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更新日:2019.06.28 / 掲載日:2017.10.30
【ランドローバー】急勾配の坂道を安心して走行するヒルディセントコントロール機能

goo-net編集チーム
英国のランドローバー社の高級SUVモデルである「レンジローバー」には、急勾配の下り坂を安心して走行する「ヒルディセントコントロール」機能があります。
急勾配の坂道を自動制御によって、トラクションを維持しながら下ることのできる優れた車両制御技術です。
ここでは「ヒルディセントコントロール」の画期的な安全技術について紹介していきます。
ヒルディセントコントロールの概要
ヒルディセントコントロールは、「ヒル(Hill):丘・丘陵」「ディセント(Descent):降下」「コントロール(Control):制御」を組み合わせた名称を持つ、下り坂を走行する際に役立つ安全機能です。
オフロードにあるような滑りやすい急勾配の坂道を自動制御によって一定のスピードを維持しながら安全に下るための優れた車両制御技術です。
路面状況や勾配に応じ4輪に適度なブレーキ操作を自動的に行い、トラクションをかけながら一定のスピードを維持したまま走行するため、ドライバーはリラックスしてハンドル操作に集中することができます。
ヒルディセントコントロール開発の背景
ヒルディセントコントロールの機能
ヒルディセントコントロールは、急勾配の坂道を下る際、各車輪個別にブレーキをかけて、運転をアシストします。
あらかじめ設定した車速をキープして、ドライバーによるアクセルとブレーキをそれぞれ操作することなく、坂道を一定の速度で下ることができます。
ランドローバー車以外では、適用している速度の範囲をアレンジしているケースが多く、オンロード主体の走行を想定してるモデルでは、最高速度を10km/h前後に設定している車種もあります。
一定の速度を維持するクルーズコントロール機能もありますが、滑りやすい急勾配のデリケートなブレーキングは熟練したドライバーでも難しいです。
誰でも安全に下り坂を走行できるヒルディセントコントロールは、オンロード走行、オフロード走行に限らず、幅広い車種への普及が期待される安全デバイスと言えるでしょう。