中古車購入
更新日:2025.02.27 / 掲載日:2020.08.18
スイフトの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

充実した安全装備、優れた燃費性能を備えたスポーティーなコンパクトカーであるスズキ スイフトに関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
スズキ スイフトの歴史
スズキ スイフトは、1983年から2002年に販売されていた「カルタス」の実質的な後継モデルとして開発されたコンパクトカーです。カルタスの2代目モデルは、日本国外で「スイフト」の車名で販売されており、特に北米や欧州では広く知られていました。車名の「スイフト(SWIFT)」は英語で「軽快・快速」を意味し、その名のとおり、小回りのきく俊敏な走りが特徴です。初代スイフトは2000年に登場し、ワゴンRプラスのプラットフォームをベースに開発されました。発売当初から低価格が魅力の一つでしたが、2002年には最低価格を79万円に設定し、軽自動車よりも安価なモデルとして話題になります。「泣く子も黙る79万円」というキャッチコピーを掲げた価格戦略により、スイフトは一般ユーザーだけでなく、公用車や警察車両としても広く採用されました。
2003年に一部改良されたスイフトをベースにした「スイフト スポーツ」を発表。ラリー参戦車両を意識して開発され、スポーツ走行にも対応できる高い剛性を備えたモデルで、現在では、スイフトシリーズの中でも特に人気の高いグレードとなっています。
翌2004年には、初のフルモデルチェンジを経て2代目スイフトが登場。欧州車を意識した洗練されたボディデザインが採用され、世界戦略車として販売されました。燃費性能や走行性能も初代から大幅に向上し、より完成度の高いコンパクトカーへと進化しました。
2010年のフルモデルチェンジで3代目スイフトを発表。続く2013年のマイナーチェンジで新開発の「デュアルジェット エンジン」を搭載し、低燃費と力強い走りを両立させました。さらに、減速時のエネルギーを活用する「エネチャージ」も採用され、燃費性能と走行性能の両面で大きく進化しました。
現行モデルとなる4代目は、2017年のフルモデルチェンジで誕生し、より高い安全性能と走行性能を実現する新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。デビューから20年を迎えたスイフトは、スズキを代表する人気車種として確固たる地位を築いています。
2023年のフルモデルチェンジにより、5代目スイフトが誕生。新型スイフトは、1.2Lエンジン搭載モデルと1.2L+マイルドハイブリッドモデルの2種類を展開し、3つのグレードが設定されています。当初はCVTのみのラインナップでしたが、翌年には一部グレードに5MT車が追加されました。
新開発のエンジンはさらなる高効率化が図られ、CVTとの組み合わせにより、優れた走行性能と燃費性能を両立。さらに、空力を考慮したボディデザインを採用し、コンパクトカークラスでトップレベルの空力性能を実現したことが、燃費向上にも大きく貢献しています。さらに進化を遂げたスイフトは、スズキの基幹車種としてさらに磨きがかかったモデルとなりました。
スイフト XG
シンプル構成のベースグレード「スイフト XG」
必要十分な装備を備えつつ、快適性や安全性にも配慮した実用的な仕様が特徴です。2代目ではABSやエアバッグが標準装備され、3代目ではアイドリングストップ機能やESP(車両走行安定補助装置)が追加されるなど、環境性能や安全性が向上しました。
シンプルながら日常の使用に十分な装備を備え、コストパフォーマンスに優れたグレードといえるでしょう。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:23万円〜55万円
2006年式:28万円〜47万円
2007年式:26万円〜75万円
2008年式:29万円〜54万円
2009年式:33万円〜74万円
2010年式:30万円〜88万円
2011年式:22万円〜65万円
2012年式:25万円〜99万円
2013年式:40万円〜75万円
2014年式:28万円〜85万円
2015年式:33万円〜95万円
2016年式:45万円〜115万円
2017年式:71万円〜132万円
2018年式:61万円〜136万円
2019年式:103万円〜119万円
2020年式:97万円〜149万円
2021年式:117万円〜140万円
2022年式:79万円〜160万円
2023年式:107万円〜199万円
2024年式:145万円〜202万円
2025年式:流通量希少により算出不可
スイフト XGは長く設定されたグレードということもあり、数多くの台数が流通しています。このため希望の価格帯やコンディションから気に入った一台を探せるでしょう。
先代モデルとの比較
2代目スイフトから設定されたスイフト XGは、ベースグレードながら必要十分な装備を備えた実用的なモデルです。
エクステリアは力強くスポーティーなヨーロピアンテイストを取り入れ、ブラックアウトされたAピラーが特徴的なデザインとなっています。インテリアにはブラック基調のファブリックシートを採用し、落ち着いた雰囲気の中で快適性にも配慮されています。
