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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
VW初のハイブリッド「トゥアレグ」は380psのパワフルさで13.8km/L
トゥアレグが2代目にフルモデルチェンジ

先代よりスッキリとしたリアスタイルにはひと目で認識できるリアコンビが与えられた
【本記事は2011年3月にベストカーに掲載された記事となります。】VWのプレミアムSUV、トゥアレグが2代目にフルモデルチェンジ、2月17日から販売開始した。新型からV8モデルが廃止され、VW初となるトゥアレグハイブリッドと、3.6L、V6エンジンを搭載したトゥアレグV6の2種類をラインアップ。
1モーター式パラレル式ハイブリッド

ニッケル水素バッテリーはリアトランクの下に配置。50km/hで2kmの走行が可能だ
トゥアレグハイブリッドは、1モーター式のパラレル式ハイブリッドを採用している。3L、V6スーパーチャージャー(333ps/44.9kgm)に34kW(46ps)のモーターを組み合わせ、システム合計出力は379ps。トルコンATをもたないが、1モーター2クラッチのパラレル式を採用するフーガハイブリッドと並ぶ技術レベルである。8速AT(アイシン製)とエンジンの間には乾式油圧クラッチも備えているので、低速時や低負荷の走行中にはエンジンを停止させ、エンジンとモーターを切り離すことができる。最高速度50km/h、最長約2kmのEV走行も可能だ。ちなみにEVモードのスッチはセンターコンソールに備わる。
動力性能

ほとんどフードしか見えないハイブリッドのV6エンジンはS/Cを装備し333psを発揮
ハイブリッドの動作モードは、信号待ちなどではのアイドリングストップ、50km/hまでのEV走行モード(最大2kmまで走行可能)、通常走行時や加速時はガソリン走行、高負荷の加速時にはエンジン+モーターを使ったブーストモードが発動する。さらに、160km/h以下でアクセルを離すと、クラッチが切られてエンジン抵抗を受けないコースティング走行モードとなる。実際に試乗してみるとその加速力に驚かされた。アクセルを床まで踏み込むとエンジン+モーターが一緒に作動するブーストモードでは、システム最高出力299psのレクサスRX450hを圧倒するほどの速さだ。3.6L、V6モデルの進化ぶりも忘れちゃいけない。280ps/36.7kgmとこれまでのV6と同じパワースペックを確保しながらも10・15モード燃費は38%向上。
上質なインテリアとしなやかな乗り心地

ウッドパネルが配されたインパネ。エンジン&モーターの動きがわかるシステムも装備
アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムなどのブルーモーションテクノロジーに加え、8速ATや70kg軽量化されたボディなど時代に合わせて大幅に進化を遂げている。上質なインテリアとしなやかな乗り心地。8速ATを得たことで加速フィールが滑らかになり、走りの質感も増した。
価格

価格はハイブリッドが898万円。V6が623万円。2台ともエコカー減税対象車で、ハイブリッドが約48万円(免税)、V6が約17万円(50%減税)の減税となる。