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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.08.27
日産ルークスの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
日産ルークスは、スズキからOEM供給を受け、スズキ「パレット」の姉妹車として2009年12月に誕生しました。
存在感のある洗練された伸びやかなスタイリング、両側リヤスライドドアを装備しています。ステップ高を低く設定した乗り降りのしやすさに加え、徹底したスペース効率を追求した開放的な居心地の良い室内空間など、幅広い年齢層の方々に親しまれる軽スーパーハイトワゴンとして、開発されました。
発売から3週間で月間目標販売台数3,500台に対し、3倍を超える累計11,005台の台数を受注しました。
存在感あるクリーンなエクステリアデザイン、大人4人がゆったりと移動できるクラストップレベルの圧倒的な室内空間、優れた環境性能と低燃費性能などが評価され、販売早々から高い注目を集めました。
スリークで上品な標準モデル、日産のミニバンシリーズで人気の高い大胆なメッキグリルやエアロ形状のバンパー、ロープロファイルタイヤを備えるスタイリッシュなモデルの2タイプが用意され、女性ユーザーだけでなく、男性ユーザーからも多くの支持を集める人気車種です。
2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定され、2WDモデルでは1735mmの全高でありながら、フロントスタビライザーを備え、重心の低いパッケージデザインにより、しなやかでロールを抑えた安定した走りを提供します。
エンジンは優れた低燃費性能と扱いやすさに定評のある軽快な直列3気筒自然吸気エンジンと全域にわたりトルクフルでレスポンスの良いパワフルな走行性能を発揮するインタークーラー付ターボエンジンに、ニュートラル制御や副変速機構を備える高伝達効率が特徴のCVTが組み合わされます。
車名の「ルークス」は、英語で「ROOM:部屋」と「Max:最大」を意味する単語を組み合わせた造語に由来しています。
文字通りクラストップレベルの快適で居心地の良い居住性を提供数する軽スーパーハイトワゴンに相応しいネーミングと言えるでしょう。
ベースとなるスズキ「パレット」はマツダへも「フレアワゴン」としてOEM供給されるため、日産ルークスとも姉妹車として位置付けられます。
なお、スズキ「パレット」は2013年2月をもって、生産が終了し「スペーシア」へ移行しています。同じタイミングで「ルークス」も販売を終了しますが、約1年間のインターバルを経て、三菱自動車と共同開発により誕生した「デイズルークス」へと、そのポジションは引き継がれています。
初代 日産 ルークス ML21S系(2009年~2013年)

グーネット編集チーム
日産ルークスは、スズキからOEM供給を受ける、軽スーパーハイトワゴンとして人気の高い「パレット」の姉妹車として2009年12月に誕生しました。
「Big」「Dynamic」「Easy」の3つの要素をキーワードに開発され、使いやすくクラストップレベルの広々とした室内空間を備えた、個性あふれる洗練されたボディをまとい、発売早々から高い人気を誇りました。
Aピラーを立てボディ全体を囲むような大きなグラスエリアを持ち、傾斜した短いボンネットフード、徹底したスペース効率を追求した伸びやかでスクエアなフォルムが居住性の高さを表現しています。
ロングホイールベース長や低いステップ高、余裕のある室内高の実現により、子どもが立ったまま着替えられるほどの、圧倒的なヘッドクリアランスと利便性・乗降性の高い室内空間が大きな魅力です。
また、全車にスライドドアクローザーと大開口後席両側スライドドアを標準装備し、加えてインテリジェントキーの操作で行えるパワースライド機構やプッシュエンジンスターターの採用など、実用性の高い充実した快適装備が施されています。
エクステリア、インテリアとも2タイプの異なる意匠を持つモデルが設定されています。
・標準モデル
【エクステリア】
上品なメッキ加飾が施された横長の大型フロントグリル、切れ長のヘッドライトを備えた、上品でエレガントな佇まい
【インテリア】
身体を包み込むソフトで光沢のあるファブリックを使用したシート、室内を明るく彩るエレガントなベージュとブラウンを組み合わせた落ち着きのある内装色
・ハイウェイスター
【エクステリア】
日産のミニバンに設定され個性的でスポーティなスタイリングを採り入れたスタイリッシュモデル。精悍なメッキグリルと一体となった薄型ヘッドライト、エアロ形状バンパーなど、大胆で迫力のあるフォルムが特徴。
【インテリア】
ブラック基調の内装色を採用し、専用ファインビジョンメーターやインテリアカラーとコーディネートされたシックなファブリックシートを装備した、スポーティな印象
搭載するパワーユニットは、軽快で余裕のある走行性能と高い経済性を両立するVVT(Variable Valve Timing:可変バルブタイミング機構)付3気筒自然吸気エンジン、トルクフルで伸びのあるダイナミックな走行性能を誇るインタークーラー付ターボエンジンが用意され、副変速機構のCVTとの組み合わせされ、スムーズで機敏な走りを提供します。
駆動方式は2WD/FFモデルとリアルタイムに後輪へ動力配分を行うフルタイム4WDモデルが設定されています。
軽快な加速フィールと実用域の扱いやすさ、クラストップレベルの低燃費性能を実現したVVT(Variable Valve Timing:可変バルブタイミング機構)付直列3気筒自然吸気エンジン、トルクフルで高速走行も余裕のあるインタークーラー付ターボを備えた2タイプが設定されています。
指向性の高い高輝度バイキセノンヘッドランプをはじめ、薄暮やトンネル走行時の安全走行をアシストするオートライトシステムや、運転席&助手席SRSエアバッグ+サイドエアバッグシステムが備わっています。
また、路面状態や乗員数に応じ、安定した制動力を発揮するEBD(電子制御制動力配分システム)+ABS(アンチロックブレーキシステム)+ブレーキアシストなど、優れた安全性能を誇ります。
日産 ルークス(ROOX)E(2009年12月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1735mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2085×1280×1365mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R13 73S(後)155/65R13 73S
エンジンタイプ:K6A型 水冷直列3気筒DOHC
排気量:658cc
最高出力:54ps(40kW)/6500rpm
最大トルク:6.4kg・m(63N・m)/3500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.6km/リットル
車両重量:920kg
価格:1,244,250円
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
■初代 日産 ルークス ML21S系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「E」「G」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターターボ」。
・主なオプション
ルーフスポイラー、バックビューモニター、灰皿、クリーンフィルター(花粉・におい・アレルゲン対応タイプ)、日産オリジナルナビゲーションシステム、ETCユニットなど。
・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラック(P)、ミステリアスバイオレット(P)、ルナグレー(PM)、アクアベールブルー(PM)、ブルームピンク(M)、シルキーシルバー(M)、スノーパールホワイト(3P)、クリアベージュ(M)など。
(発売時期・グレードにより異なります)
日産ルークスは、スズキよりOEM供給を受ける「パレット」をベースとし、ノーブルでエレガントなモデルと精悍でスポーティなモデルの2タイプがラインナップされています。実用性の高いクラストップレベルの開放的な室内空間や環境に配慮した省燃費性能を誇る軽スーパーハイトワゴンとして、2009年12月に誕生しました。
後席両側スライドを備え、圧倒的なヘッドクリアランスを実現する居住性の高さなど、大人4人が快適に移動でき、多目的に活躍するモデルとして高い人気を誇ります。
ベースモデルの「パレット」の製造終了により、1代限りで「ルークス」は生産および販売を終了しますが、そのコンセプトは「デイズルークス」として、現在も継承されています。