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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.02.06
ベントレーの歴史・概要と優位性とは

グーネット編集チーム
ベントレーは、イギリス人のウォルター・オーウェン・ベントレー氏が、1919年にロンドンで設立した自動車メーカ―であり、現在はフォルクスワーゲン(以下VW)グループが保持する、車種ブランド名です。
創業当初からモータースポーツで台頭し、1923年に始まったル・マン24時間耐久レースでは、1930年の撤退まで5回の総合優勝を果たしました。
しかし、あまりにレースに没頭するあまり、販売する車体はクオリティーが高く人気だったものの利益率が低く、世界恐慌もあって、その経営が悪化の一途をたどります。
結果、一足先に発足していた同国のロールス・ロイスに1931年吸収され、ベントレーはレースへの参戦もできず、半ばロールス・ロイスの姉妹車扱いとなり、その関係性は40年以上続くこととなります。
1973年には、経営破たんしていたロールス・ロイスの自動車部門がヴィッカーズ社に売却され、ベントレーブランドもそれに伴い移動します。
さらに1998年には、ドイツのBMWとVWの間で争奪戦が繰り広げられ、最終的にはロールス・ロイスがBMW、ベントレーがVWの傘下となります。
数奇な運命をたどったベントレーでしたが、現在ではVWグループ内で高級スポーティークーペとして存在感を発揮しています。
念願だったル・マン復帰も果たし、2003年には73年ぶりとなる優勝を飾るなど、かつての栄光を取り戻しつつあります。
ベントレーの世界拠点
ベントレーブランドを保有するVWグループは、世界31の国と地域に、119ヶ所の生産拠点を保有しています(※2017年10月16日現在)。
ベントレーは、そのボディーに関して多くの車種がスロバキアの工場で生産され、エンジンの多くが、同じVWに属するポルシェ同様、ドイツのエンジン工場で作られています。
しかし、英国ブランドとしての血を受け継ぐベントレーの場合、本拠地である英のクルー工場までそれらが輸送され、最終的な組み立てや職人による仕上げが行われます。
■ベントレーの販売台数内訳と動向
ベントレーの2016年の年間販売台数は、前年を2年ぶりに上回る1万1,023台と、過去最高を記録しました。
2016年に投入されたベントレー初となるSUV、「ベンティガ」の売れ行きが好調なのが、その原動力の1つです。
日本国内割り当て分「80台」は、2,695万円と非常に高額ながら、発表時にはすでに完売してしまっていたほどです。
ベントレーの主な車種
・コンチネンタルGT・GTC
2011年に登場した、4シーターのクーペ車種であり、GTCはGTをベースとしたオープンカーモデル。
同年9月にフランクフルトで行われたモーターショーにおいて、新型の投入が正式発表された。
・ミュルザンヌ
高級感とパフォーマンスの双方を高レベルで兼ね備えている、ベントレーのフラッグシップ車種。
・フライングスパー
前述したコンチネンタルGTの4ドアセダンバージョンで、日本では2013年から販売されている。
・ベンティガ
「SUVではない。ベントレーだ。」という、ベントレーらしい威風堂々としたデザインと高パフォーマンスを両立させた、超高級SUV車種。
新型6.0Lツインターボエンジンは、最大出力608PSを発揮。
その最高速度は301km/hにまで達し、オンロード・オフロード問わず、道路を華麗に疾走する。
ベントレーの中古車一覧
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-BENTLEY/index.html