中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.01
トヨタアクアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
アクアは2011年12月のデビュー以来、EVモードを備える世界トップレベルの省燃費性能を実現する、ハイブリッド専用コンパクトハッチバックとして、幅広い層の人々から高い支持を集める人気モデルです。
既にプリウス等に搭載され実績のあるハイブリッドシステムである「リダクション機構付THSII」をベースに改良を加え、高効率化・軽量化・小型化した最新のユニットに1.5Lアトキンソンサイクルエンジンを組み合わせ、低速域からなめらかで力強くアシストします。
コンパクトハッチバックモデルながら、徹底した高効率パッケージデザインにより、後席のニースペースやヘッドクリアランスにも十分な余裕を確保し、大人4人がゆったり快適に移動できる快適性と実用性の高い広々としたラゲッジスペースを備えています。
燃費性能を重視したベーシックグレードから、最新の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」などの安全装備に加え、ソフトレザー表皮シートなど質感の高いインテリアを備えた上位グレード、誰でも手軽にスポーツドライブが楽しめる、走る歓びとエコドライブを両立したグレード、専用グリルや大径タイヤを備えたアーバンなクロスオーバースタイルを採り入れたグレードなど、幅広いラインナップが特徴のモデルです。
2011年の誕生以来、マイナーチェンジや仕様変更などを経て、エンジン制御の改良やエンジン内部のフリクション低減、空気抵抗の減少などが施され、常に世界トップレベルの省燃費性能を達成してきました。また、安全性能に関しても同様に進化を続けています。
親しみやすいクリーンなフロントマスク、プリウスとも共通する「トライアングルシルエット」の採用により、軽快で躍動感のあるスタイリングを実現し、性別や年齢を問わず幅広い層の方々から高い支持を受ける人気モデルです。
日常の買い物からビジネスユースやロングドライブまで、あらゆるシーンで優れた経済性が実感できるパッケージデザインです。
特にストップ&ゴーの多い市街地走行が多い使われ方で、優位性が発揮できるモデルになっています。
安定感のあるスポーティな走りを演出する、ローダウンやエアロパーツ、アルミホイールを装着した若々しい仕様をはじめ、身体を優しく包み込むソフトレザーを使用した上質なインテリアを持つモデル、夜間の安全走行をアシストする高輝度LEDヘッドランプや先進の衝突障害軽減システムを搭載したモデルなどが、人気の高い装備として挙げられます。
ここではアクアの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
アクアの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代アクア NHP10系(2011年~)の主なグレードの特徴
・L
14インチタイヤ&スチールホイールやブラック素地のフロントグリル、ウレタン4本スポークステアリングホイール、シートバック一体式フロントヘッドレストシートなど、シンプルな内外装の仕様を持ったベーシックグレードです。
しかしながら、フロントスタビライザーを備えた足回りをはじめ、リヤルーフスポイラーや前後のエアスパッツに加え、運転席&助手席SRSエアバッグ、電動インバーターコンプレッサーオートエアコンなど、上位グレードと共通した装備が施されています。
・S
足回りが15インチへ変更され、リヤドア/リヤクォーターガラス/バックドアがプライバシータイプ、フロントグリルがブラック塗装へとアップグレードされます。
ウィンドウシールドグリーンガラスが高遮音性となり、フードサイレンサーの装着とともに、室内の静粛性が向上しています。
また、最適なドライビングポジションが得られるテレスコピック機能付チルトステアリングや6way調整機構付運転席となります。フロントシートはヘッドレストが上下調節式、後席ウィンドウにもパワー機構が備わり快適性に寄与しています。
リヤシートは6:4分割可倒式となり長尺ものや大きな荷物を積載する際の利便性が向上している点も大きなポイントです。
さらにインテリアの随所にシルバー塗装やメッキ加飾が施されます。
スピーカー数はよりシステムの拡張性のある4個となります。
・G
シルバーステッチの施された本革巻ステアリングホイールが装着され、シート表皮がなめらかなタッチで質感の高いスエード調、助手席側インパネオーナメントも合皮巻きへと変更されます。さらにメッキ加飾やシルバー塗装のエリアが拡大し、上質感が高まります。
また、トレイとリヤカップホルダーを備えたアームレスト付センターコンソールボックスが追加されます。
また、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」やクルーズコントロールなど充実した安全・快適装備が施されています。
・Gブラックソフトレザーセレクション
Gグレードをベースに、しっとりとした柔らかな肌触りを持つ、シルバーステッチ入りのソフトレザーを採用したシートをはじめ、シックなブラックカラーの内装が特徴です。
・X-アーバン
個性を楽しむ都会的なクロスオーバースタイルのモデルです。
アクセント・シルバーもしくはアクセント・オレンジの2つのインテリアカラーと33パターンのボディカラー&ボディパーツの組み合わせから、個性的なカラーコーディネートが楽しめる点が大きな魅力です。
大径16インチイヤ&アルミホイールの装備をはじめ、専用色フロントグリルや同様にカラーコーディネートされたフロントグリル+フロントバンパースポイラー+サイドマッドガード+リヤバンパースポイラー+ルーフモールが装着されます。
シートはシルバーステッチ入りの合成皮革とファブリックのコンビシートとなり、運転席にはアームレストが備わります。
・クロスオーバー
従来のX-アーバンから変わるモデルです。16インチタイヤ&アルミホイール、専用フロントグリル+フロントバンパースポイラー+サイドマッドガード+リヤバンパースポイラー+ルーフモールを装備したアクティブで個性を強めたスタイリングが特徴のモデルです。
シートはシルバーのダブルステッチが施された合成皮革&ファブリックのコンビシートが装着されます。
・G GRスポーツ
Gグレードをベースに専用チューニングサスペンションの装備やボディ剛性の強化をはじめ、アグレッシブな専用大型前後バンパーや専用ラジエーターグリル、専用チューニング電動パワーステアリングなどを備えたスポーツグレードです。
他にも専用ダークスモークエクステンション加飾が施された専用Bi-Beam LED ヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LED クリアランスランプやリヤコンビネーションランプを装着した精悍なスタイリングが特徴です。
フロントシートにはヌバック調の滑りにくく上質な素材であるブランノーブと合成皮革を使用したスポーティシートが装着されます。
アクアの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、アクアの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
初代 アクアNHP10系(2011年~)の燃費・維持費
・NHP10:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:37.0km/L
年間ガソリン代:約36,486円(270.3L× 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約70,986円 ※3
・NHP10H:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:34.4km/L
年間ガソリン代:約39,244円(290.7Lx 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約73,744円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
アクアの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
アクアは人気の高いハイブリッドコンパクトハッチバックモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
アクアの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ アクア NHP10系:35.5~240万円
NHP10:35.5~240万円
NHP10H:44.8~215万円
S:35.5~228万円
G:38.5~228万円
G G’s:97.5~239.8万円
Gブラックソフトレザーセレクション:49.8~209万円
X-アーバン:86.8~205.2万円
クロスオーバー:149~215万円
アクアは2011年12月に発売以来フルモデルチェンジは実施されていません。アクアの中古車では、実質初年度モデルと言える2012年モデル、マイナーチェンジが実施された2015年モデル、2度目のマイナーチェンジ後の2017年モデルまで広く分布しています。
価格的には2013年から2015年までのモデルを中心に80万円から150万円までの価格帯に多くの登録車が見られる傾向です。走行距離は1万kmから9万kmまで広く分布しており、登録台数の多さも特徴のモデルです。
(上記中古価格帯については、2018年5月25日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。