トヨタプリウスαの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

プリウス（3代目・ZVW30型）のプラットフォームを共有し、プリウスの特長である低燃費や環境性能、新技術がもたらす先進性を継承しつつ、広い室内空間を備えたのがプリウスαです。

プリウスと比較して80mmホイールベースを延長するなど、ユーティリティスペースを大幅に向上させました。

5名乗車の2列シート車と、7名乗車の3列シート車の2タイプからラインナップが構成されます。
3列シート車には、トヨタのハイブリッド量産車として初めてリチウムイオン電池を採用し、2列シートモデルとほぼ同等の車両重量とボディバランス、室内空間を可能にしました。

ハイブリッドシステムは1.8Lアトキンソンサイクルエンジンを用いたTHS IIを搭載し、CD値0.29の優れた空力性能や軽量ボディとの相乗効果によって、クラストップ（同排気量、コンパクトミニバンクラスでの比較）の、10・15モード走行燃費31.0km/Lを実現しました。

ここでは、上級グレードで人気の高かった、Gツーリングセレクション・スカイライトパッケージについてみていきます。

ボディサイズ：4615×1775×1600mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ：2690×1520×1230mm（室内長×室内幅×室内高）
乗車人員：7名
エンジンタイプ：2ZR-FXE型　1.8L 直列4気筒DOHC+モーター
排気量：1797cc
最高出力：99ps(73kW)/5200rpm
最大トルク：14.5kg・m(142N・m)/4000rpm
タイヤサイズ：（前）215/50R17 91V（後）215/50R17 91V
JC08モード燃費：26.2km/L / 10・15モード燃費：31.0km/L
車両重量：1490kg
価格：3,305,000円
自動車税：年間39,500円 ※

プリウスと同スペックの1.8L 直列4気筒DOHCエンジンを搭載するFF駆動モデルです。

エンジンやモーター、足周りなど基本的なメカニズムに変更はありませんが、80mm延長されたホイールベース長と重量増に伴いトレッド幅をフロント/リヤ共に拡大したことで、走行安定性の向上と落ち着いた乗り心地にも定評があります。

中でも「Gツーリングセレクション・スカイライトパッケージ」には、上級グレードの「Gツーリングセレクション」をベースに、プリウスαのオプションでも人気の高い樹脂パノラマルーフをメインに、LEDフロントランプ（オートレベリング機能付）、フロントフォグランプ、17インチ アルミホイール＆タイヤ（215/50R17 91V+17×7J、センターオーナメント付き）、クルーズコントロール、上級ファブリックシート表皮等が標準装備され人気の高いグレードでした。

優れた燃費性能、快適な居住空間や機能性を併せ持つ、当時のラインナップでも最上位の豪華な仕様を備える開放感溢れるモデルです。

※自動車税は2017年4月時点で参照したものとなります。

参考：
https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/PRIUS_ALPHA/10069160/

人気オプション：リヤフォグランプ、スマートエントリー＆スタートシステム、プリクラッシュセーフティシステム（ミリ波レーダー方式）＆
レーダークルーズコントロール（ブレーキ制御付）、インテリジェントパーキングアシスト（駐車空間認識機能＆バックガイドモニター機能）、HDDナビゲーションシステム＆プリウスαスーパーライブサウンドシステム、盗難防止システム（オートアラーム）など。

トヨタ プリウスαの中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-PRIUS_ALPHA/

2014年11月にマイナーチェンジを行いました。
主にフロントマスクの変更、装備の充実と質感の向上、ボディカラーの差し替えがマイナーチェンジのポイントです。
フロントマスクはキドニーグリルを採用し、よりシャープな意匠へ変更されました。

装備面では車線の逸脱を検知して警告するレーンディパーチャーアラート、夜間走行時にハイビームとロービームを自動切替するオートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール、プリクラッシュセーフティシステムを、セットオプションで設定しました。

世界初となる1灯の光源でロービームとハイビームの切替が可能な、Bi-Beam LEDヘッドランプを一部のグレードに標準装備するなど、安全性能を充実させました。
また、フォグランプを従来のバルブから輝度の高いLEDに変更しました。

内装では、幾何学柄を用いたピアノブラック塗装のセンタークラスターや、合成皮革のアームレストを採用し、一部グレードには合成皮革とファブリックのシート表皮も採用し、質感の向上を図りました。

ここでは、マイナーチェンジ後のグレードの中でも、高い人気を誇る走りと走行フィールの向上を目的にトヨタが独自にチューニングを施した、スポーツコンバージョン車「Sツーリングセレクション・G’s」についてみていきます。

ボディサイズ：4665×1775×1560mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ：1910×1520×1220mm（室内長×室内幅×室内高）(5人乗りモデル)
乗車人員：5名
エンジンタイプ：2ZR-FXE型　1.8L 直列4気筒DOHC+モーター
排気量：1797cc
最高出力：99ps(73kW)/5200rpm
最大トルク：14.5kg・m(142N・m)/4000rpm
タイヤサイズ：（前）225/45R18 91W（後）225/45R18 91W
JC08モード燃費：26.2km/L
車両重量：1480kg
価格：3,292,037円
自動車税：年間39,500円 ※

エンジンはマイナーチェンジ前と同スペックの、1.8L 直列4気筒DOHCエンジン+モーターを搭載しています。

G’s専用スポーツサスペンションを採用し、全高を約15mmダウンさせた安定感あるルックスと、18インチ専用アルミホイール（ハイグロスブラック塗装+切削光輝）＆
偏平タイヤ（225/45R18）や、専用マフラー（大型バッフル/サウンドチューニング）、床下剛性アップやG’s専用エアロパーツの装着により、本来の優れた燃費性能は犠牲にせず、運転する楽しさとスポーティさを両立させたパッケージといえます。

外装ではサイドに大型フォグベゼルを配しワイド＆ローを強調したG’s専用バンパーや、ブラックを基調にダークメッキを施したラジエーターグリルなどを採用することで、高級感を表現し、内装ではシート表皮がスエード調+合成皮革の、座り心地の良いG’s専用スポーティシート（G’sロゴ付）、本革巻き4本スポークステアリング（ディンプル+シルバーステッチ）を採用したほか、ブラックで統一されたインテリアにラメ入りピアノブラック塗装やメッキ加飾、シルバーステッチを配置するなど、スタイリッシュな中にも質の高さが感じられる内装に仕上がっています。

また、新たにマイナーチェンジ後による、夜間走行時にハイビームとロービームを自動で切り替えられる、「オートマチックハイビーム（AHB）」のほか、世界初の「Bi-Beam LEDヘッドランプ（オートレベリング機能付）」など、安全性能を高めた装備も特徴です。

スポーティで安定感のあるルックス、優れた燃費性能、G’sモデルならではの爽快な走行フィールと路面の凹凸をキレイにいなすしなやかな足周りなど、街中から高速走行まで走りが楽しくなる、見た目以上に実用的で豪華なスペックを持つ人気のグレードです。

2列シートの5名乗車仕様と3列シートの7名乗車仕様が選択できます。

※自動車税は2017年4月時点で参照したものとなります。

参考：
https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/PRIUS_ALPHA/10094978/

■人気オプション
18インチG’s専用アルミホイール(レッドライン付)、G’sボディストラップ（4タイプ）、サイドマッドガード、ヘッドランプガーニッシュ、リヤスポイラー、ドアミラー（カーボン調）、メッキリヤガーニッシュなど。

トヨタ プリウスαの中古車一覧：
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-PRIUS_ALPHA/