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更新日:2019.06.13 / 掲載日:2017.12.28
ホンダS660の概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
ホンダのS660は、1996年終了した「ビート」以来となるホンダの軽自動車オープンカーとして2015年4月に発売されました。
1963年発売のS500に始まり、S600・S800の流れをくむ、スポーツエンジンを搭載する伝統的なSシリーズの系統です。
「走る楽しさを、誰でも気軽に味わえるようにしたい」の熱いホンダイズムが込められる新世代のオープンカーとして発売当初より高い人気を得ました。
もともとはホンダ技術研究所創立50周年を受けて開催された社内公募の新商品提案企画により誕生したモデルです。
スポーツカーらしく旋回性能を重視し、パワートレインにはNシリーズに搭載されるターボエンジンをベースに改良を加え、ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)レイアウトすることで、「誰にでも気軽に乗れるクルマ」として開発されました。
組み上げを手作業で行うなど製造台数が限られる中、発売から4日間で事前予約を含め5,200台を受注し、納車までに約1年待ちの状態になるなど大変話題を集めました。
また、発表と同時に2013年の「東京モーターショー」にてワールドプレミアされたコンセプトモデルをモチーフにした特別限定モデル「S660 CONCEPT EDITION」が660台で発売され、即日完売となりました。
S660は軽自動車規格の国内専用モデルとなります。
車名の由来は、ホンダのスポーツモデルの証であるSの頭文字と排気量(660cc)を表す数字を組み合わせたもので、歴代のSシリーズのDNAを受け継ぐ伝統に乗っ取ったネーミングです。
Sの系統に相応しいスポーツマインドあふれるオープンカーとして今後の進化が楽しみなモデルです。
S660 JW系(2015年4月~)

グーネット編集チーム
S660は、ホンダの伝統の思想である「走る楽しさを、誰でも気軽に味わえるようにしたい」をコンセプトに開発され、本格的な走行性能を持つ軽オープンカーとして2015年4月に発売されました。
ビート以来となる、約19年のブランクを経て登場したホンダの軽オープンカーとして話題を集め、月間販売目標台数800台に対して、販売開始から4日間で5,200台を受注するなど好評な立ち上がりを記録し、その後も順調なセールスを維持する人気モデルです。
軽快で伸びの良い直列3気筒ターボエンジンをミッドシップに搭載するミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)レイアウトを採用することで理想的な車両前後重量配分45:55とコーナリング時のロールを抑える低重心化を実現しました。
ホンダ車の市販車としては最小径となる直径350mmのステアリングを採用し、クイックでレスポンスのよく曲がる楽しさと、トラクション性能を両立しています。
また、軽自動車初となるハンドルの電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」を搭載し、旋回性能に優れるスムーズなコーナリングと安定した操縦性能を実現しています。
それに加え、パワーバンドを積極的に使ったスポーツドライブに欠かせないワイドレンジ&クロスレシオを採用した6MTとアイドリングストップ機構を備え、爽快で俊敏な走行性能と低燃費を両立したパドルシフト付7速CVTが設定されています。
サウンドチューニングされた吸排気音、ターボユニットが発する作動音、アクセルを閉じた際に過給圧を開放するターボエンジンならではのブローオフバルブ音など、スポーツドライブが楽しくなる演出がなされています。
S660の大きな特徴である、オープンエアが気軽に楽しめるように頭上のみが開閉できる「ロールトップ」と呼ばれる脱着型のソフトトップを採用し、積極的にエンジンサウンドを室内に響かせる効果とオープン時の整流効果が得られる工夫がなされたリアパワーセンターガラスによって、積極的にオープンエアを楽しめる優れたパッケージングと言えるでしょう。
エクステリアには「ENERGETIC BULLET」をデザインコンセプトに掲げ、躍動感あるワイド&ローのボディフォルムを実現し、個性的で力強いスポーツカーらしい佇まいが特徴です。
コックピットはスポーツカーらしくタイトで包まれた感触があり、低いドライビングポジション、操作しやすいアクセルやブレーキペダルの配置、ボディの四隅が掴みやすいボディサイズ、身体をしっかりホールドするスポーツシートなど、人とクルマの一体感をもたらす快適なドライビング空間を提供しています。
安全装備も充実し、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS、ヒルスタートアシスト機能、LEDヘッドライト(ロービーム、オートライトコントロール機構付)、エマージェンシーストップシグナルなど最新の安全機能を備えています。
そのほかにもホンダ純正ナビアプリ「internavi POCKET」と連動したスマートフォンを接続すれば、ナビ画面を6.1インチのワイドディスプレイに表示できるなど、ユニークな仕様を備えています。
さらにシフトチェンジとシンクロして音楽が変わるユニークなiPhone向けアプリ「Rev Beat S660(レブビートエスロクロクマル)」を用意するなど、楽しい走りを演出するホンダらしい最新の技術が採用されています。
S 660(S 660)Β(2015年4月モデル)
ボディタイプ:オープン・カブリオレ・コンバーチブル
乗車定員:2名
駆動方式:ミッドシップ
ボディサイズ:3395×1475×1180mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:895×1215×1020mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/55R15 75V(後)195/45R16 80W
エンジンタイプ:S07A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ
排気量:658cc
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:10.6kg・m(104N・m)/2600rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:24.2km/リットル
車両重量:850kg
価格:1,980,000円
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
参考:
http://www.goo-net.com/catalog/HONDA/S660/10096289/index.html
・主なグレード
「α」「Β」。
(特別モデルを除く)
・主なオプション
シティブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)、センターディスプレイ(internavi POCKET連携)、アクティブスポイラー、スカイサウンドスピーカーシステム、エアロボンネット(無限製)、リアウイング(無限製)、エアロエンジンフード(無限製)、ハードトップ(無限製)、スポーツサイレンサー、アルミホイール(無限製、フロント:15×5.5J+リヤ:16×6.5J)など。
・カラーバリエーション
プレミアムスターホワイト・パール、プレミアムミスティックナイト・パール、アドミラルグレー・メタリックなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
S660はホンダ歴代のスポーツモデル「S」シリーズのDNAを受け継ぎ、低速域からレスポンスに優れるパワフルなターボエンジン、ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)レイアウトを採用することで、誰もが気軽に走りを楽しめる本格的なスポーツカーとして2015年4月に発売されました。
誰もがワクワクする、気持ちが昂る走りを堪能できる、「ホンダイズム」を色濃く継承するモデルとして進化が期待されるモデルです。
ホンダ S660の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-S660/index.html