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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.10.16
【ランドローバー】水深を検知し安全走行をサポートする ウェイド・センシング

goo-net編集チーム
英国車のランドローバーには、
「ウェイド・センシング」という水深を探知できるセンシング技術があります。
本格的なオフロード走行時には、川や水辺を横切るようなシーンも出てきます。
世界に名だたる悪路の走行性能に定評のあるプレミアムSUVモデルなだけに、
オフロード走行の安全性を高める装備に妥協はありません。
ここではウェイド・センシングの機能の特徴や効果について解説します。
ウェイド・センシングの特徴
ウェイド・センシングは、オフロード走行の安全性を高める技術のひとつです。
昔からランドローバー社のレンジローバーやディフェンダーなどのモデルは、英国の貴族が狩猟やアドベンチャーを楽しむ、本格的な4WDモデルとして愛用されてきたプレミアムブランドです。
本格的なオフロードのフィールドには、予期せぬようなさまざまな自然のセクションに遭遇することがあります。
沼地や川、悪天候によってできた水たまりなどもそのひとつです。
斜面のこう配や路面状況は、目視で判断して進行の可否を判断できますが、小川や冠水などの水深は、人間の目で判断することができません。
この際にセンサーを使ってセンシングを行い瞬時に解析するのがウェイド・センシングの技術です。
目測を誤って小川などでスタックして動けなくなったら、車を引き揚げることも困難です。最悪は身の危険も迫ってくることです。
危険な状況を回避するためにも安全なオフロード走行にも役立つセンシング技術です。
ウェイド・センシングの機能
ウェイド・センシングでは、サイドミラーの下部にセンサーを装備し、水深をリアルタイムに検知し、瞬時に水深がメーターパネル上にディスプレイ表示されます。
この結果をもとにそのままを渡るか、後退するか迂回するかの判断を的確にすることができます。
ウェイド・センシングは、ドライバーの死角を監視し安全運転をサポートする、ブラインドスポットモニターとの同時装着が必要で、オプション設定になります。
ウェイド・センシングの効果
ウェイド・センシングの卓越したオフロードの走行性能と安全機能が評価され、「レンジローバー・イヴォーク」が数々の賞を獲得しています。
優れた車両搭載技術に対して贈られる「In-Car Tech」をはじめ、「SUV オブ・ザ・イヤー」、「ベスト・プレミアムSUV」などに選出され、発売から3年あまりで世界各国の160以上の受賞を達成しています。
同車に搭載したウェイド・センシングには、数多くの車の専門メディアも高い関心を持って取り上げ、世界のSUV車の中でトップクラスのブランド力と実績を持つランドローバーだけに、実用性の優れた安全技術として高い評価を得ています。
オフロードの走行の中で難関のひとつが、予測できない小川や冠水などの走行です。
走破の可否は、地形や経験値によって判断しますが、判断を間違うと水没に留まらず、最悪は生命の危険にさらされるほど大変なことになりかねません。
センサーを使った精度の高いウェイド・センシングによる水深の測定機能は、多くのオフロード愛好家たちから支持される実用性の高い先進技術のひとつです。