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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
ワゴンは実用だけじゃない! アウディのデザイン力に感心 アウディA4アバント
彫刻的で実に美しいワゴン
エンジンに対して前輪の位置を154mm前進させ、2810mmというロングホイールベースにより実に美しいプロポーション。ルーフレールやなだらかなリアセクションの処理も巧い。いかにも剛性が高そうな緻密な作りだ
【本記事は2008年9月にベストカーに掲載された記事となります。】今日はまさに夢見心地といってもいい気分。ワシにとってアウディといえば、かつて4WDターボでWRCを席巻したアウディスポーツクワトロ。時代は変わったもので、最近のアウディ車はズバ抜けてカッコいいデザインときてる。期待を胸に新型アウディA4アバントの試乗会場に足を運んだのだった。実車を目の前にすると彫刻的で実に美しいワゴンだなあと惚れ惚れしたが、ボディサイズはかなり大柄に感じた。サイズは全長4705×全幅1825×全高1465mmで、全長がベンツCクラスより105mm、BMWシリーズより180mmも長いのだ。
使い勝手がいいリバーシブルラゲッジフロア
トノカバーは軽くタッチするだけで跳ね上がり、フロアは裏が防水仕様のリバーシブル。左右のレールにロッドやストラップを固定して空間を仕切るシステム
注目のラゲッジは、フラットなフロアでサイド部分がえぐられておりゴルフバッグを横にして2個収納できるのが嬉しい。5人乗車時の状態で490L、シートバックを倒すと最大1430Lまで広がる。BMW3シリーズツーリング(460~1385L)やベンツCクラスワゴン(450~1465L)に比べ5人乗車時では最も広い。ロールアップ式のトノカバーはスプリングを使用し、テールゲートが開いている時に軽く触れるだけでガイドに沿ってヘッドライニングに上がっていく仕組み。また表は豪華なベロア仕上げ、裏は濡れたものを収納するために汚れにくいトレーになっているリバーシブルラゲッジフロアも使い勝手がいい。
すばらしいハンドリングバランス
センターコンソールがドライバー側にわずかに傾いている。TV、オーディオナビを操作するMMIマルチメディアインターフェイスを標準装備
走りはどうか? 先代より約10%軽量化されたスチール構造(1.8Tで1560kg)になっているためか、セダンとほぼ変わらない印象。1.8TFSIは、160ps/の1.8L直4ターボにCVTのマルチトロニック。3.2FSIクワトロは265ps/33.7kgmの3.2LV6にフルタイム4WD、6速ティプトロニックATを組み合わせる。1.8でも充分だがアウディならではのプレミアムな走りを求めるならFF以上にハンドリングバランスがすばらしく乗り味も上質な3.2FSIクワトロがオススメ。価格は3.2FSIクワトロが663万円、1.8TFSIが437万円。