中古車購入
更新日:2025.01.28 / 掲載日:2020.08.18
カローラ スポーツの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

満足度の高い走行性能と地球温暖化や交通事故などに対応した最新の技術を取り入れているトヨタ カローラ スポーツに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
トヨタ カローラ スポーツの歴史
トヨタ カローラ スポーツは、2018年にトヨタから販売が開始されたハッチバックスタイルの車です。ハッチバックとは、後部のドアが上、または横に向かって開くタイプの車のことを指します。トヨタでは2006年10月から2018年3月まで、ハッチバックモデルとしてオーリスの販売が行われていました。そのオーリスの後継モデルとして、カローラ スポーツというグレードが登場します。この車種が登場する以前のカローラは、サイズやエンジン排気量、デザインなどの仕様を世界各国の事情に合わせたシリーズを展開していました。このように各国に合わせた販売戦略などを行うことで、1966年の初代カローラ登場から2013年までのカローラのグローバル累計販売台数は4,000万台を達成します。
トヨタでは、世界規模でカローラシリーズの購入をしていたユーザー層の若返りを図るために、カローラ スポーツを開発。今まで、各国や地域でバラバラだった仕様を世界的に統一させます。「ハッチバックモデルでスポーツ感の高いモデルを導入したい」という思いから、カローラ スポーツのデザインなどをスポーティーに仕上げました。
また、新時代に対応したコネクティッドカーとしても登場しているため、全車にインターネットと接続するための専用通信機である車載通信機DCMを装備。この機能通じて、遠隔で走行アドバイスや車両診断ができる「eケアサービス」、ガソリンの残量や天気情報を得られる「LINEマイカーアカウント」などのサービスが受けられるようになっています。
2018年6月28日に販売開始されたカローラ スポーツは、同年の8月2日にスポーツという名称にふさわしく、マニュアルグレードを追加しました。変速・発進操作などをアシストしてくれるインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)を採用します。ドライバーのクラッチやシフト操作に併せて、最適なエンジン回転にコンユーターが制御する仕様となっており、マニュアルに慣れてないドライバーでもマニュアル走行が楽しめるのが特徴です。
採用されているパワーユニットは、1.2L直列4気筒ターボエンジン搭載で最高出力116psモデルと1.8L直列4気筒+モーターのハイブリッドモデルで最高出力98psモデルの2種類。エンジンユニットはFFと4WDがチョイスでき、ハイブリッドモデルはFFモデルとなっています。
2022年にマイナーチェンジが行われ、パワートレインを刷新。ハイブリッド車には改良された1.8Lハイブリッドシステムを搭載し、容量は3.6Ahから4.08Ahに増加しています。ガソリン車には高トルクの2.0L直列4気筒ダイナミックフォースエンジンと、燃費性の高い1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用。
さらに、Toyota Safety Senseの機能拡大が行われ、機能性と安全性が大幅に向上しました。他にも、8インチのディスプレイオーディオや10.5インチのディスプレイオーディオPlusを採用するなど、多岐にわたる改良が施され、利便性や快適性も強化されています。
カローラ スポーツ GZ

カローラ スポーツのグレード最上位「カローラ スポーツ GZ」
最高グレードのGZには、エクステリアにメッキ装飾などをあしらうことで高級感を生み出し、Bi-BeamLEDヘッドランプ、LEDデイライト、LEDフロントフォグランプなどが装備されています。インテリアでは、Gグレードの装備に追加して専用スポーツシートも標準装備され、メーター類もオプティトロンメーターにアップグレードしているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2018年式:167.9万円~222万円
2019年式:193.2万円~239万円
2020年式:202.2万円~247.5万円
2021年式:242.1万円
2022年式:218万円~328.2万円
2023年式:206万円~345.2万円
2024年式:289.8万円~351.1万円
カローラ スポーツは、販売開始から6年ほどしか経過していないモデルです。中古車市場には登録済み未使用車なども多く存在していますので、新車で購入するよりも若干お得に購入できる可能性があります。反対に価格が市場より大幅に安い場合は、修復暦があることもあるので注意しましょう。
先代モデルとの比較
カローラ スポーツ GZは、2018年6月26日に販売が開始。カローラ スポーツのG、GZ、GXと3つあるグレードの中で、スポーティーさを最も強調しているモデルのひとつです。最上位グレードでもあるため、切削加工&ダークグレーメタリックを施した専用デザインの18インチサイズのアルミホイールを標準装備しています。
エクステリアの特徴は他のグレードよりも、高級感が増したフロントマスクです。このGZには、フロントロアグリルのフレームの部分にクロムメッキを施しました。インテリアでは、サイドサポートのホールド力を高めたスポーツシートも標準させました。また、メーカーオプションにはなるものの、シートサイドやショルダーの部分に鮮やかなカラーであるセンシャルレッドを配色したスポーツシートも用意しています。
このようにGZは、スポーティーさと高級感が絶妙にマッチしていることから、他のグレードでは味わうことのできない存在感があるため、中古車市場ではGやGXのグレードよりも、高めに取引されています。
エンジンは、1.2L直列4気筒ターボ最高出力116ps。ボディサイズは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・プラチナホワイトパールマイカ
・アティチュードブラックマイカ
・シルバーメタリック
・エモーショナルレッドⅢ
・グレーメタリック
・オレンジマイカメタリック
・ダークブルーマイカメタリック
<ツートン>
・アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ
・アティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッドⅢ
その中でも人気の高いカラーは「プラチナホワイトパールマイカ」と「アティチュードブラックマイカ」です。プラチナホワイトパールマイカは有償色となるものの、傷も目立ちにくいとして人気があります。また、アティチュードブラックマイカは高級感のあるブラックがベースとなっており、ユーザーの年齢を問わず人気です。
カローラ スポーツ GX

