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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.23
【レクサス】進化したヘッドライトシステム・アダプティブハイビームシステム(AHS)とは

goo-net編集チーム
レクサスの新世代ヘッドライトシステムに、アダプティブハイビームシステム(AHS)があります。
オートマチックハイビーム(AHB)が、さらに進化した形です。
常にハイビームの状態でも、先行車や対向車に照射される部分を自動制御で遮光する、
LEDの特性をいかした画期的な技術です。
アダプティブハイビームシステムの開発の背景
アダプティブハイビームシステムは、レクサスブランドとともに、
トヨタブランドでも採用されている最新の安全技術です。
歩行者との事故の多くが夜間に発生していることに着目し、
ハイビームによる視界の確保と効果的な照射、
先行車や対向車の防眩対策の相反するテーマを実現させたシステムです。
アダプティブハイビームシステムにより夜間走行時の視認性が大幅に向上しました。
LEDランプの指向性・輝度の高い照射、高性能カメラによって可能になった技術です。
アダプティブハイビームシステムの特徴
アダプティブハイビームシステムは、時速15km以上の車速で作動します。
ウインドシールドガラスやインナーミラーに搭載した光検出用カメラが、
先行車のテールランプや対向車のヘッドライト、周囲の明るさを判別します。
これにより、先行車や対向車に直接ハイビームを当てず、
ヘッドライトの照射エリアを自動的に配光するシステムです。
ハイ/ロービームの切り替えを行う必要はありません。
例えば夜間時、先行車、対向車がいる場合でも、
対象車に対してのみ遮光を行うため歩道や側道の歩行者や自転車を発見しやすくなります。
障害物の早期発見や動物などの飛び出しに対応できる可能性も高まり、
アクティブセーフティ効果の高い装備と言えるでしょう。
アダプティブハイビームシステムを採用する主な車種一覧(2017年8月時点)
アダプティブハイビームシステムを採用するレクサスとトヨタブランドの主な車種は、
以下の通りです。
【レクサスブランド】
・LS600h(LS600hLも含む)
・GS F
・LX570
【トヨタブランド】
・プリウスPHV(プリウスシリーズ)
・クラウン(アスリート・マジェスタ・ロイヤル)
・ハリアー
アダプティブハイビームシステムは、安全運転に寄与する画期的なヘッドライト制御技術です。
しかしながら、現状では高級車の一部にのみ採用されている装備です。
夜間の高い安全走行を支えてくれる機能であり、今後の採用車種の拡大に期待が集まります。
現在、BMWやアウディを始め、世界の自動車メーカーが、
より安全走行を可能にするためのライティングシステムを、開発・実用化しています。
世界トップレベルのプレミアムブランドであるレクサスの最先端安全安心技術として、
「アダプティブハイビームシステム」は、さらに進化を続けることでしょう。