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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
レクサスIS & LS & GS & IS F 最新レクサス試乗!!
IS
後ろ姿はバンパー、コンビランプなどの変更。フロントマスクはバンパー、グリルなどが変更されており、前後ともにエクステリアの印象は思いのほか変わった。ホイールデザインも変更さ
【本記事は2009年1月にベストカーに掲載された記事となります。】レクサスは‘08年秋に相次いで各車がマイチェンや一部改良などを受けている。■IS 9月にマイナーチェンジを実施しているIS。一部改良はこれまでにもあったが、メーカーが マイチェン と謳うのは今回が初めて。 エクステリアではグリル、バンパー、アルミホイールなどのデザインが変更されていてフロントマスクの印象が変わっているのがポイント。ドアミラーにはLED式サイドターンランプが付加されている。パッと見て「新しくなったな」と感じるエクステリアだ。また、ブロンドマイカメタリック、セーブルマイカメタリックと呼ばれる2色の新色を追加し、合計10色のセインアップとした。ブロンドマイカメタリックは光沢感のある黄土色、セーブルマイカメタリックは深い色合いのガンメタである。モノクロページなのでわからないのが申し訳ないのですが、今回の試乗車がブロンドマイカメタリックであります。 今回のマイチェンでは内外装のリファインがメインで、エンジンや足回りなどには手が加えられていないハズ……。 だが、IS350で富士スピードウェイ周辺の一般道を走ってみると、初期モデルで感じられたサスペンションの突き上げるような渋い動きがずいぶんと軽減されていることがわかる。特にリアサスで顕著。サスペンションがしなやかな動きとなったことで、乗り心地が格段によくなったと同時に、コーナリング時のリアの落ち着きが大幅に向上している。より上質なスポーツセダンに進化した、といえるだろう。いっぽう、エンジンやトランスミッションに関しては特に違いを感じなかった。 価格はIS250が399万円で9万円のアップ、IS350は487万円で7万円のアップとなっている。
LS460L
これを待っていた人も多いのでは? ストレッチされたLS460 LS460L 120mm延長されたホイールベースは3090mm、全長は5150mmとなる。LS460Lの価格は1031万円、後席セパレートパッケージだと1183万円となる
■LS460L8月26日のことであるが、LS460にも「L」が追加となった。ハイブリッドのLS600hには、デビュー当初から標準タイプのLS600hと、ホイールベースを120mm延長したLS600hLがラインアップされていたが、LS460にはロングタイプの設定はなし。北米仕様には設定されていたので「ぜひ460にもLを」の声が多く上がったという。ロングの手法はL S600hの場合とまったく同じ。ホイールベースを120mm延長することで3090mmとし、全長は5150mm。もちろんこの延長分はまるまるリアシートの足元スペースの拡大に当てられているので、もともとタップリのLSのリアシートがさらに快適になっている。
ゆったり座れるリアシート
リアシートはこのとおりゆったり座れる超リラックスシートなのでありました
もちろんオーナードライバーのため、ではなく、リアシートに座るVIPのためのクルマで、わたくしウメキも着座してみましたが、広すぎてちょっと落ち着かないほどでした(←なにしろ馴れていないもので)。リアシートは通常の3人掛けタイプの他に、包み込まれるようなリラックストートの後席セパレートシートも用意されている。LS460は773万円、LS460Lだと1054万円となり、後席セパレートパッケージだと1183万円となる。基本的に運転してどうこう言うタイプのクルマではないのだが、しかしさすがレクサスはあくまでもオーナードライバー指向。ステアリングを握ってしまえば後ろの長さを感じることはないし、ホイールベースが長いゆえの曲がりにくさなどまったく感じることはないからお見事。運転好きのVIPのことも考えているんですな。LSはデビュー直後よりもだんぜん乗り心地がよくなっています。
GS450h
GS450hのトランクルームはバッテリー搭載位置の変更などで拡大した
■GS450h一部改良でトランクスペースが広くなっている。ハイブリッド用バッテリーの搭載位置の見直しでトランクへの張り出しを抑制。最大40Lぶん荷室を拡大している。これまで荷室の小ささでGS450hを敬遠していた人には朗報だ。
ISIF
IS-Fの走りも進化
■ISIFIS本体はマイチェンだったが、IS-Fは一部改良。ということで基本的に内外装に大きな変更点はない。変更箇所はセンタークラスターのデザイン小変更と色遣いの変更のみ。
特に変更はアナウンスされていないが、IS-Fはサスペンションの動きがしなやかになって、コーナリング時のスタビリティ、コントロール性などが向上している。価格は766万円で変更なし
だが、ISでも感じたように、IS-Fでも最大の弱点だったリアサスの動きがしなやかになっているのを実感できた。IS-Fはガッチリと締め上げられたサスペンションで、サーキットをハイペースで走っても充分楽しめるスポーツサルーンだが、一般道で路面が荒れているような場面で、ややリアが落ち着かないことがあったのだが、今回の試乗車では改善されていた。その他423ps、51.5kgmのパワフルで刺激的なエンジン、マニュアルモードで切れのいいレスポンスを見せる8速ATなどに変更はない。価格は766万円で変更なし。