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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.03.05
【トヨタ】ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB)

グーネット編集チーム
夜間の運転は、暗いことによる視界の悪さから、前方の視野が狭くなりますので、昼間以上の注意が必要です。
裏付けるように、歩行者死亡事故は、約7割が夜間に起きているというデータもあります。
トヨタは、夜の運転をより安全にサポートするために、オートマチックハイビームを新型車に続々採用しています。
今回は、夜の安全運転を支援するオートマチックハイビームの機能について解説します。
ヘッドライトはハイビームが基本
道路交通法では、夜間は前照灯をつけなければならないとあり、「走行用前照灯」を指します。
走行用前照灯とはハイビームのことで、基準では前方100mの人や物を確認できるライトです。
普段使用しているロービームは「すれ違い用前照灯」と呼ばれ、前方40mの人や物を確認できるライトです。
ハイビームを使用し、他車の交通を妨げるおそれがある場合には、光を消したり弱めたりしなければなりませんので、その際にはロービームが使用されます。
そのため、常にロービームで走行しても違反にはなりません。
夜間早めに人や物を確認し衝突を回避するために、積極的にハイビームを使用することが大切です。
ハイビームで走行可能な場所ではハイビームを自動で使用してくれる、トヨタのオートマチックハイビームが夜の安全をサポートします。
オートマチックハイビームの特徴
オートマチックハイビームは、先行車や対向車のライトをカメラで認識しヘッドライトのハイとローを自動で切り替えます。オートマチックハイビームの機能には特徴が2つあります。
一つは、歩行者をいち早く見つけやすくすることです。
遠くまで照らせるハイビームでの走行頻度が高くなることで、夜間走行時の視野が広がり、歩行者や障害物などの早期発見につながり、衝突回避につながります。
もう一つは、ヘッドライトの切り替えが不要です。
前方のライト等、明るさに応じて自動でヘッドライトのハイとローを切り替えますので、ハイビームのまま対向車とすれ違うなどの切り替え忘れを防ぐと共に、手動操作の煩わしさも無くなります。
オートマチックハイビームの使い方
オートマチックハイビームは、ヘッドライトスイッチがロービームの状態では作動しません。
ヘッドライトスイッチをロービームまたはオートの状態から、ハイビームに切り替えます。
そして、オートマチックハイビームスイッチを押すことでオートマチックハイビームが作動します。
自動でハイビームを点灯させるには条件があります。
「車速が約30km/h以上」で「前方が暗い」、「ランプを点灯した車両がない」、「街路灯の光が少ない」の4つであり、条件をすべて満たさない場合には自動でロービームの点灯になります。
また、カメラにより明るさを検知していますので、見通しの悪いカーブや無灯火の対向車が来た場合など自動で切り替わらない場合があります。
オートマチックハイビーム搭載車種
オートマチックハイビームは、トヨタの先進安全技術「トヨタセーフティーセンスP」及び、「トヨタセーフティーセンスC」の標準装備車とオプション装着車に搭載されます。