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更新日:2020.07.21 / 掲載日:2017.12.01
乗りやすさと暴力的な加速が両方楽しめるシェルビーアジア APモデル
コブラ初心者でも乗りやすくしたモデル

ボディサイズは全長3860×全幅1753×全高1220mmとコンパクトなサイズで総重量は1180kg。このAPモデルにはキャロル・シェルビー・インターナショナルから認定を受けた特別なシリアルプレートがエンジンルーム内に取り付けられる
【本記事は2011年9月にベストカーに掲載された記事となります。】シェルビーコブラの日本総代理店、シェルビーアジアがリリースした日本向けの限定車、“シェルビーアジア・アジアパシフィックモデル”の発表試乗会が行なわれたので報告しよう。今回試乗したシェルビーアジア・アジアパシフィック(AP)モデルは、現在も継続生産されているシェルビーコブラCSX4000/6000シリーズと同じスーパーフォーマンス社によって生産されたMK-IIIをベースに、シェルビーコブラ販売25年間の実績をもつ田邊社長が、日本市場に合わせ、装備を充実させ、コブラ初心者でも乗りやすくしたモデルである。
トルク感たっぷりの走りで実に乗りやすい!

インテリアはオリジナルを踏襲。エアコンも標準
キーを捻るとヴォンヴォンという5.7LV8サウンドがサイドマフラーから響き渡り、ただものでないと感じさせる。クラッチを踏み、1速に入れるとクラッチの軽さと5速MTの剛性感の高さに驚く。アクセルを踏まず半クラッチを使いゆっくりとスタートさせ、2速、3速へ繋いでいく。トルク感たっぷりの走りで実に乗りやすい! ステアリング、クラッチ、ブレーキ、取り回しなど操作系が軽く、女の子にも運転できるほど。
本来の姿である獰猛なコブラに豹変

エンジンはROUSH社製448psの5.7LV8ユニット
しかしいったんアクセルを強く踏み込むと本来の姿である獰猛なコブラに豹変。448ps/57.8kgmの5.7LV8ユニットは2500rpmから6000rpm付近まで一気にトルクが盛り上がりスムーズに回っていく。その暴力的な加速には正直ビビってしまった。1t弱のボディに448psだから、おもしろくないわけがない。ソフトトップやエアコン、センターコンソールボックスなど装備も充実していながらこれで680万円。今までのクルマに飽きた人にぜひお薦めしたい。