安全装備としては、デュアルエアバッグ、ABS、EBD(電子制御制動力配分システム)を標準装備し、基本的な安全性能を確保。新車価格は108万円からとコストパフォーマンスに優れ、街乗りから郊外までバランスの取れた走行性能を発揮します。
エンジンは1.3L水冷直列4気筒DOHC16バルブ、最高出力91ps。ボディサイズは全3850mm×全1695mm×全高1510mmです。
第3世代:2010年~2017年
第3世代スイフト XGは、ベースグレードながら基本装備をしっかり押さえ、バランスの取れた性能を備えています。
このフルモデルチェンジでは、軽量かつ高剛性な新プラットフォームを採用。ホイールベースを40mm拡大し、トレッドの拡張によって直進安定性と旋回性能を向上させました。さらに、新開発エンジンを搭載し、十分なパワーと燃費性能を両立させています。
エクステリアは先代の基本デザインを踏襲しつつ、シャープな印象を強調し、より上質な雰囲気を演出。インテリアも落ち着いたデザインを維持し、シンプルなインストルメントパネルを採用することで、視認性と操作性を重視した構成になっています。
安全装備にはデュアルエアバッグ、ABS、ESP(車両走行安定補助システム)を標準装備し、安全性能の向上も図られています。
エンジンは1.2L水冷直列4気筒DOHC16バルブ、最高出力91ps。ボディサイズは全長3850mm×全幅1695mm×全高1510mmです。
第4世代:2017年~2023年
4代目スイフト XGは、実用性を重視したベースグレードとして2017年に設定されました。
このフルモデルチェンジでは、新開発の「HEARTECT(ハーテクト)」プラットフォームを採用。これによりボディ剛性を向上させながら、100kg以上の軽量化と室内容積の拡大を実現しました。
エクステリアは先代から大きく刷新され、スポーティーで塊感のあるデザインが特徴。インテリアはブラックを基調とした落ち着いた雰囲気で、各所に円形のデザインを取り入れることで、往年のスポーツカーを思わせる仕上がりになっています。
安全装備としては、デュアルエアバッグ、ABS、ESP、EBDを標準装備し、安全性能も向上しています。
エンジンは1.2L水冷直列4気筒DOHC16バルブ、最高出力91ps。ボディサイズは全長3845mm×全幅1695mm×全高1500mmです。
第5世代(現行モデル):2023年~
5代目スイフト XGは、2023年のフルモデルチェンジによって登場したスイフトのベースグレードにあたるモデルです。今回のモデルでは、プラットフォームの構造素材の変更や接着面積の拡大により剛性が向上。これにより乗り心地の改善やブレーキフィーリングの向上が図られました。
エンジンには新開発のZ12Eエンジンを採用。圧縮比の向上や燃焼効率の改善により、WLTCモードで23.4km/Lという優れた燃費性能を実現しています。
エクステリアはボディ全体が滑らかなラウンド形状となり、先進的な印象を強調。フロントデザインは「一目で印象に残るデザイン」というコンセプトを体現しています。インテリアはブラック基調ながら、明るく開放感のある室内空間を演出。センターパネルはドライバー側にわずかに傾けられ、運転のしやすさにも配慮した設計を採用しました。
さらに、安全装備として「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備し、安全性能も一層強化されています。
エンジンは1.2L水冷直列3気筒DOHC12バルブ、最高出力82ps。ボディサイズは全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・バーニングレッドパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・プレミアムシルバーメタリック
・クールイエローメタリック
・フレイムオレンジパールメタリック
・キャラバンアイボリーパールメタリック
・スターシルバーメタリック
・フロンティアブルーパールメタリック
<2トーン>
・バーニングレッドパールメタリック×ブラック2トーンルーフ
・クールイエローメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
・ピュアホワイトパール×ガンメタリック2トーンルーフ
・フロンティアブルーパールメタリック×ブラック2トーンルーフ
この中では、白にパールを加えた「ピュアホワイトパール」と漆黒の「スーパーブラックパール」が人気です。
スイフト ハイブリッド MZ
安全・快適性を備えた上級グレード「スイフト ハイブリッド MZ」
安全面では、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「アダプティブクルーズコントロール」などの先進的な運転支援システムを標準装備し、より快適で安全なドライブを実現。さらに、マイルドハイブリッドシステムを搭載し、高効率な新型エンジンと組み合わせることで、特に街中での低燃費性能を発揮します。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2023年式:187万円〜249万円
2024年式:188万円〜263万円
2025年式:218万円〜246万円
スイフト ハイブリッド MZは現行のスイフトとなるため、価格もこなれているとはいえません。しかし流通数は多いため、新車購入に代わるもうひとつの選択肢として捉えてもよいでしょう。
