中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
スズキ伝家の宝刀S-エネチャージ搭載ハスラー
一部改良とはいえ中身は激変

インパネ回りも変更はない
【本記事は2015年6月にベストカーに掲載された記事となります。】大人気のハスラーが発売以来1年半ぶりに5月13日一部改良を受けた。一部改良とはいえ中身は激変だ。ワゴンRに続いてマイルドハイブリッド、S-エネチャージを搭載し、JC08モード燃費29.2km/Lから32.0km/Lへと伸ばしてきたのだ。NAのCVT車全車をエネチャージからS-エネチャージに変更するという英断だ。この32.0km/Lという数字は軽ではアルト、ミライース、ワゴンRマイルドハイブリッド車に続く第4位だからすごい。
加速時にエンジンをアシストして、燃費を向上

13km/h以下でエンジン停止となり、発進時から約85km/hまでモーターがエンジンをアシストする
S-エネチャージの機構はワゴンRと同じ。モーター機能付き発電機ISGとS-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーを採用。減速時にISGが発電し、リチウムイオンバッテリーに充電、電力を始動時に使うほか、約85km/hまでの加速時にエンジンをアシストして、燃費を向上させるというもの。エネチャージは電装品にのみ電力を使っていたが、S-エネチャージはモーター機能を持つISGを使うことで、燃費が向上するのだ。
スズキらしい戦略的な価格

ワゴンRのS-エネチャージ車FZは137万2680円からと高価で、販売が伸び悩んだことの反省を踏まえ、価格はGのFF126万1440円からと、旧モデルの1万5120円アップに抑えた。1万5000円余りの対価で、2.8km/Lの燃費向上が手に入るというから、スズキらしい戦略的な価格といえそうだ。いっぽうターボはS-エネチャージが装着されず、エネチャージのままでJC08モードも26.8km/Lと変わらない。