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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.08.27
トヨタカルディナの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

グーネット編集チーム
トヨタカルディナは、1992年11月に初代がデビューし、2代目が1997年9月、3代目が2002年9月に登場したトヨタのスポーツワゴンです。
2007年に6月に生産終了し、約15年の歴史に幕を閉じましたが、ワゴン車でありながらも世代が変わるごとに走行性能を向上させました。2代目以降は260PSを発生するターボ付きモデルを設定するなど、「ザ・ツーリングマシン」のコンセプトを表現しています。
ここでは2代目から3代目モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
2代目 トヨタ カルディナ 210系(1997年~2002年)

グーネット編集チーム
カルディナ 210系は、当時ワゴンクラスで高い人気を誇っていたレガシィツーリングワゴンに対抗するため、260PSを発生するツインカムターボエンジン(3S-GTE)を搭載したGT-Tというスポーティグレードを前面に押し出し、1997年9月に発売が開始されました。
【エクステリア】
欧州では、初代アベンシスワゴンとしても販売された2代目カルディナは、ヨーロッパでも通用する洗練されたデザインが特徴です。フロントマスクには、丸型4灯式マルチリフレクターヘッドランプが組み合わされ、リアはリアコンビネーションランプでまとめ上げられています。
【インテリア】
インテリアは、スポーティさを際立たせるデザインが基本とされ、装備面でも充実が図られました。オートエアコン、デッキアンダートレイ、デッキフックなどが標準装備となるほか、家庭用電気製品が使用できる100Vのコンセント、CDチェンジャー、マルチインフォメーションディスプレイなどがオプションで設定されています。
【パワートレイン・メカニズム】
トップグレードのGT-Tには、空冷式インタークーラー付き2Lツインカムターボの3S-GTE型エンジンが搭載されました。
また、VVT-i(Variable Valve Timing-Intelligent:連続可変バルブタイミング機構)を採用した2Lスポーツツインカムターボの3S-GE型エンジン、2Lハイメカツインカムの3S-FE型エンジン、低燃費の1.8リッターリーンバーンの7A-FE型エンジンがラインナップされています。
これらのガソリンエンジンに加え、2.2Lディーゼルターボの3C-TE型エンジンの設定があり、トランスミッションは5速マニュアルもしくは4速オートマチックが組み合わされます。
駆動方式は、2WD(FF)のほか、GT-Tにはセンターデフとのフルタイム4WDが採用されています。その他グレードの4WDは、リアデフにビスカスカップリングを配置したVフレックスフルタイム式となっており、通常時はFF走行を基本とし、滑りやすい路面で後輪に駆動を伝達します。
カルディナ(CALDINA)GT-T(1997年11月モデル)
ボディタイプ:ワゴン
乗車定員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4520×1720×1495mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1860×1475×1185mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)205/60R15 91H(後)205/60R15 91H
エンジンタイプ:3S-GTE型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:260ps(191kW)/6000rpm
最大トルク:33.0kg・m(323.6N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.2km/リットル
車両重量:1470kg
価格:2,798,000円
自動車税:年間39,500円 ※
GT-Tは、最高出力260馬力を発生するツインカムエンジンを搭載したシリーズ最高(※1997年当時)モデルです。ターボ過給をするための専用エアインテークや、オーバーフェンダーなどが採用され、より一層スポーティなテイストを強めています。
Super ECTと呼ばれる4速オートマチックトランスミッションは、ステアリングでシフト操作が可能な新開発のスポーツステアマチックや、道路の勾配に応じてシフト制御を行う登降坂変速制御システムが採用されています。
安全装備として急なハンドル操作や、トラクションを失った時の車の横滑りを制御するVSC(Vehicle Stability Control:横滑り制御機能)、急制動時のブレーキの踏み込みをアシストするブレーキアシスト、日本初の4WD用トラクションコントロールシステムが搭載されています。
※自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
リアフォグランプ、フロントスポイラー、運転席・助手席SRSサイドエアバッグ、5.8型ワイドマルチAVステーションIIなど。
・カラーバリエーション
スーパーホワイトII、ダークブルーマイカメタリック、シルバーメタリック、ナイトシェードトーニングII、サイプレスグリーントーニング、カーディナルレッドトーニング。
(発売時期・グレードにより異なります)
3代目 トヨタカルディナ 240系(2002年~2007年)

