確認のためだけでなく、後部座席の乗員や状況の確認のためにも使われます。
後部座席には子どもが座ったり、ペットが同乗したり、場合によっては具合が悪い方を乗せることもあるでしょう。
スマートルームミラーは、カメラからの映像を映し出す高解像液晶モニターと通常のミラーとを、必要に応じて簡単操作で切り替えられるため、最低限の視認動作で後方の安全確認と後部座席の状況を確認することができます。
また、リアからの映像はルームミラーの死角を補った広い視界を確認できるので、より精度の高い安全な後方確認が可能です。
なにより、曇ったリアウインドウや後部座席の人影により視界をさえぎられることもありません。
ミラーとカメラからの映像を瞬時に使い分けることで、より安全で快適なドライブが楽しめるようになります。
スマートルームミラーは、液晶モニターとミラーの2重構造になっています。
通常、液晶とミラーを2重構造にすると、鏡の反射と液晶モニターへの光の透過による「二重像現象」が起こり、映し出される像がぼやけて見えるなど、クリアな視界を得ることはできません。
そのままでは、本来のルームミラーの役割である後方視界の確認に支障が生じてしまいます。
日産は独自の技術により二重像現象が起こらない内部構造を作り出すことに成功したのです。
二重像現象のないクリアな視界を、液晶モニターとミラーの簡単な切替によって瞬時に実現したことが、スマートルームミラー最大の魅力といえるでしょう。
スマートルームミラーを使用する際の注意点を押さえて活用する
このように素晴らしい機能を備えたスマートルームミラーですが、欠点がないわけではありません。
強い光が後方の高感度カメラに入ったときに、まれにモニター画像が乱れる場合があります。
また、90度以上ミラーを回転すると断線する可能性があるので注意しましょう。
ただし、万が一このようなトラブルがあったとしても、すぐにルームミラーモードに切り替えれば、通常のルームミラーになるので安心です。
「スマートルームミラー」は天候や状況に左右されない、視認性の高い後方視界の確保が手軽に行える、まさに「未来のツール」と呼ぶにふさわしい実用性の高い安全技術です。
今後のさらなる進化に期待しましょう。