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更新日:2019.06.14 / 掲載日:2017.12.25

トヨタオーリスの概要と歴史をまとめてみた

トヨタオーリスの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム

トヨタオーリスは、見た瞬間、乗った瞬間、走り出した瞬間にすべての人が車の良さを感じられる斬新なコンパクトハッチバックモデルとして開発され、2006年10月に誕生しました。

「アレックス」および「カローラ ランクス」の後継モデルとして開発されました。
既に欧州では実績のある「カローラ ランクス」の系譜であり、主にヨーロッパマーケットを意識した日欧戦略車であることから、2006年9月のパリサロンにおいてコンセプトモデルである「オーリススペースコンセプト」が先行ワールドプレミアされました。

搭載されるエンジンは1.5L ならびに1.8L DOHCを基本としながら、新プラットフォームを採用した、3ナンバーサイズの伸びやかで安定感のあるボディフォルムが特徴です。
質感の高いドライバーと一体となった機能的なインテリアなど、先進性を表現したモダンなパッケージングを採用しています。

日本以外にもトルコや英国で生産され、現在では中南米、ヨーロッパ諸国、アフリカ、香港、オセアニア、イスラエルでも販売されるグローバルスタンダードモデルとして位置付けられています。
また、2010年よりイギリス現地法人Toyota Motor Manufacturing UK Ltd.において、ヨーロッパ初となるハイブリッドモデルの生産を行っています。

国内マーケットでは、当初ネット店系列の専売モデルでしたが、2016年4月よりトヨペット店でも販売される人気車種です。

2006年10月の発売から1ヶ月で、月間販売目標台数の約3倍にあたる約9,000台を受注するなど順調な立ち上がりを見せ、現在の2代目に移行してからも高い人気を誇るモデルです。

車名の「オーリス」は、ラテン語で「黄金」を意味する「AURUM」と英語の「AURA:独特の雰囲気」からの造語であり、独特のオーラを放ち、存在感のあるエネルギッシュでコンパクトカー市場をリードするモデルになるよう想いが込められた、グローバルスタンダードモデルに相応しいネーミングと言えるでしょう。

派生モデルには、オーリスをベースに内外装を豪華にした「ブレイド」が2006年12月より2012年6月まで販売されていました。

初代 オーリス 150系(2006年~2012年)

初代 オーリス 150系(2006年~2012年)

グーネット編集チーム

初代オーリスは、前身にあたる「カローラ ランクス」、「アレックス」の後継モデルとして2006年10月に発売されました。
車名の由来であるラテン語の「黄金」から、2006年9月のパリサロンにおいてワールドプレミアされた際のボディカラーもゴールドにペイントされ、華々しいデビューを飾りました。

内外装デザインをフランスにあるトヨタヨーロッパのデザイン拠点で行い、併せてプラットフォームを一新しています。
従来の5ナンバーサイズにとらわれない日本車離れしたワイドで安定感のあるダイナミックなボディフォルム、リクライニング機構付6:4分割ワンモーションチルトダウン格納リヤシート、ドライバーを囲むような一体感のある、機能性を重視したスタイリッシュで斬新なコックピットデザインなど、使い勝手の良いミディアムクラス並みの高い居住性が特徴です。

「5mインプレッション」をテーマに開発され、5m走れば誰でもオーリスの良さがわかるという、既存のコンパクトハッチバックモデルと一線を画く、斬新な自信がみなぎるコンセプトとして高い注目を浴びました。

搭載されるエンジンは1.5Lと1.8L直列4気筒自然吸気エンジンの2機種をベースに、駆動方式はFFと、アクティブトルクコントロール4WDが組み合わされています。
スムーズな加速と高効率のトランスミッションとして定評のあるSuper CVT-iによって、余裕のあるストレスのない走行性能と省燃費性能を提供しています。

1.8Lではマニュアル感覚のダイレクトなスポーティドライブが楽しめる、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックが採用されています。

純正のHDDナビゲーションシステムでは、ナビからの情報と車両からの道路状況を3次元に解析し、無段階にシームレスな制御を行うNAVI・AI-SHIFTを採用し、質の高い安定した走りを実現しています。