先代モデルとの比較
現行型スイフトの「ハイブリッド MZ」は、スイフトのスポーティーな走りに加え、快適性と安全性を兼ね備えたモデルです。
エクステリアはシンプルながらも洗練されたデザインが特徴で、LEDヘッドライトやフォグランプを標準装備。さらに、16インチアルミホイールが足元を引き締め、スタイリッシュな印象を与えます。インテリアは落ち着いた空間に、スマートフォン連携機能付きディスプレイオーディオや6スピーカーを搭載し、利便性と快適性を向上させています。
走行性能においては、新開発のZ12Eエンジンとマイルドハイブリッドシステムの組み合わせにより、軽快な走りと低燃費を両立。WLTCモード燃費は24.5km/Lを達成し、特に街中での効率的な走行に適したモデルとなりました。
安全性能では、「スズキセーフティサポート」を標準装備し、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能を備えています。
エンジンは1.2L水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力82ps。ボディサイズは全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・バーニングレッドパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・プレミアムシルバーメタリック
・クールイエローメタリック
・フレイムオレンジパールメタリック
・キャラバンアイボリーパールメタリック
・スターシルバーメタリック
・フロンティアブルーパールメタリック
<2トーン>
・バーニングレッドパールメタリック×ブラック2トーンルーフ
・クールイエローメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
・ピュアホワイトパール×ガンメタリック2トーンルーフ
・フロンティアブルーパールメタリック×ブラック2トーンルーフ
この中では、白にパールを加えた「ピュアホワイトパール」と、やや緑味のある「フロンティアブルーパールメタリック」が人気です。
スイフト スポーツ

スポーツモデルでありながら低価格の「スイフト スポーツ」
そんなスイフト スポーツは現行モデルで4代目を迎え、スイフトの中で最も人気の高いモデルへと成長しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2003年式:49万円~58万円
2004年式:37万円~73万円
2005年式:35万円~109万円
2006年式:24万円~144万円
2007年式:34万円~95万円
2008年式:15万円~125万円
2009年式:40万円~83万円
2010年式:60万円~75万円
2011年式:62万円~190万円
2012年式:48万円~151万円
2013年式:40万円~163万円
2014年式:44万円~138万円
2015年式:40万円~167万円
2016年式:58万円~152万円
2017年式:120万円~239万円
2018年式:95万円~359万円
2019年式:115万円~232万円
2020年式:129万円~378万円
2021年式:142万円~249万円
2022年式:140万円~299万円
2023年式:134万円~378万円
2024年式:160万円~365万円
2025年式:209万円~239万円
スイフト スポーツは、2003年に誕生したスイフトの中でも、非常に人気の高いモデルです。もちろん車の状態や走行距離によって価格は変わってきますが、比較的手頃な10年落ち前後のモデルでも、車両によっては150万円を超えるものがあるほど。3年落ちともなると、新車と変わらないような価格で取引きされている車両もあります。
先代モデルとの比較
第1世代のスイフト スポーツは、2003年に誕生しました。
発売から15年以上が経過しており、さすがにこの世代のスイフト スポーツで状態の良い中古車を探すのは難しいかもしれません。
エンジンは1.5L水冷直列4気筒ターボ、最高出力115ps。ボディサイズは全長3620×全幅1695×全高1525mmです。
第2世代:2005年~2010年
第2世代のスイフト スポーツは、2005年のフルモデルチェンジにより誕生しました。エンジンは第1世代よりも排気量の大きな1.6L直列4気筒DOHCを搭載し、最高出力も125psに上がり、この世代から5MTに加えて4ATも選べるようになっています。 第2世代は中古車市場での流通量もグンと増えているため、希望に合う一台を見つけられるでしょう。
エンジンは1.6L水冷直列4気筒ターボ、最高出力125ps。ボディサイズは全長3765×全幅1690×全高1510mmです。
第3世代:2011年~2016年
第3世代のスイフト スポーツは、2011年のフルモデルチェンジにより誕生しました。エンジンは第2世代と同じく1.6L直列4気筒DOHC搭載ですが、最高出力が136psへアップしています。また、トランスミッションも5MTから6MTに変更されたのと同時に4ATの方もCVTへと変更されました。
中古車市場での流通量も、第2世代よりも更に増えています。
エンジンは1.6L水冷直列4気筒ターボ、最高出力136ps。ボディサイズは全長3890×全幅1695×全高1510mmです。
