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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28
12月1日、ついに日本発表! 660cc軽のケータハム セブン130完成!
スズキ製660ccエンジンを積んだケータハム・セブン

660ccの軽登録で349万6500円!
【本記事は2014年1月にベストカーに掲載された記事となります。】13年10月26日号でお伝えしたスズキ製660ccエンジンを積んだケータハム・セブン160/165。いつ完成するのかいまかいまかと待ち侘びていたが、ついに完成、12月1日から日本での販売を開始した。注目の価格は349万6500円。’14年1月から生産が開始されるため、日本へのデリバリーは’14年4月頃になるという。ケータハム・ジャパンでは、300万円以内に抑えたかったということだが、1ポンド=167円では無理があると残念がっていた。
搭載エンジン

搭載されるエンジンはK6A型と呼ばれるジムニーなどに積まれる658cc直3ターボエンジンで、最高出力&最大トルクは64ps/10.6kgm。ケータハムでは1トンあたりのパワーウェイトレシオで車名を表しているが490kgで64psなので正式な車名はセブン130となる。欧州仕様や英国仕様では80ps/10.9kgmまでチューンナップされているが、日本仕様だけ64psにしたのは軽自動車として登録できるようにするためだ。全幅リアフェンダーを通常が1550mmのところを片側40mmほど詰めて1470mmに抑え黄色ナンバーにしたわけだ。
その走りは

気になるのはその走りだろう。64psと一見非力かと思うかもしれないが、車重490kgの“軽い”という強力な武器をもっているため、5速MTでシフトチェンジしながら、意のままにセブン130を操っている姿が容易に想像できる。
リアサスペンション

MOMO製ステアリングやレザーシートはオプション
しかも、リアサスペンションは、ロータス7時代から製造権がケータハムに移ってからも、1980年代中頃まですべてのセブンに使われてきた、ライブアクスルと呼ばれるリジット式を採用し、155/65R14サイズという細いタイヤを履いていること。ケータハムはこのセブンの乗り味について「1950年代にオリジナルであるロータス7が生まれた時代の記憶を呼び起こす」と表現している。ケータハム社のテストドライブ担当者も「速いモデルはサーキットに行かないとストレスが溜まるけど、このセブンなら公道でも躊躇しないでアクセルを床まで踏めて毎日が楽しい」と語っている。
スズキ製658ccエンジン

スチール製スペースフレームに収められたスズキ製K6A型658cc直3 DOHCインタークーラー付きターボ
スズキ製658ccエンジンによって、名車セブンのオリジナルに近いモデルが再来するなんてまさに奇跡。う~ん早く乗りたくて、うずうずしてきた。