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更新日:2019.10.29 / 掲載日:2019.10.29
コンパクトカーのメリット・デメリットとは?軽自動車と徹底比較

グーネット編集チーム
コンパクトカーは、その名称から「小型の普通車」を指す言葉ということはご存知の方が多いのではないでしょうか。しかし、コンパクトカーの明確な基準や詳細についてはご存知でしょうか。特に、コンパクトカーと似ている軽自動車との違いなどについては、より分かりづらく知らない方も多いかもしれません。ここでは、コンパクトカーのメリットやデメリットをご紹介しながら、軽自動車などの違いについても紹介していきます。
コンパクトカーとはどんな車?
コンパクトカーは、文字通りコンパクトサイズ(小型)のクルマのことです。軽自動車より大きく、普通乗用車より小さいサイズで、日本の住宅事情にとてもマッチしていることから近年人気のあるクルマと言えます。
コンパクトカーの明確な定義は決められていませんが、一般的には、小型乗用車に分類される「5ナンバー」の基準である、全長4,700mm以下、全幅1,700mm以下のボディサイズの車両がコンパクトカーとされています。
ボディ形状としては、ハッチバックやトールワゴンが多く、セダンやミニバンはコンパクトカーには含まれません。
例として、コンパクトカーとして分類されている車種を挙げるとすると、トヨタならアクアやヴィッツ、日産ならキューブやマーチ、ホンダならシャトルやフィットなどの車種が該当します。その他にもたくさんのメーカーからコンパクトカーは販売されており、国産車だけでなく、外車にもコンパクトカーはあります。
コンパクトカーのメリット

グーネット編集チーム
コンパクトカーは、普通車より小さいので、前輪と後輪の幅が広くないコンパクトカーの場合、最小回転半径が5m未満なので、小回りが利きます。それによって、日本の住宅街の狭い道でも比較的楽に運転することができ、省スペースの駐車場でも駐車することが可能というメリットがあります。また、車体は小さめに設計されていますが、軽自動車などと比べてエンジンの性能が高い場合が多く燃費性能が良いという点も大きなメリットとなります。
日本で需要の高いコンパクトカーは、各メーカー力を入れている分野でもあるので、販売されている車種が多く、たくさんある種類から自分好みのクルマを選べるという点と、車両本体価格もは新車で200万円以下のクルマが多く、普通車などと比べて比較的安価なため購入しやすいという点もメリットの一つと言えるでしょう。
コンパクトカーのデメリット
コンパクトカーは車種にもよりますが、ハイトワゴンやトールワゴンと呼ばれる軽自動車と比べると、天井が低く、乗ったときに狭く感じたりする方もいるかもしれません。
また、コンパクトカーは車両本体価格を下げるために内装の素材を質素にしてしまう傾向があるので、シートやインパネといった部分で安っぽい印象を与えてしまう場合もあるようです。
なお、ミニバンやセダンに搭載されているエンジン等に比べて、コンパクトカーに搭載されているエンジンの排気量は小さい場合が多く、場合によってはその点もデメリットになる場合があります。
コンパクトカーはどんな人におすすめ?
コンパクトカーは、ボディサイズや乗車人数などが比較的どんな状況にも対応できるようにデザインされていることが多く、基本的に乗る人を選ばないクルマです。単身での利用はもちろんファミリーでの利用も可能で、かつ、通勤や買い物などのプライベートでの利用にもおすすめです。街乗りに最適なクルマなので、セカンドカーとして購入するのも良いでしょう。
車両本体価格や維持費もセダンやミニバンに比べ安いので、クルマが欲しいけどできるだけお金をかけずに乗りたいという方にも向いています。
以上のようなメリットがある反面、パワー不足や、大きい荷物を運べないためアウトドアレジャーに不向き、安全性能が年式によって差があるなどのデメリットもあるということも理解しておくことも大切です。
軽自動車からコンパクトカーに乗り換えることのメリットとは?
軽自動車からコンパクトカーに乗り換えることで実感できるメリットはたくさんありますが、その中でも一番大きなメリットは、乗車人数が5人になることです。軽自動車の場合は、4人までしか乗れませんが、コンパクトカーでは1人多く乗れるので、ファミリーカーとしても利用しやすくなるといえます。
さらに、エンジンの性能に関しても排気量が660ccまでという基準の軽自動車に比べ、コンパクトカーの排気量は1,000cc以上になるのでパワーが軽自動車よりも上ということになります。軽自動車の中には、ターボエンジンを搭載しているものもありますが、坂道や追い越しでは、断然コンパクトカーのほうがパワーを実感できるでしょう。
そして、注目すべき点として上げられるのは安全性が軽自動車よりも高いということです。最近では、軽自動車であってもさまざまな安全装置が搭載されていますが、上位車種やオプションで搭載しなければならないことが多く、ボディの剛性を比較するとコンパクトカーのほうが強いといえます。衝突時の空間的余裕もコンパクトカーのほうがあるため、安全性が軽自動車に比べて高いといわれています。
軽自動車は、車両本体価格や維持費が安いという点がメリットとして挙げられますが、車両本体価格を見てみると、軽自動車もコンパクトカーも価格差はほとんどありません。軽自動車の上位車種ならば、コンパクトカーよりも本体価格が高くなってしまうことがあります。
また税金面では、軽自動車のほうが安いですが、安全性能の高さや乗り心地を比べれば、コンパクトカーはコストパフォーマンスに優れたクルマで、軽自動車からの乗り換えにも利点があるといえます。
まとめ
コンパクトカーの中には、人気のあるハイブリッド車や、次世代電動パワートレインと呼ばれる100%モーター駆動のe-POWER搭載車など、低燃費を考えて開発された車種がたくさんあります。また、コンパクトカーは軽自動車に比べパワーが上で、安全性も高くコスパも優れています。
たくさんの車種が販売されているので、車両本体価格、維持費、安全性能、乗り心地、デザインなど、何が自分にとって重要か、優先順位をつけて検討することで、最適なコンパクトカーを選ぶことができるでしょう。