中古車購入
更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.04
ホンダシャトルの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
シャトルは、同社のワールドベーシックカーであるコンパクトハッチバックモデル「フィット」をベースに、リヤフェンダー以降を拡大してステーションワゴンに仕上げたモデルです。
取り回しの良い5ナンバーサイズボディながら、ホンダ独自の「M・M(マンマキシマム・メカミニマム)思想」や「センタータンクレイアウト」を採り入れ、大人4人が乗車しても余裕のあるフラットなラゲッジスペースを実現しました。2015年5月に実用性の高い上質な新時代のコンパクトステーションワゴンとして誕生しました。
ホンダの最新フロントデザイン「ソリッド・ウイング・フェイス」を採用し、力強いクロームメッキフロントグリルと一体となったシャープなLEDヘッドランプが、立体的な大型エアロフロントバンパーとともに、アグレッシブで精悍なフロントビューを演出しています。
フロントフェンダーからリヤドアまでは3代目フィットと共有しているものの、フロントドアからリヤに回り込む走る彫りの深いキャラクターラインが違和感なく溶け込み、躍動感に満ちたダイナミックで伸びやかなスタインリングを強調しています。
都市部の機動性と使い勝手を重視したパッケージデザインにより、レスポンスに優れパワフルな動力性能を発揮する直噴i-VTEC 1.5Lエンジンとモーターのみの走行モードをサポートするアトキンソンサイクルi-VTEC 1.5Lエンジンと高出力モーターを組み合わせたハイブリッドモデルのパワートレインが設定されています。
タワーパーキングにも対応した全高、小回りの利く操作性の良さに加え、質感の高い内外装デザイン、しなやかでロングドライブでも疲れを感じにくい乗り心地の良さから、サイズの大きなミニバンやワゴンからの乗り換え需要も高い人気モデルです。
「シビックシャトル」から続く、歴代のコンパクトステーションワゴンに命名された機能性豊かな人や荷物とともに「夢」を運ぶ、スペースシャトルに由来する「シャトル」のネーミングを継承し、新時代の多目的に活躍するモデルとして進化を続けることでしょう。
ここではシャトルの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
シャトルの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 ホンダ シャトル GK系(2015年~)の主なグレードの特徴
・G
直噴i-VTEC 1.5L 直列4気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載するグレードです。
駆動方式は全グレードともにFFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されます。
外観上はエアロダイナミクス・カラードバンパー(フロント/リヤ)やカラードサイドシルガーニッシュ、フロントロアスポイラー、大型テールゲートスポイラー(サイドスポイラー付)などのスポーティなエアロバーツが装着されます。
加えて運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用SRSエアバッグシステムやVSA、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABSをはじめ、エマージェンシーストップシグナルやヒルスタートなどの安全装備が施されています。
また、経済的な走りをアシストするエコアシストやフルオートエアコン、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア/リヤクォーター/テールゲート)に加え、4WDモデルには雨の日の良好な視界を確保するコンフォートビューパッケージが装備されます。
電波式キーレスエントリーシステム、プロジェクターハロゲンヘッドライト、メタリック塗装インストルメントパネルガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュ仕様となります。
足回りは15インチタイヤ&フルホイールキャップが装着されます。
・ハイブリッド
アトキンソンサイクルi-VTEC 1.5L 直列4気筒DOHCエンジンに独自のハイブリッドシステム「SPORTS HYBRID i-DCD」を搭載するベーシックグレードです。
「G」グレードに対して、ハイブリッドモデルならではの車両接近通知装置やSモードスイッチ、Hondaスマートキーシステムが追加されます。
プラズマクラスター搭載フルオートエアコン、IR&UVカット機能付遮音機能付フロントウインドウガラス+IR&スーパーUVカットフロントドアガラス、ハイブリッド専用LEDリヤコンビネーションランプへと変更されます。
・ハイブリッドX
「ハイブリッド」グレードに対して、LEDヘッドランプやあんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム+前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム)をはじめ、ダブルホーンやクルーズコントロール、フォグライトなどの安全装備、純正ナビの機能を拡張するナビ装着用スペシャルパッケージ(ETC車載器付)やアクセサリーソケットなどの快適装備が追加される上位グレードです。
また、インテリアはプライムスムース&ファブリックのコンビシート、本革巻ステアリングホイール、高輝度シルバー塗装&メタリック塗装ドアライニングガーニッシュへグレードアップされ、ステンレス製スポーツペダルやリヤセンターアームレスト、パドルシフトが追加されます。
足回りはしなやかな乗り心地と優れた操縦安定性能を発揮する振幅感応型ダンパーが装着されます。
・ハイブリッドZ
「ハイブリッドX」グレードに対して、運転席&助手席シートヒーター、トノカバー、ルーフレールが追加される最上位グレードです。
フルオートエアコンは左右独立温度コントロール式、シートはダブルステッチ入り、本革巻ステアリングホイールは上質なタッチのスムースレザー仕様となります。
足回りは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
シャトルの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、シャトルの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
初代 ホンダ シャトル GK/GP系(2015年~)の燃費・維持費
・GK8:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:21.8km/L
年間ガソリン代:約61,926円(458.7L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約96,426円 ※3
・GP7:1.5L/7AT/FFモデル/ハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:34.0km/L
年間ガソリン代:約39,705円(294.1L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約74,205円 ※3
・GP8:1.5L/7AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:27.6km/L
年間ガソリン代:約48,913円(362.3L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約83,413円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
シャトルの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
シャトルの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 ホンダ シャトル GK/GP系:98~279.8万円
GK8:95.9~189.8万円
GP7:99.9~245.9万円
GP8:119.9~279.8万円
G:95.9~189.8万円
ハイブリッド:108~215.8万円
ハイブリッド ホンダセンシング:179.9~226.8万円
ハイブリッドX:99.9~246万円
ハイブリッドX ホンダセンシング:179~256万円
ハイブリッドZ:115~245.8万円
ハイブリッドZ ホンダセンシング:219.8~279.8万円
2015年5月にリリースされた初代シャトルは、販売開始からあまり年数が経過していないため、高値の安定した中古車価格相場を形成しています。
販売初年度にあたる2015年式は豊富な登録台数が見られ、130万円台から180万円台が中心となります。
また、安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備された2017年式も登録台数が多いものの、未だ190万円台から220万円台のプライスタグが掲げられています。
走行距離に関しては2015年式では2万kmから4万km未満の年式相応のマイレージ車両が中心となります。
いずれの年式も1万km未満の低走行車両も多く見受けられ、幅広い登録車両の中から予算に応じ、最適な1台が見つかることでしょう(上記中古価格帯については、2018年10月11日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。