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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.07.18
【三菱ふそう】運転手の注意力低下に警告を促す運転注意力モニター(MDAS)とは

グーネット編集チーム
運転手の運転注意力の低下によって引き起こされる事故を予防する運転注意力モニターは、新世代の安全システムです。
その技術水準の高さやローコストで自動車に標準装備可能な点が評価されているシステムで、第58回自動車技術会賞において「技術開発賞」を受賞しています。
運転注意力モニター(MDAS)の概要について
運転注意力モニター(MDAS-III)の仕組みについて
運転注意力モニター「MDAS‐III」の仕組みは、まず車内に取り付けたカメラで運転手の運転操作(車両のふらつき、運転手の修正操舵、ウィンカーなど)を認識し、トータルで判断します。
次に、運転手の運転注意力の状態を、ファジイ推論によるロジックでモニターし、必要と判断したら警報で注意を促します。
運転注意力モニター(MDAS-III)の動作イメージについて
ます、運転注意力モニター(MDAS-III)のシステムが起動した後、15分で運転手の走行パターンを学習します。
もし、運転手の注意力の低下を検知した場合は、最適な注意力低下警報を出します。
また、はみ出し運転を警報する車線逸脱警報機能にリンクしており、運転手の注意力が低下し車線をはみ出した場合は、警報音をはみ出し側のスピーカーから鳴らします。
これより運転手がはみ出した方向が理解しやすくなり、運転を助けます。
例えば、運転手の操作頻度減少やゆるい蛇行などは、注意力低下注意報で対応します。
一方、運転手の注意力低下、ひどい蛇行(車線逸脱)などに対しては車線逸脱警報で対応します。
1996年の投入された運転注意力モニター(MDAS)は3代目のMDAS-III(2018年1月時点)となり進化を遂げました。
「MDAS‐III」はカメラで運転手の運転操作を認識し総合的に判断した後に、運転手の運転注意力の状態を、ファジイ推論によるロジックでモニターし、必要と判断したら警報するといった高度な技術を誇るシステムです。
注意力が低下した運転手が起こしやすいふらつき、蛇行運転などを察知できることは、素晴らしい技術です。
トラックなどへの採用実績からも、その技術水準の高さが伺えます。