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更新日:2019.07.24 / 掲載日:2018.03.05

【トヨタ】追従走行システム「レーダークルーズコントロール(DRCC)」とは

【トヨタ】追従走行システム「レーダークルーズコントロール(DRCC)」とは

グーネット編集チーム

レーダークルーズコントロール(DRCC)は、高速道路や自動車専用道路走行中に、アクセルを踏み続けなくても設定した一定の車速を維持して走るクルーズコントロールの機能に加え、先行車に追いついた際には安全な車間距離を保ちながら、先行車の車速に合わせて追従していくシステムです。先行車がいなくなると再び設定した速度を上限に走り続けます。
ロングドライブでは疲労軽減や安全性の向上に絶大な効果を発揮することから、最近は採用車種が増え、さらに機能も充実させています。ここではトヨタ先進安全技術「トヨタセーフティセンス」のレーダークルーズコントロールの仕組みと機能をご紹介します。

レーダークルーズコントロール(DRCC)の仕組み

「トヨタセーフティセンス」搭載車のレーダークルーズコントロールはフロントグリル中央にミリ波レーダを装備し、フロントガラス上部には単眼カメラが設置されています。そのレーダーとカメラで先行車を検知して車間距離を調整します。車間距離はステアリングのスイッチで3段階から選ぶことができます。そのため、アクアやカローラアクシオ/フィールダーなどレーダーレザー方式のトヨタセーフティセンスを採用している車種には搭載されていません。

進化したレーダークルーズコントロール

初期のレーダークルーズコントロールは40km/h以下の低速域になると機能が解除されてしまいましたが、最近は全車速追従機能に進化して、完全停止まで行ってくれる車種が増えています。停止した後はスイッチを押すか、アクセルを踏むことで追従を再開しますので、ノロノロ運転が続く渋滞時の疲労軽減に貢献してくれます。
現段階では全車速対応する車種と、プリウスαやMIRAIなど40km/h以下では解除されてしまう車種が混在しているので注意が必要です。

レーダークルーズコントロールが使用できない条件

レーダークルーズコントロールはミリ波レーダーにより前方の状況を検知しています。
そのため、大雨や濃霧、雪などの悪天候の場合は、正しく作動しない場合があります。
また、急カーブの道路やカーブが連続する道路での使用につきましても、前方の状況を正しく検知できないため、使用できません。

ウインカーに連動したレーダークルーズコントロールもある

新型クラウンなどの一部の新しい車種では、広い角度を検知できるミリ波レーダーを採用することで、ウインカーと連動してスムーズな加減速を実現しています。先行車のいない、空いている車線に出る時には早めに加速をサポートし、先行車のいる車線に車線変更するときには、車線に入る前からに先行車を認識して滑らかな減速を行ってくれます。

ステアリング制御機能も追加され、より高速走行が楽になった

レーダークルーズコントロール搭載車には、レーントレーシングアシストという、ステアリング制御機能が付いた車種が増えています。このステアリング制御は、単眼カメラで車線や先行車を認識し、車線の中央を走るようにステアリング操作をサポートします。車線を外れそうになった時はブザーとディスプレイ表示で警告を出し、同時にステアリングを制御することで車線からの逸脱を防止してくれます。レーダークルーズコントロールとステアリング制御を組み合わせることで、高速道路の走行が、より楽になっています。

ITS Connectとの連携でさらにスムーズに走れる

クラウンやプリウスなどのITS Connect対応車種で、オプションのITS Connectユニットを搭載すれば、レーダークルーズコントロールで走行中、先行車にもITS Connectユニットが搭載されていた時には、車車間通信が行われるため、より自然に走ることができます。例えば先行車が加速をした場合、通常は先行車との車間距離が開いてから後続車が加速を開始しますが、ITS Connectユニットで車車間通信している場合は、先行車が加速した情報が瞬時に後続車に送られ、車間が開く前に車間距離を維持しながら加速を開始します。

レーダークルーズコントロールが正常に作動しない場合

レーダークルーズコントロールはミリ波レーダーと単眼カメラにより前方の状況を検知しています。そのため、大雨や濃霧、雪などの悪天候の場合は、正しく作動しない場合があります。また、高速道路や自動車専用道路で使用するシステムなので、急カーブのある道路やカーブが連続する道路も、前方の状況を正しく検知できないため使用できません。先行車がオートバイや、荷物を積んでない平ボディのトラックの時にも検知できないことがあります。

トヨタセーフティセンス追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール:DRCC)搭載車種 (2019年7月現在)

■トヨタセーフティセンス追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール:DRCC)搭載車種
(2019年7月現在)

カムリ
プリウス
プリウスα
プリウスPHV
MIRAI
クラウン
センチュリー
マークX
アルファード
ヴェルファイア
ハリアー
RAV4
ランドクルーザー
ランドクルーザー プラド
C-HR
カローラ スポーツ※
※マニュアル車を除く

■追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール:DRCC)搭載車種
ハイラックス(一部グレード)
(2019年7月現在)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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