フロントサスペンションはマクファーソンストラット式と共通ながら、リヤサスペンションはFFモデルではトーションビーム式、フルタイム4WDモデルではダブルウィッシュボーン式を採用し、欧州車風のやや硬めなセッティングを施しています。
高剛性ボディとともに、安定感のある優れた操縦安定性を揺れの少ない快適な乗り心地を両立しています。

高い衝撃吸収性を誇る最新のコンパチビリティボディ「GOA」をはじめ、WIL(頸部傷害低減)コンセプトに基づいた、後部からの追突の際にむち打ち被害を軽減する骨格のしっかりした新構造シート、トヨタ独自の環境評価システム「Eco-VAS」を活用した、廃棄までの長いスパンを考慮した環境負担の軽減、燃費の良いドライブをアシストするエコドライブインジケーターなど、クラストップレベルの安全・環境性能を備えています。

トヨタ オーリス(AURIS)150X(2006年10月モデル)

ボディタイプ:ハッチバック
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4220×1760×1515mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1985×1460×1245mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/65R15(後)195/65R15
エンジンタイプ:1NZ-FE型 直列4気筒DOHC
排気量:1496cc
最高出力:110ps(81kW)/6000rpm
最大トルク:14.3kg・m(140N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:17.6km/リットル
車両重量:1240kg
価格:1,622,250円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年10月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/AURIS/10036721/index.html

・主なグレード
「150X」「150X Mパッケージ」「150X Sパッケージ」「180G」「180G Sパッケージ」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
16インチタイヤ&アルミホイール(205/55R16+16×6.5J)、VSC&TRC、マッドガード(フロント/リヤ)、ディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、フロントフォグランプ、リヤフォグランプ、音声ガイダンス機能付カラーバックガイドモニター、本革巻3本ステアリングホイール&シフトノブ、ステアリングスイッチ(オーディオ・ハンズフリー&音声認識)、スマートエントリー(運転席/アンダーバック機能付)&スタートシステム、SRSサイドエアバッグ(運転席&助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)、オーバーヘッドコンソールボックス(パーソナルランプ付)、HDDナビゲーションシステム+オーリス・ライブサウンドシステムなど。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、ダークブルーマイカ、パープルメタリック、ライトブルーマイカメタリック、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ オーリス 150系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-AURIS/model-1-10101066/index.html

2代目 オーリス 180系(2012年~)

2代目 オーリス 180系(2012年~)

グーネット編集チーム

2代目オーリスは、初代オーリスからのコンセプトである「直感性能」を引き継ぎ、誰もがすぐにオーリスらしいパッケージングの良さを体感ができる、スポーツハッチバックの新基準モデルとして2012年8月に誕生しました。

「SMART DYNAMISM」をデザインテーマに掲げ、先代モデルとは打って変わり、伸びやかで重心の低い、ワイド&ローを強調したダイナミックな流麗なボディデザインを採用し、文字通りスポーツハッチバックとして進化を遂げました。

トヨタ独自のデザイン表現である「キーンルック」と名づけられたフロントフェイスを採用するインテリジェンスな風貌や台形の大きな開口部を持つフロントバンパーをはじめ、メリハリのある躍動感のあるサイドビュー、安定感のあるファットなリヤビューなど洗練されたモダンな印象を受けるボディデザインが特徴です。

ソフトパッド表皮の採用やメタル調加飾など、素材感にこだわった上質なインテリアを持つモダンな室内空間が特徴です。
低重心パッケージやフロントシートのシートバックの形状見直しにより、後席のレッグスペースをはじめ、余裕のあるヘッドクリアランス、クラストップレベルの荷室容量を誇るカーゴスペースなど、優れたユーティリティスペースを実現しています。
また、ルーフの幅いっぱいに後席頭上まで広がるパノラマルーフの設定など、スポーティながら開放感あるルーミーな室内空間を演出しています。

