中古車購入
更新日:2019.06.25 / 掲載日:2018.10.29
トヨタFJクルーザーの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
トヨタ FJクルーザーは、パートタイム4WD車として2010年のデビュー以来、幅広のワイルドなスタイリングが特徴です。
また、高いオフロード走行性、V型6気筒4.0Lの大排気量ガソリンエンジンによる力強い走行性能、使い勝手にも優れ、実用性の高い広いインテリア、そして剛性を高めたボディに仕上がっています。
ほかにも、悪路に強いランドクルーザープラドをベースとするラダーフレームシャシーを採用し、ビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバーに採用するグレードや、ハイパフォーマンスダンパーと呼ばれるサスペンションをオプションで用意しています。オフロードでの走行性能とオンロードでの快適性能、スポーツ性能を提供する人気モデルです。
FJクルーザーは、2006年に北米で販売開始されました。日本では、北米で販売するFJクルーザーを日本に輸入する逆輸入がマニアの間で人気があります。
日本で販売されたFJクルーザーと米国トヨタからの逆輸入車を見分けるポイントはハンドルの位置で見分けるのがポイントです。ワイパーの向きや、ヘッドライトの取付など細かな点で異なる場合がありますので、購入検討の際には専門店と十分ご相談することをおすすめします。
両側に大開口観音開きドアを採用した2ドアクーペのような、スタイリッシュなエクステリアデザインです。直立フロントウインドウシールドガラス、丸目ヘッドランプ、ホワイトカラールーフは、ランドクルーザーFJ40型を彷彿させるレトロテイストな人気モデルです。
濡れたままでも乗車可能な撥水・防水ファブリックシートや、ダブルフォールディング機構を持つ6:4分割リヤシートを採用し使い勝手の良さをアピールしています。20インチ大口径タイヤ&アルミホイールをメーカーオプションで用意するなど、用途や目的に合わせ、さまざまな個性豊かなモデル、カラーが選択できるのも大きな魅力の1台です。
ここではFJクルーザーの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
参考:
FJクルーザーの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 トヨタ FJクルーザー 10系(2010年~2018年)の主なグレードの特徴
・FJクルーザー(ベースグレード)
FJクルーザーは、パッケージの違いでグレードが決められているため、グレードによるエクステリアやインテリアの大きな違いはありません。
17インチスチールホイール、ハロゲンヘッドランプの装備を基本としたシンプルなエクステリアは、大径アルミホイールを装着したドレスアップやHIDキットなど明るいヘッドランプ装着でのドレスアップなど汎用性に優れています。
撥水・防水ファブリックシート表皮は全グレード共通となっており、濡れた服のままでも乗車可能なシートが特徴です。使い勝手に優れたダイヤル式マニュアルエアコンも全車共通の装備です。
また、安全面では、横滑りを防止するVSCや、運転席&助手席+サイド&カーテンエアバッグを標準装備し、上位グレードと装備差の少ないベーシックグレードです。
メーカーオプションで、17インチアルミホイールのほか、20インチアルミホイールもメーカー純正で選択可能で、走行性能を高めるパフォーマンスダンパーの装着が可能な点も特徴です。
・オフロードパッケージ
FJクルーザーの中でもオフロード走行に徹したモデルです。ビルシュタイン製モノチューブダンパーを装備。アクティブトラクションコントロールやリヤデフロックを標準装備し、悪路に強い走行性能を発揮するのが特徴です。
さらに、アクセルやブレーキ操作が難しい砂地や凹凸の激しい悪路など、難易度の高い場所を走行する際に役立つ「クロールコントロール」を唯一装備するグレードです。
クロールコントロールとは、車輪の速度センサーと加速度センサーの情報より、エンジンパワーとブレーキを最適にコントロールすることで、タイヤのスリップやロックを最小限に抑え、一定の超低速を維持しながら、悪路を脱出するシステムです。ドライバーはアクセルおよびブレーキの操作を気にすることなくステアリング操作にのみ集中可能なメリットがあります。
オフロードパッケージは、17インチアルミホイールの選択は可能ですが、20インチアルミホイールは選択不可。パフォーマンスダンパーも装着できません。
・カラーパッケージ
本革巻3本スポークステアリングホイール、シフトノブにメタルカラー加飾を加えたスポーティなインテリアが特徴です。さらに、高速走行時に一定速度をキープするクルーズコントロールを標準装備する上級グレードです。
メーカーオプションで、17インチアルミホイールの以外にも20インチアルミホイールもメーカー純正で選択可能となっています。走行性能を高めるパフォーマンスダンパーの装着が可能な点も特徴です。
・ブラックカラーパッケージ
カラーパッケージの装備内容に、17インチアルミホイール(ブラック塗装)を標準装備し、ラジエーターグリルやフロント&リヤバンパーをブラック塗装したグレードです。
ボディカラーもブラックのみで全身をブラックカラーでコーディネートしたFJクルーザーです。
なお、上記カタロググレードのほかに、FJクルーザー最終モデルとして2017年に登場した特別仕様車「ファイナルエディション」もあります。
ファイナルエディションの特徴としては、特別設定色のベージュをボディカラーやシート表皮、センタークラスターガーニッシュに採用し、落ち着き感の高いインテリアとし、20インチアルミホイールを特別に装備したモデルです。
参考:
FJクルーザーの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、FJクルーザーの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ FJクルーザー 10系(2010年~2018年)の燃費・維持費
・1GR-FE:4.0L/5AT/パートタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10.15モード燃費:8.4km/L
年間ガソリン代:約160,714円(1190.5L×135円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約227,214円 ※3
・1GR-FE:4.0L/5AT/パートタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:8.0km/L
年間ガソリン代:約168,750円(1250.0L×135円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約235,250円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
FJクルーザーの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
FJクルーザーは人気の高い本格オフロードSUVであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数382台(2018年6月11日現在)と比較的多いことも特徴です。用途や予算、好みのボディカラーやグレード、アルミホイール、リフトアップまたはインチアップなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
参考:
FJクルーザーの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ FJクルーザー 10系:169.8~450万円
GSJ15W:169.8~450万円
FJクルーザーは、エンジン1種類、パートタイム方式4WDのみ、5ATのみの設定のため、2010年の販売開始から型式は全車GSJ15Wです。
ベースグレード:169.8~438万円
カラーパッケージ:188.8~389.8万円
オフロードパッケージ:179.9~450万円
ブラックカラーパッケージ:194.8~389.8万円
レッドカラーパッケージ:218~309.8万円
ファイナルエディション:349.8~398万円
FJクルーザーの中古車では、250万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成23年式、平成25年式のFJクルーザーが豊富です。
それ以外にも、平成23年、24年式で200万円を切った価格帯での中古車も多く存在します。さらに、新車価格約350万円(最上位グレード相当のファイナルエディション)を上回るFJクルーザーの中古車も多く存在します(上記中古価格帯については、2018年6月11日時点での数値となっています)。
年式やグレード、アルミホイール、リフトアップまたはインチアップなどのオプション装備をはじめ、走行距離や修復歴の有無を含む外装および内装の程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考: