良品廉価のダイハツ エッセ

【本記事は2006年1月にベストカーに掲載された記事となります。】シンプルで上質誰もが乗りやすいダイハツから新しい軽自動車が登場しました。名前はエッセ。女性が乗るのにピッタリのクルマなんですよね。そこで男性編集部員には任せておけないということでBC編集部庶務のワタクシ、平岩明子が女性ユーザーの視点でいろいろチェックさせていただきます。「軽自動車は何よりも経済的で簡単、使いやすいことが大切。そういった軽自動車の本質を追求しました」とは撮影時に同席したエッセの商品企画部の方の話。シンプルをキーワードにしているそうですが、それはスッキリとして可愛いスタイルにも表現されてるな、と思いました。

●ポイント（1）／運転しやすいパッケージングエッセがターゲットとするユーザー層は40～50歳代の女性だそう。私よりもだいぶ（？）上なんだそうですが、「いや、それはおかしい！！」と、初対面で思いました。もっと若い人に似合うハイセンスなスタイリングだと思いましたね。さて、女性がターゲットですから、エッセがこだわったのが運転のしやすさなんですって。確かに、水平基調のボンネットで車両感覚がつかみやすいし、センターメーターもシンプルなデザインで見やすい。それに、角度を立たせたフロントピラーにより乗り降りしやすく、傾斜したバックドア形状により開閉が楽になっているとのこと。使いやすさにもいろいろな配慮があって、このあたりの心配りもうれしいな。

それと、エッセの全高1410mmは最近の軽自動車としては低めで、だからちょっと小ぶりに見えるんですが、それも運転のしやすさという部分で安心感につながるポイントになってますよ。居住性はそのぶん、特にリアシートは少し狭いけれど、私が運転するなら運転しやすいほうが絶対にいい。

そのほか内装では、ボディカラーに合った内装色が設定されているのも見逃せません。それに、インパネなどの質感も高くていいんですよ！

●ポイント（2）／新型エンジンもうひとつ大きなポイントがあって、それが新開発エンジン（KF-VE型、58ps／6.6kgm）を搭載したこと。なんでも重量が47kgと従来のエンジンよりも約10kgも軽い軽量＆コンパクトなエンジンなんだそうです。それでいてパワーがあり、放射音（エンジン騒音）を30％も低減している静かなエンジンなんです。　さらにこのエンジンには世界初のスーパーインテリジェント触媒が組み合わされていて、低コストでクリーンな排ガスを両立しているとのこと。それで排ガス基準★4つ適合で、全車グリーン税制の減税措置が受けられる。減税で安くなるのもいい。

●ポイント（3）／リーズナブルプライスで、気になる価格は68万2500円～で、これはミラより約1万円安い価格設定。スズキのアルトと並んで軽自動車で一番安いんですよね。いいモノでも価格は安くなきゃという女性にもエッセの価格は納得。乗りやすくて低燃費で、そして安い。エッセは女心をくすぐるポイントがわかってます。

アルトと比べるとどうなの？エッセの最大のライバルはスズキのアルトだが、比べるとどんな違いがあるのか？ まず、ホイールベースが30mmエッセのほうが長い。そのため、カタログ値以上にエッセの室内の広さを感じる。また、エンジンもエッセのほうが4psパワーはあって、0.4kgmトルクが太く、動力性能は上となる。

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