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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.02

2.5Lに7AT搭載で燃費向上 スカイラインスポーツ度アップ!

【エコカー減税50%】へと生まれ変わった!

標準タイプ こちらが標準タイプのフロントマスク。バンパー、グリルの形状変更でシャープになった

標準タイプ こちらが標準タイプのフロントマスク。バンパー、グリルの形状変更でシャープになった

【本記事は2010年3月にベストカーに掲載された記事となります。】もはや「エコカ減税にあらずばクルマにあらず」といった雰囲気。フーガの2.5Lがエコカー減税なのに、スカイラインが対象外というのではまずかろう、というわけではないだろうが、スカイラインの2.5Lエンジン車が【エコカー減税50%】へと生まれ変わった!! と、同時にスカイラインシリーズがちょっとフェイスリフト。よりスポーティに、引き締まったフロントマスクを手に入れた。

2.5Lにも7速ATを組み合わせて燃費9%アップ!!

2.5Lは225ps、26.3kgmのスペックに変更はなく、7ATが組み合わされて12.2km/Lへと燃費は伸びた

2.5Lは225ps、26.3kgmのスペックに変更はなく、7ATが組み合わされて12.2km/Lへと燃費は伸びた

マークXやクラウンは2.5Lエンジンをレギュラー仕様にしてパワースペックをダウンさせることで燃費向上を図ってきたが、スカイラインはエンジン性能はそのまま(225ps、26.3kgm)、好評の7速ATを組み合わせることで10・15モード燃費を従来の11.2km/Lから12.2km/Lへと約9%向上させているのがポイント。走りのよさはそのままに、燃費をこれだけ向上させているのだから嬉しいかぎり。いやいや、実は、ATが従来の5速から最新の7速になったことで、燃費だけでなく、ドライバビリティもグンと高まっているのであった。これがスカイラインの意地というか、矜持とでもいうのだろうか。

ちょうどいいパワー

リアスタイルではバンパー下部のディフューザー形状が変更点。これによって、後ろ姿もずいぶんと引き締まった印象だ。ボディサイズに変更はなし

リアスタイルではバンパー下部のディフューザー形状が変更点。これによって、後ろ姿もずいぶんと引き締まった印象だ。ボディサイズに変更はなし

圧倒的なトルクとパワーでグイグイ走る3.7Lを味わっちゃうと、2.5Lはどうしてもアンダーパワーに感じてしまうのだが、ちょっと冷静になって2.5L単独でジックリと走りを味わうと、「このくらいのパワーがちょうどいいんだよね!!」と改めて実感するのであった。それにしてもこの2.5L+7ATが具合がいい。ギア段数が多いので、各ギアのステップ比が狭く(クロスレシオ)、シフトアップ&ダウン時のエンジン回転の上下が少なくスムーズ。フル加速を試みた場合など、小気味よくギアがつながっていき、シフトショックも小さく気持ちよく加速する。

コーナーを右へ左へとスイスイと走り抜けるリズム感

2.5Lは225ps、26.3kgmのスペックに変更はなく、7ATが組み合わされて12.2km/Lへと燃費は伸びた

2.5Lは225ps、26.3kgmのスペックに変更はなく、7ATが組み合わされて12.2km/Lへと燃費は伸びた

最終減速比とのオーバーオールでのギア比を5速ATと比べると、1速は6.7%程度ローギアード、2速は約13%ローギアード、3速は11.2%……と、5速までは7ATのほうが全体的にギア比が低くなっている。いっぽうオーバートップとなる6速は2.920、7速は2.601とハイギアードな設定。トップギア同士で比較すると、5ATの5速が3.285なので約26%以上もギア比が高いことになる。つまり、7ATは1~5速をギア比を低くするとともにクロスレシオとし、5~6速を巡航用のハイギアードとして巡航時のエンジン回転を低く抑えている。このほかにもロックアップ領域の拡大や、ニュートラルアイドル制御などにより、燃費を向上させている。2~5速のつながりがよく、マニュアルモードでパドルシフトをパカパカやると、MTを操っているようなリズム感でコーナーを右へ左へとスイスイと走り抜ける。シンクロレブコントロールが回転を合わせてくれるので、シフトダウンが楽しくなる。「スカイラインは運転が楽しいなぁ~!!」絶妙なハンドリング性能と合わせて、スカイラインのよさを再認識させられた。

エクステリアもシャープに変身だ!!

スポーツタイプ こちらタイプSとSP専用のフロントマスク。バンパーが異なっている

スポーツタイプ こちらタイプSとSP専用のフロントマスク。バンパーが異なっている

印象的な変更点がフロントマスク。フロントグリル、バンパー、ヘッドランプなどのデザインが変更されており、これまでちょっとツルリとした印象だったフロントマスクが、スカイラインクーペにもちょっと似た、シャープな顔つきに変身。さらに250GTタイプS、370GTタイプS/SPといったスポーツグレードではエッジラインの入った専用デザインのフロントバンパーと専用グリルなどでさらにキリリとした顔つきとなっている。リアバンパーのデザインも変更されており、ディフューザー形状をイメージした精悍な後ろ姿が印象的。クーペについてはエクステリアの変更はいっさいなく、インテリアの小変更のみとなる。 価格についてはセダン、クーペともにベーシックグレードとして「Aパッケージ」を新設定。セダンの250GT・Aパッケージ=289万8000円、クーペの370GT・Aパッケージ=386万4000円。これらボトム価格はこれまでとほぼ同額だが、そのほかのグレードではカーナビが標準装備となったこともあり、20万~30万円程度の価格アップとなっている。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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