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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.05
ターボ+スーパーチャージャーで武装!VWゴルフ
ゴルフGT TSIを1月19日に発表!

パドルシフト付きの3本スポークレザーステアリングや8エアバッグ、2ゾーンフルオートエアコン、ファブリック地の専用スポーツシートなど装備が充実している
【本記事は2007年2月にベストカーに掲載された記事となります。】VWジャパンは、スーパーチャージャー(SC)とターボチャージャーを組み合わせたゴルフGT TSIを1月19日に発表、2月6日から販売を開始する。ツインチャージャーといえばマーチスーパーターボ(直4、938cc、110ps)が懐かしい。そう、このツインチャージャー搭載車は’89年から’91年まで生産されたマーチスーパーターボ以来だから約18年ぶりだ。
「最小の燃料で最大のパワーを」

SCの過給圧はコントロールフラップにより制御され電磁クラッチによりON/OFF制御される。ターボはウエストゲートにより制御。3500rpmからターボに切り替わる
VWはなぜこの時代にツインチャージャーを採用したのか?「最小の燃料で最大のパワーを」という開発コンセプトのとおり、エンジン排気量を小さくし、低燃費とハイパワーを両立させようというもの。これを実現するためにゴルフGT TSIには直噴の1.4Lにツインチャージャーが組み合わされた。スペックは170ps/24.5kgm、10・15モード燃費はゴルフシリーズ最高の14km/Lで2.4L並みの性能を実現。2.4L直4NAのトヨタブレイドが167ps/22.8kgm、10・15モード燃費が13.4kgmだから、ゴルフのほうが上回る。
2ペダル6速MTのDSGを組み合わせることによりスムーズな加速が実現

スーパーチャージャー+ターボチャージャーといえば’89年にデビューしたマーチスーパーターボ。約18年ぶりのツインチャージャー搭載車となるゴルフGT TSIの1.4L直噴ユニット
SCとターボチャージャーの2つの過給器の連携だが、まずエアフィルターを通過した吸気がまずSCをとおり加圧。SCをエンジン回転の5倍という高速で駆動させ、アイドリング直後から高い過給圧を実現。エンジン回転数からわずか1500rpmで最大過給圧2.5barに達し、エンジン回転数が3500rpmを超えるとSCは完全に引き離されターボ単独の過給となる。なお2400~3500rpmの間ではエンジンのトルク要求に応じてSCが作動するという。低回転ではSC、高回転ではターボと過給器によるタイムラグがなく、ドライバーにはその切り替えがわからないという。さらに2ペダル6速MTのDSGを組み合わせることによりスムーズな加速が実現。

主要諸元
エクステリアは大型エアインテーク付きのフロンントバンパースポイラーやゴルフE比20mmダウンしたスポーツサス、225/45R17インチタイヤを装着。価格は旧型ゴルフGT比3万円アップの305万円。200psの2LターボのGTI(DSG=344万円)との違いが気になるところだ。