搭載されるエンジンは先代モデルと同様に1.5Lと1.8L直列4気筒自然吸気エンジンに、駆動方式はFFとアクティブトルクコントロール機構を持つ、フルタイム4WDの組み合わせです。
フリクションを低減し、燃焼効率が向上した新しい1.5Lエンジンを搭載するモデルでは最新のアイドリングストップ機能(Toyota Stop&Start System)を採用し、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックとの相性も良く、軽快な加速フィールと優れた燃費性能を両立しています。

吸排気のバルブタイミング変更や圧縮比を高めた1.8Lモデルでは、路面の凹凸に優れた応答性を持つダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを新たに採用し、安定した挙動性能とロードホールディングに優れた快適な乗り心地、全域にわたりストレスのない豪快な動力性能を実現しています。

ブレーキングの減速度から駆動力を予測してダウンシフト、横G検知し、アクセルコントロール性を制御する進化したG AI-SHIFT機構を搭載し、パドルシフトを駆使して滑らかでアクティブなスポーティドライブを提供します。
併せて、55mm低くなった全高、ステアリング取付け角度が見直しされ、着座位置が40mm低めたスポーティなドライビングポジション、空力特性の向上した低重心ボディにより、レスポンスの良いキビキビした操舵性能と優れた視界性など、質の高いスポーティドライブを堪能できる優れたパッケージデザインです。

夜間の前方視界確保を支援するオートマチックハイビームやレーザーレーダーと単眼カメラの2つのセンシング機能を備えたプリクラッシュセーフティシステムを含む先進の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を採用しています。
歩行者や後席乗員の安全性向上にも配慮した全方位コンパチビリティボディ構造のほか、滑りやすい路面での車両の挙動を安定させるVSC(Vehicle Stability Control)やTRC(トラクションコントロール)、EDB付ABS&ブレーキアシストの標準装備など、クラストップレベルの安全性能を提供しています。

また、2015年4月には中低速域で優れたドライバビリティを発揮する1.2L直噴ターボエンジンモデル、2016年4月にはプリウスに搭載され、定評のあるハイブリッドシステム「リダクション機構付THS-II」を採用したハイブリッドモデルが追加されています。

トヨタ オーリス(AURIS)150X(2012年8月モデル)

ボディタイプ:ハッチバック
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4275×1760×1460mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1830×1485×1180mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/65R15(後)195/65R15
エンジンタイプ:1NZ-FE型 直列4気筒DOHC
排気量:1496cc
最高出力:108ps(80kW)/6000rpm
最大トルク:13.9kg・m(136N・m)/4800rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:18.2km/リットル
車両重量:1220kg
価格:1,790,000円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年10月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/AURIS/10077885/index.html

・主なグレード
「120T」「120T RSパッケージ」「ハイブリッド」「ハイブリッド Gパッケージ」「150X Cパッケージ」「150X」「150X Sパッケージ」「180G」「180G Sパッケージ」「180S」「RS」「RS Sパッケージ」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
17インチタイヤ&アルミホイール(225/45R17+17×7.0J)、マッドガード(フロント/リヤ)、アイドリングストップ機能(Toyota Stop&Start System)、パノラマルーフ(電動ルーフシェード・挟み込み防止機能付)、オートマチックハイビーム、フロントフォグランプ、リヤフォグランプ、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)、本革インストルメントパネル加飾、自動防眩インナーミラー(オートマチックハイビーム対応)、本革巻ステアリングホイール&シフトノブ、パドルシフト、ファブリック&本革コンビシート、オーリス・ライブサウンドシステム、バックモニター、SRSサイドエアバッグ(運転席&助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)など。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、アバンギャルドブロンズメタリック、シトラスマイカメタリック、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、ブルーメタリック、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ オーリス 180系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-AURIS/model-2-10101066/index.html

トヨタオーリスはヨーロピアンテイストの洗練されたエクステリア、スポーティながら上質で機能的なインテリアを備えるコンパクトハッチバックモデルとして2006年10月に誕生しました。

質の高いスポーツハッチバックモデルとして、メインマーケットである欧州をはじめ、世界中で愛される、トヨタのグローバル戦略車として高い人気を誇ります。ハイブリッドモデルやダウンサイジングターボモデルもラインナップに加え、ますますの進化が期待されるモデルです。


トヨタ オーリスの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-AURIS/index.html

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