中古車購入
更新日:2019.06.21 / 掲載日:2018.12.07
トヨタガイアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
ガイアはミニバンブームの最中、販売チャネルの異なる「イプサム」の姉妹車として、1998年5月に誕生しました。
5ナンバーサイズであり、先行するタマゴ型のフォルムを持つ「イプサム」の全長と全高を拡大し、居住性を高めた高級ミニバンとして開発されました。
ギリシャ神話に登場する大地の女神「GAIA」に由来する車名の通り、基本コンポーネンツは共有としながらも、メッキ加飾を随所に採り入れた高級感あふれるスタイリングが個性を引き立てます。外観同様に内装デザインも居心地の良さを追求し、質感の高い落ち着きのある意匠を採用しています。
また、ルーフエンドを延長し、3列目シートのヘッドクリアランスに大きなスペースを確保でき、大人7人がゆったり乗車できるようになっています。開放感のあるクリーンな室内空間が評価の高いポイントと言えるでしょう。
加えて、コラム式ATを採用するとともに、2列目シートがキャプテンシートとなった7人乗りモデルでは1列目シートから3列目シートまでウォークスルーが可能になるなど、大人数で使用するミニバンならではの魅力をより一層高めています。
中低速トルクが厚く、ドライバビリティに優れる2.2Lターボディーゼルエンジンやシャープなレスポンスや伸びのある力強い加速性能を誇る直噴2.0Lガソリンエンジンが用意されています。ガソリンエンジン搭載モデルでは、ウインタードライブや高速道路を走行中のスタビリティを高める新開発アクティブトルクコントロール4WDが設定されています。
ガイアは2004年7月まで販売されますが、フルモデルチェンジを実施しないまま、スライドドアを採用する次世代モデル「アイシス」へバトンタッチされました。
ここではガイア中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ガイアの主なグレードの特徴と比較から選ぶ
グーネット編集チーム
初代 トヨタ ガイア 10系(1998年~2004年)の主なグレードの特徴
・ガイア
6人乗りモデルと7人乗りモデルが用意され、基本的にモノグレードとなります。
発売時期によって若干異なりますが、パワーユニットや駆動方式を選択する構成となります。
軽快な走りと低燃費性能のバランスに優れる2.0L直列4気筒ハイメカツインカムエンジン、燃焼効率に優れ、シャープなレスポンスと力強い走りを実現する直噴VVT-i 2.0L 直列4気筒自然吸気エンジン、経済性と粘りのある扱いやすいエンジン特性が特徴の2.2直列4気筒ターボディーゼルエンジンが設定されています。
ディーゼルエンジン搭載モデル以外はフルタイム4WDモデルが選択できます。(ただし、発売時期による)
外観上は大型カラードバンパーやメッキドアアウトサイドハンドル、電動格納式リモコンカラードドアミラー(レインクリアリング機能付)、リヤルーフスポイラーなどが装備されます。
インテリアは、シート&ドアトリム表皮はプリントトリコット、ステアリングホイールはウレタン巻4本ステアリングホイール仕様となり、木目調パネルや格納式センターテーブル、カセット一体AM/FM電子チューナー付ラジオ+4スピーカーが装備されます。
快適装備ではデュアルエアコン+リヤクーラーをはじめ、グリーンUVカットトップシェード付ウインドウシェードガラス、撥水・UVカット機能付フロントサイドガラス、UVカット機能付プライバシーガラス(リヤサイドドアガラス/リヤクォーターガラス/バックドアガラス)など、充実した装備が施されています。
また、デュアルSRSエアバッグシステムやEBS付ABS、ブレーキアシストなどが標準装備されます。
足回りは15インチタイヤ&樹脂フルキャップ付スチールホイール仕様となります。
・エアロパッケージ
15インチタイヤ&専用アルミホイール+エアロパーツ(フロントスポイラー+リヤスポイラー+サイドマッドガード)+カラードドアアウトサイドハンドル+合皮巻4本スポークステアリングホイール+スポーティプリントトリコットシート&ドアトリム表皮+黒木目パネル+ステンレス製スカッフプレートから構成されるスポーティさを演出するパッケージです。
・Gパッケージ
ルーフレール+プロジェクターフォグランプ+オプティトロンメーター+クリアランスソナー&バックソナー+本革巻4本ステアリングホイール+ハイブレードプリントトリコットシート&ドアトリム表皮+トノカバー+MD/CD一体AM/FM電子チューナー付ラジオ+6スピーカーからなる、主に快適性を重視したパッケージです。
・Lパッケージ
15インチタイヤ&アルミホイール+ルーフレール+ディスチャージヘッドランプ+プロジェクターフォグランプ+オプティトロンメーター+クリアランスソナー&バックソナー+木目調&本革巻4本ステアリングホイール+ハイブレードプリントトリコットシート&ドアトリム表皮+オーバーヘッドコンソール+木目調格納式センターテーブル+トノカバー+MD/CD一体AM/FM電子チューナー付ラジオ+6スピーカーからなる、豪華な仕様を持ったパッケージです。
ガイアの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ
グーネット編集チーム
ここでは、ガイアの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ ガイア 10系(1998年~2004年)の燃費・維持費
・ACM10G:2.0L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.2km/L
年間ガソリン代:約95,070円(704.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約134,570円 ※3
・ACM15G:1.5L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約102,272円(757.5L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約141,772円 ※3
・CXM10G:2.2L/4AT/FFモデル
使用燃料:軽油
10モード/10・15モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約87,121円(757.5L×115円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約132,121円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ガイアの中古車価格相場から選ぶ
グーネット編集チーム
ガイアはフロントグリルやドアアウトサイドハンドルなどに硬質で上品なメッキを施すなどノーブルなスタイリングや大人7名がリラックスできる落ち着きのある室内空間、揺れの少ないダンピングの利いた乗り心地などが特徴の高級ミニバンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。
しかしながら、販売終了から年数が経過しており、流通台数がやや少ないことからも、用途や予算、好みなどに応じて、じっくりと最適な1台を選ぶことをおすすめします。
ガイアの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 ガイア 10系:3.9~28万円
ACM10G:5~29.8万円
5ナンバーサイズの高級ミニバンとして1998年5月に誕生したガイアですが、2004年7月に販売を終了しています。
最終モデルからだいぶ月日が経過しているため、非常に中古車登録台数は少ない傾向にあります。
車両価格は5万円から約30万円の価格帯に分布しており、走行距離は2万kmから5万kmの低走行車両から年数相応と言える10万kmを超える車両まで、広く分布しているのが特徴です。程度、走行距離、装備に対して価格差も少なくなっているので、じっくりと希望にかなった1台を探すことをおすすめします(上記中古価格帯については、2018年9月18日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。