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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
往年のマルニターボが復活 待望のコンパクトFRクーペ! BMW135iクーペMスポーツ
ボディサイズは1シリーズの5ドアハッチバックと比べホイールベースは2660mmで同じだが全長が150mm長い全長4370×全幅1750×全高1410mm。先々代3シリーズの全長4360×全幅1710×全高1365mmと近いサイズだ。ちなみに3シリーズクーペは全長4590×全幅1780×全高1395mm、デカいと思う人にはお勧め
【本記事は2008年4月にベストカーに掲載された記事となります。】マルニターボ(BMW2002ターボ)を覚えているだろうか? 2L直4にKKK製ターボチャージャーを装着した量産車初のターボ車で’73年にデビュー。そんなマルニターボを想わせるのがこの1シリーズのクーペ、135iクーペMスポーツである。ボディサイズは全長4370×全幅1750×全高1410mmでホイールベースは1シリーズのハッチバックと同じだが全長は150mm延長している。
豪華かつスポーティな人気のMスポーツパッケージ
アルミパネルとレザーインテリアが標準。握ると太く感じるMスポーツステアリングを装備
現行の3シリーズクーペよりも全長は220mm短く、全幅は30mm狭い。現行3シリーズが大きいと思っている人にはオススメだ。日本仕様の1シリーズクーペは306psの3L直6ツインターボの1種類だけ。6速ステップトロニックATに加え、6速MTもラインアップされているのが嬉しい。この135iクーペには、Mスポーツサスペンション、フロント215/40R18、リア245/35R18タイヤ+Mライトアロイホイール、スポーツシート、スポーツステアリングなど、豪華かつスポーティな人気のMスポーツパッケージが取り付けられている。
剛性感のある感触にも感動
日本仕様のラインアップは306psの3L直6ツインターボののみ。6速ATと6速MTを用意
さあ現代のマルニターボなのか? と期待をしつつ、6速MTに乗り込む。走り出すとさすがに低速域からトルクが出ていて、6800rpmまであっという間に吹けきっていく。ツインターボらしいフラットなトルク特性なのだが4000rpmあたりでスムーズさが増していく。さらにBMWのMTはカチッと剛性感のある感触にも感動した。試乗は一般道と箱根ターンパイク。一般道ではさすがにMスポーツサスペンションと18インチタイヤは突き上げがあり乗り心地は厳しい。
現代のマルニターボだ
しかし箱根ターンパイクの高速コーナーでは性格が一変する。1560kgのボディをものともしない306psのパワー感、直6サウンドとシビれました。これは現代のマルニターボだと。ただ豪華でスポーティな装備を満載した3L直6ターボだけにボディサイズの割に価格が6速MTが538万円、6速ATが548万円と高いのがネック。本国で用意される120iクーペ、そしてMスポーツではない仕様の導入に期待したい。