グーネット編集チーム
カルディナ 240系は、「ザ・ツーリングマシン」をテーマに開発され、先代のスポーツ路線をさらに加速させ、2002年9月に発売が開始されました。
「ドライバーの意のままに走れる気持ち良さ」をターゲットとし、最上級グレードには引き続き最高出力260PSを発生する3S-GTE型エンジン、新設計のダブルウィッシュボーンサスペンションを搭載しています。ボディ剛性の強化がなされ、車体面での改良が加えられています。
【エクステリア】
2代目から大きく変更されたエクステリアデザインは、「砲弾型」のサイドビューを持ち、力強く流れるようなフォルムが作り上げられています。GT-FOUR系は、大型エアインテークやカーボン調フロントグリルの採用で、さらにスポーツらしさのアクセントが加えられています。
【インテリア】
トヨタのデザインフィロソフィー「VIBRANT CLARITY(わくわく、さわやか)」をベースにデザインされたインテリアは、独立したメーターフードでスポーツらしさが表現されています。GT-FOUR Nエディションには、レカロシートが標準装備されるなど、シートのホールド性なども十分考慮され、快適性と機能性が追及されています。
【パワートレイン・メカニズム】
搭載されたエンジンは、先代からのキャリーオーバーとなる2Lターボの3S-GTE型、2L直噴BEAMS(Breakthrough Engine with Advanced Mechanism System:先進機構を備えた画期的エンジン)の1AZ-FSE型 D-4(Direct Injection 4 Stroke Gasoline Engine)エンジン、1.8 L BEAMSの1ZZ-FE型エンジンの3種類となります。
組み合わされるトランスミッションは、マニュアル操作が可能なスポーツシーケンシャルシフトマチックとECT-iE(電子制御フレックスロックアップ付4速オートマチック)です。
駆動方式は、2WD(FF)のほか、センターデフにビスカス式LSDを組み合わせたフルタイム4WD、Vフレックスフルタイム4WDの設定となっています。
さらに、GT-FOUR Nエディションには、リアデフにトルセンLSDが装備されることで、左右のタイヤに最適な駆動配分を行うことが可能とされています。
カルディナ(CALDINA)GT-FOUR Nエディション(2002年9月モデル)
ボディタイプ:ワゴン
乗車定員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4510×1740×1445mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1905×1455×1165mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/45ZR17(後)215/45ZR17
エンジンタイプ:3S-GTE型 直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:260ps(191kW)/6200rpm
最大トルク:33.0kg・m(324N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.6km/リットル
車両重量:1490kg
価格:2,910,000円
自動車税:年間39,500円 ※
「GT-FOUR Nエディション」は、カルディナのトップグレードとして位置づけられるモデルであり、特に足回りが強化されているのが特徴です。Nエディション専用のショックアブソーバーは、フロントに倒立型、リアは高圧ガスを封入したモノチューブ型が採用されています。
加えて、フロントコイルバネ付きパフォーマンスロッドやトルセンLSDやEBD(Electronic Brake force Distribution:電子制動力配分制御)付ABSなどによって、ボディ剛性を上げてスポーツ走行を可能とするとともに、レカロシートが標準装備となるのが他のグレードとの大きな違いです。
※自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
カルディナ GT-FOUR Nエディション(2002年9月) のカタログ情報(1011574)|中古車の情報なら【グーネット】
・主なオプション
ワイドマルチAVステーションII、ブラインドコーナーモニター、音声ガイダンス機能付カラーバックガイドモニター、レーンモニタリングシステムなど。
・カラーバリエーション
ブラックマイカ、スーパーホワイトII、ダークグレーマイカメタリック、シルバーマイカメタリック、ブルーマイカメタリック、オレンジメタリック。
(発売時期・グレードにより異なります)