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更新日:2019.11.20 / 掲載日:2019.11.20
車庫証明が取得できる自宅と駐車場までの距離は?

グーネット編集チーム
引っ越しなどで新たな駐車場を探すときに気をつけたいのが、「自宅から駐車場までの距離」です。実は自宅と駐車場の距離が離れすぎていると、車庫証明が取得できな場合があることをご存知でしょうか?
また、そのことをなんとなくは知っていても、正確に何キロ離れたら離れすぎにあたるのかという距離までは覚えていないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「車庫証明が取得できる自宅から駐車場までの距離」について解説していきます。
車庫証明が取得できる自宅と駐車場の距離

グーネット編集チーム
車庫証明が取得できる自宅と駐車場の距離について、結論から述べると、車庫証明が取得できる自宅から駐車場までの距離は2km圏内です。この2kmという距離はどうやって測るのかと言うと「自宅と駐車場を直線で結んだ距離」のことを指しています。
簡単に確認する方法としては、Yahoo地図やGoogleマップなどが有効です。これらの地図には必ず縮尺があり、地図上に長さが表示されています。それに定規などを使って、計測するとおおまかな直線距離を割り出すことが可能です。
直線距離を見てみると、2kmというのは思いのほか広範囲であることが分かるかと思います。歩いて駐車場まで行くことを考えて、2km圏内でなるべく自宅に近い駐車場を探してみてもいいのではないでしょうか。
また、マンションなどに住んでいる方は、住んでいるマンションの駐車場が満車になっている場合や、そもそも駐車場が設けられていないというケースもあるので、下調べが重要になってきます。
距離以外で車庫証明の取得に必要な条件
車庫証明を取得する条件は、自宅の駐車場までの距離だけではなく、他にもクルマの入出庫や保管場所に関する条件が定められています。
クルマの入出庫
クルマの入出庫は「道路から支障なく出入りができ、かつ、自動車全体を収容できるものであること」が条件となっています。
「道路から支障なく出入りができ」というのは、周りの交通を妨げないでスムーズに出入りができるかどうかという意味です。何度も切り返さないと出入りできなかったり、ものすごく狭い場所で駐車が困難であったりするような場所は駐車場として認められません。
次に「自動車全体を収容できるものであること」という文言ですが、これはそのままクルマ全体を収容できるスペースがあるかを表しています。長さ、横幅、高さがクルマよりも小さい場合は駐車場として認められません。
この箇所で注意するべき点は高さが足りないケースです。背の高いSUV車などは、立体駐車場の屋根に当たってしまわないか注意が必要です。
クルマの保管場所
クルマの保管場所は「自動車の保有者が、保管場所(車庫)として使用する権限を有すること」となっています。これは自分の土地にある駐車場、もしくは他人から借りた駐車場であることが条件になるということです。
当然ですが、時間貸しのコインパーキングのような場所は駐車場として認められません。
自宅から駐車場までの距離が2kmオーバーでも車庫証明は取れる?
基本的には自宅と駐車場までの距離は2km圏内でなければなりませんが、特例として2kmオーバーでも車庫証明が取得できる場合があります。
特例が認められる条件としては、「キャンピングカーなどの特殊用途車両に該当し、全長5.7m又は全幅1.9mを越えるもの」とされています。要するにキャンピングカーやトラックで全長5.7m × 全幅1.9m以上であれば、特例として自宅から2km圏外でも車庫証明が取得できるということです。
それ以下のサイズのキャンピングカーやトラックであっても、正当な理由がある場合は特例措置が認められることがあります。
まとめ
車庫証明が取得できる自宅と駐車場までの距離は、直線距離で2km圏内であるということはご確認いただけたでしょうか。
特別な事情があれば、警察に相談し、特例措置を認めても得る場合もありますが、基本的には2km圏内であることを頭に入れて、クルマの購入前に駐車場の目星をつけておくことをおすすめします。