最新VW車ゴルフトゥーラン＆ティグアン＆トゥアレグ＆シャランの魅力がますますアップ！

【本記事は2013年2月にベストカーに掲載された記事となります。】12年1～11月の新車販売台数は5万617台と、輸入車ブランド13年連続ナンバー1がほぼ確実のVW。そのなかから最新デビュー車3台を中心に紹介しよう。クロストゥーランは3列7人乗りのミニバン、ゴルフトゥーランをベースに、SUVテイストに仕上げたもの。専用のフロント＆リアバンパー、大型化されたホイールハウス、サイドスカート、ブラックサイドモールディングを装備し、無骨で男らしいイメージに大変身。

足回りも強化され、ノーマル比＋10mmの専用サスペンション、フロント215／50R17、リア235／45R17タイヤで固めている。140psの1.4Lツインチャージャーの走りは相変わらず、「すばらしい」のひと言。乗り心地は固めだがハンドリングが楽しめるミニバンとして大いに魅力的。ただFFなのが残念。

次に試乗したのはFFのティグアン。全長4430×全幅1810mmのコンパクトなサイズで取り回しもよく、なんといっても150psの1.4Lツインチャージャーによる走りが実に楽しい。加えて、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システム、走行中にアクセルペダルから足を離した時に、エンジンとミッションを切り離すことで惰性走行を行ない、無駄な燃料消費を抑えるコースティングモードを装備。これによりJC08モード燃費は4WDより3.1km／Lアップした14.6km／Lを達成している。

追突回避・軽減ブレーキシステムを搭載したトゥアレグハイブリッドは、さらに魅力的だ。フロントに装着されたレーダーで前方の交通情報を監視し、危険を感知するとドライバーに警告したり、シートベルトを巻き上げブレーキ力を最大にする“フロントアシスト”、先行車両に追従する“ACC”に加え、今回“フロントアシストプラス”が加えられた。これまでの機能に全速度域で作動する自動ブレーキ機能が加えられたもの。これにより、高速道路を走行中に先行車両が急ブレーキをかけた時にシステムが自動的にブレーキングすることであらゆる速度域で先行車両への追突を回避、もしくは被害の軽減効果が期待できることになった。さらに30km／h未満での先行車両への追突を回避・被害を軽減する緊急ブレーキ機能も装備している。

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