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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.18
【スバル】後退時の衝突回避・被害軽減を図る後退時自動ブレーキシステム(RAB)

グーネット編集チーム
日々上昇している安全性へのニーズを受け、スバルでは「アイサイト」を開発するなど、すでに衝突回避と被害軽減に努めています。
今回は、そんなスバルがアイサイトの安全性をさらに高めるべく開発した、後退時自動ブレーキシステム「RAB」について、解説いたします。
後退時自動ブレーキシステム(RAB)とは
RABとは、「Reverse Automatic Braking」の頭文字をとった略称であり、文字通り車体が後進しているときに障害物とぶつかりそうになると、自動的にブレーキがかかる機能です。
具体的には、以下の2機能により後進時の事故防止・被害軽減に備えてくれます。
後方障害物警報機能
車体後部に備えられたソナーが障害物を感知すると、対象との距離に応じて4段階の警告音を発生させると同時に、ディスプレイへの表示警告によってドライバーの視覚に訴え、衝突防止への注意喚起をしてくれる機能です。
後退時自動ブレーキ機能
上記の警告機能が発動したにもかかわらず後進が続き、車が衝突の危険が回避できていないと判断すると、エンジンの出力低下とブレーキングを同時に行い、衝突回避や最悪衝突しても、その被害を最小限に食い止めてくれます。
後退時自動ブレーキシステム(RAB)がもたらす効果
バックでの駐車が苦手という方も多いですが、前進での駐車の場合、出庫時に他車両との衝突などが心配です。
しかし、この後退時自動ブレーキシステムが搭載されていれば、壁や車両の存在を警報音に加えてナビのディスプレイにおいて自分の目で位置確認できるため、狭い車庫などにおいてもスムーズに駐車をすることができます。
また、後退時自動ブレーキシステムが作動したにもかかわらず、結果衝突に至ったとしても、車体や障害物に加わるダメージが大きく軽減されます。
このことから、駐車場の壁や他人の車体などに与えてしまう「物的損害」も最小限に抑えられるうえ、ドライバー自身がむち打ち症などといった、身体的被害を受けずに済む可能性が高くなります。
後退時自動ブレーキシステム(RAB)が搭載されている車種
後退時自動ブレーキシステム(RAB)は、
・レガシーアウトバック
・レヴォーグ
・インプレッサG4
といったスバル主力車種であれば、ほとんどのグレードにおいて「アイサイトvol3」の1機能として搭載されています(2018年1月時点)。
ただし、あくまでも後退時自動ブレーキシステムはドライバーの補助の役目なため、過信することは禁物です。
安全なドライビングを意識しましょう。