第4世代(現行モデル):2017年~
第4世代のスイフト スポーツは、2017年のフルモデルチェンジにより誕生しました。第3世代まで自然吸気だったエンジンは、この第4世代から直噴式1.4L直列4気筒DOHCに変更され、最高出力も140psにアップ。
第4世代は発売からまだ3年ほどしか経過していませんが、人気の車種だけあって中古車市場での流通量も豊富です。
エンジンは1.4L水冷直列4気筒ターボ、最高出力140ps。ボディサイズは全長3890×全幅1735×全高1500mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・バーニングレッドパールメタリック
・スピーディーブルーメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・プレミアムシルバーメタリック
・チャンピオンイエロー4
<2トーン>
・フレイムオレンジパールメタリック ブラック2トーンルーフ
・バーニングレッドパールメタリック ブラック2トーンルーフ
・スピーディーブルーメタリック ブラック2トーンルーフ
この中では、白にパールを加えた「ピュアホワイトパール」や漆黒の「スーパーブラックパール」、鮮やかな黄色の「チャンピオンイエロー4」などに人気があります。その中でも、「チャンピオンイエロー4」はスイフト スポーツのみの専用色です。
スイフト RS

特別仕様車から正式グレードに格上げするほど人気の「スイフト RS」
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2012年式:36万円~86万円
2013年式:39万円~135万円
2014年式:47万円~125万円
2015年式:50万円~95万円
2016年式:47万円~174万円
2017年式:95万円~137万円
2018年式:90万円~167万円
2019年式:144万円~168万円
2020年式:128万円~196万円
2021年式:120万円~138万円
2022年式:120万円~193万円
2023年式:144万円~209万円
スイフト RSは第3世代となる2011年に特別仕様車として登場したグレードでした。そこで好評を得たため、第4世代からカタログに掲載される正式なグレードとなります。スイフト スポーツと並ぶ人気の高いモデルであるため、中古車市場でも高値で取引きされています。
先代モデルとの比較
スイフト RSは、2011年に登場しました。標準グレードとなる「XG」をベースとしたスポーツタイプのグレードで、欧州仕様のチューニングを施した足廻りとエアロスタイルを採用した特別仕様車です。発売当初はトランスミッションの仕様が5MTのみだったのでAT限定免許の方は「RS」を選択できませんでしたが、その後CVT仕様のモデルも販売されユーザーの幅も広がりました。
同じスポーツタイプのスイフト スポーツと似たタイプでしたが、スイフト スポーツよりも価格が30万円近く安かったこともあり「RS」を選ぶユーザーも多かったようです。
エンジンは1.2L水冷直列4気筒ターボ、最高出力91ps。ボディサイズは全長3850mm×全幅1695mm×全高1510mmです。
第4世代:2016年~2023年
第3世代で特別仕様車として登場した「RS」は、第4世代からカタログに掲載される正式なグレードとなりました。第4世代では、1.2L自然吸気のK12C型デュアルジェットエンジン搭載の「RS」、ハイブリッドシステム搭載の「ハイブリッドRS」、1.0L直列3気筒DOHCターボエンジン搭載の「RSt」という3種類を設定。
トランスミッションは、「RSt」に6AT、「ハイブリッド RS」にCVT、「RS」には5MTとCVTが用意されています。このうち「RSt」は、2020年の一部仕様変更の際に複雑化したグレード構成のシンプル化という理由から廃止されたため、現在カタログには掲載されていません。
エンジンは1.2L水冷直列4気筒ターボ、最高出力91ps。ボディサイズは全長3855mm×全幅1695mm×全高1525mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・バーニングレッドパールメタリック
・スピーディーブルーメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・プレミアムシルバーメタリック
<2トーン>
・フレイムオレンジパールメタリック ブラック2トーンルーフ
・バーニングレッドパールメタリック ブラック2トーンルーフ
・スピーディーブルーメタリック ブラック2トーンルーフ
人気はスイフトスポーツ同様、白にパールを加えた「ピュアホワイトパール」や鮮やかな青の「スピーディーブルーメタリック」、明るめのシルバーの「プレミアムシルバーメタリック」といったカラーが人気となっています。
スイフト XGリミテッド
特別仕様車として登場した「スイフト XGリミテッド」
また、セーフティパッケージが装備さていない「XGリミテッド」もあるため、セーフティパッケージは必要ないというユーザーはそちらのタイプを選択することも可能です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2017年式:110万円
2018年式:88万円~120万円
2019年式:74万円~152万円
2020年式:94万円~160万円
