中古車購入
更新日:2018.12.04 / 掲載日:2018.12.04
クルマのモデルとは何か?フルモデルチェンジとマイナーチェンジの意味

グーネット編集チーム
中古車を購入する際に、希望するクルマのモデルが現在販売されているモデルよりもどのくらい前のモデルなのか、また、そのモデルはマイナーチェンジを行った前のモデルなのか後のモデルなのか気になります。
同じ予算で、中古車を購入する場合、走行距離や程度も考慮する必要がありますが、出来るだけ新しいモデル、出来るだけマイナーチェンジ後のモデルを購入したいという方も多いでしょう。
ここでは、クルマのモデルとは何か、フルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いなどについて詳しく解説します。
クルマのモデルとは?モデルチェンジとは?
クルマのモデルとは、そのクルマの型式や世代を指します。
そのクルマの型式や世代が変わることがフルモデルチェンジです。
そのクルマの型式や世代を変えずに、フロントグリルの形状や灯火類のレイアウト変更、エンジンの環境性能向上などを行うのがマイナーチェンジです。
例えば、トヨタプリウスの型式の場合、4代目の場合「ZVW50」や、グレードにより「ZVW55」などの型式があり、「50系モデル」と呼ばれ、3代目の場合、型式が「ZVW30」であるため、「30系モデル」と呼ばれています。
フルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いとは
フルモデルチェンジとは
フルモデルチェンジとは、そのクルマの型式や世代が変わることで、基本構造のフレームの変更や搭載するパワーユニットの変更、内外装のデザインの変更がはっきりわかる変更がフルモデルチェンジです。
トヨタプリウスの場合、3代目から4代目にフルモデルチェンジした際には、トヨタ車の中核を担うToyota New Global Architecture(TNGA)と呼ばれるフレームの第1号車として投入されました。
マイナーチェンジとは
マイナーチェンジとは、そのクルマの型式や世代を変えずに、デザインの変更やエンジン性能の変更を行うことです。
マイナーチェンジの多くは、クルマのデザインに影響を与える前後のライト類やグリルなどの外装が変更されることが多くなっています。
中にはビッグマイナーチェンジと呼ばれ、外観デザインがフルモデルチェンジを行ったかのように異なったデザインを採用するケースもあります。
2016年にマイナーチェンジを実施したトヨタエスティマは、フードやグリル、フェンダーを中心に一新するほか、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を標準装備するなどビッグマイナーチェンジを実施しています。
エスティマは、2006年1月に「50系モデル」が登場して依頼、12年以上同一モデルとして販売されています。
モデルチェンジをする時期はあるのか?
クルマのモデルチェンジは約5年から7年で実施されることが多くなっています。
この間に、メーカー毎に新しい技術の開発が進んだり、トレンドの変化などから、マイナーチェンジを実施しています。
トヨタクラウンの場合、先代モデルは少々長くなりましたが、約4年毎にフルモデルチェンジ、約2年毎にマイナーチェンジを行っています。
エスティマの場合には、10年以上フルモデルチェンジを行っておらず、マイナーチェンジのみです。
車種によりモデルチェンジのサイクルに違いはあります。
まとめ
自分が購入したい車種があったとしても、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを行っている車種に関しては、それぞれ、クルマのデザインや性能・機能に違いが出てきます。
中古車を選ぶ際には、いつマイナーチェンジされたモデルなのか、いつフルモデルチェンジされたのかについてもチェックをしながら、自分の好みに合うクルマを選ぶようにしましょう。