スイフト XGリミテッドは2017年に登場し、すでに8年ほど経過しています。しかし人気の高い特別仕様車であるため、中古車市場での流通量は多い部類です。そのため、自分の気に入ったスイフト XGリミテッドを中古車で探すことはそれほど難しくはないでしょう。
先代モデルとの比較
スイフト XGリミテッドは、第4世代で特別仕様車として登場したグレードです。もともとスイフトには、第2世代となるモデルから「XG」という標準グレードが存在していました。「XG」はベースとなるグレードで、装備や機能などは最低限のものしか標準装備されていません。
これに対して「XL」という上位グレードはデュアルセンサーブレーキサポートなどを備えた「セーフティパッケージ」が標準装備、インテリアも本革を使用するなど高級感溢れるものとなっています。しかし、その分価格が高くなってしまうのが特徴。最低限の装備や機能が備わっていればいいという方は「XG」で十分かもしれませんが、「XL」ほど充実した装備は必要ないが「XG」の装備では物足りないという方も少なからず存在しました。
そんなユーザーの声に応えて、特別仕様車として登場します。「XG」には装着できないセーフティパッケージが標準装備されており、LEDヘッドランプやポジションランプがオプションで装着することが可能です。また、インテリアも「XG」よりも高級感のある仕様になっており「XG」では物足りないという方もきっと気に入るグレードでしょう。
エンジンは1.2L水冷直列4気筒ターボ、最高出力91ps。ボディサイズは全長3840mm×全幅1695mm×全高1500mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・バーニングレッドパールメタリック
・スピーディーブルーメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・スターシルバーメタリック
・クラッシーブラウンメタリック
・ネオンブルーメタリック
・クラレットレッドメタリック
・ミッドナイトバイオレットメタリック
<2トーン>
・クラレットレッドメタリック ブラック2トーンルーフ
人気のカラーはRSと同様、白にパールを加えた「ピュアホワイトパール」や鮮やかな青の「スピーディーブルーメタリック」などです。
スイフト RSt
誕生からわずか3年ほどで消滅した「スイフト RSt」
しかし、2020年の一部仕様変更により、複雑化したグレード構成のシンプル化という理由から「RSt」は廃止され、現在カタログには掲載されていません。同じスポーツタイプのスイフト スポーツの存在が大きすぎて、人気の面で太刀打ちできなかったことも理由のひとつとしてあるようです。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2017年式:108万円~142万円
2018年式:103万円~148万円
2019年式:134万円
2020年式:145万円~158万円
「RSt」というグレードは、誕生からわずか3年ほどで消滅してしまったグレードです。そんな希少価値の高いグレードということもあるのかもしれませんが、中古車市場でも高値で取引きされています。人気の車種ということもあり、中古車市場での流通量は思ったほど少なくないため、希望の一台を見つけることもそれほど難しくはないでしょう。
先代モデルとの比較
スイフト RStが登場したのは、現行モデルの第4世代が誕生した2016年のことです。第3世代に特別仕様車として登場した「RS」というスポーツタイプのモデルが人気を博したため、第4世代からカタログ掲載の正式なグレードに格上げされました。
それに伴い、「RS」のターボエンジン搭載モデルとして、また、スイフト初のターボエンジン搭載モデルとして登場したのがこの「RSt」です。1.0L直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、スイフト初のターボエンジン搭載モデルということで、鳴り物入りで登場しましたが、誕生からわずか3年という短期間でその姿を消すことになります。
理由は、複雑化したグレード構成のシンプル化というものでしたが、それ以上に大きな原因がスイフト スポーツの存在です。同じスイフトという車種の中で同じスポーツタイプと共通点の多い両者ですが、スイフト スポーツはスイフトの中でもダントツに人気の高いモデルだといわれています。最大のライバルが身内の中にいて、その存在によって廃止に追い込まれてしまいました。今やスイフト スポーツは、スイフトの中でそれほどまでに圧倒的な存在となっているのです。
しかし、RStも世間の評価は高いグレードであるため、中古車市場では高値で取引きされています。
エンジンは1.0L水冷直列3気筒ターボ、最高出力102ps。ボディサイズは全長3840mm×全幅1695mm×全高1500mmです。
人気のあるカラー
・バーニングレッドパールメタリック
・スピーディーブルーメタリック
・ピュアホワイトパール
・スーパーブラックパール
・プレミアムシルバーメタリック
ここでも人気が高いのは、白にパールが施された「ピュアホワイトパール」、漆黒の「スーパーブラックパール」といったようなリセールバリューの高いカラーが人気です。
※本記事は、2025年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。