ベースグレードながらも安さを感じない「カローラ スポーツ GX」
ベースグレードの位置づけとなっているので、エクステリアではフロントグリルメッシュ部やフォグランプベゼルがブラックとなり、195/65R15タイヤにスチールホイールが採用されているのが特徴です。また、インテリアでは、パドルシフト非装着、ステアリングやシフトノブがウレタン、シングルオートエアコン仕様となっています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2018年式:149.8万円~210万円
2019年式:132.1万円~189.4万円
2020年式:147.3万円~199.1万円
2021年式:125万円~185万円
2023年式:368万円
2024年式:流通量希少により算出不可
カローラ スポーツのベースグレードです。そのため、最上位グレードのGZと比較すると、低めの予算で購入できます。2018年式のモデルであれば販売開始から6年ほど経っていますので、多少走行距離が伸びているモデルの方がお買い得感はあるでしょう。
先代モデルとの比較
カローラ スポーツ GXは、2018年6月26日に販売が開始されたカローラ スポーツのベースグレードです。コストパフォーマンス重視したモデルであるにも関わらず、安さを感じさせない見た目とデザインを備えています。
また、G、GZ、GXと3つあるグレードの中で唯一フルホイールキャップ付きといった他のグレードよりも一回り小さくなっているスチールホイールを採用しました。この標準ホイールを装備したままだと、スポーティーさという点では、他のグレードよりも若干見劣りをしてしまいますが、オプションでGと同様デザインのホイールが用意されているので、変更することも可能です。
そして、インテリアではGと同じファブリック素材のスポーティーシートを標準装備しています。また、操作性に優れている電子式のパーキングブレーキ、さらにブレーキペダルから足を離してもブレーキ状態を維持してくれるオートブレーキホールドが標準装備されているのが特徴です。
カローラ スポーツのベースグレードであることから、他の2つのグレードよりは手ごろに購入できるでしょう。
エンジンは、1.2L直列4気筒ターボ最高出力116ps。ボディサイズは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmです。
人気のあるカラー
・プラチナホワイトパールマイカ
・アティチュードブラックマイカ
・シルバーメタリック
・プラチナホワイトパールマイカ
GZで選ぶことができたツートンカラーは、GXでは選ぶことができません。この4色の中で人気のカラーは、傷や汚れが目立ちにくいと定番の「シルバーメタリック」です。
カローラ スポーツ G
中間グレードの「カローラ スポーツ G」はワンランク上の装備
Gのエクステリアでは、3灯式LEDヘッドランプ、LEDターンランプ、LEDクリアランスランプが搭載され、GXでブラックであった部分がメッキや艶ありのブラックにアップデートしています。また、足元には205/55R16タイヤが装着され、アルミホイールも標準装備となりました。インテリアでは、本革巻きステアリングホイールやシフトノブ、左右独立温度コントロールフルオートエアコンも採用しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2018年式:113万円~258万円
2019年式:145万円~229.7万円
2020年式:169.5万円~262.4万円
2021年式:186.7万円~299万円
2022年式:178.4万円~284.2万円
2023年式:220.3万円~276.4万円
2024年式:230.9万円~250.3万円
中間グレードとなるカローラ スポーツ GですがベースのGXに比べて、後から装着しづらい装備である本革巻きステアリングや左右独立フルオートエアコンが最初から採用されています。そのため、GXよりも高めの価格となっているようです。
先代モデルとの比較
カローラ スポーツ Gも、前述した2つのグレード同様に2018年6月26日に販売が開始しています。中間グレードに位置することから、ベースのGXとは異なり、16インチのアルミホイールを装備しているのが特徴です。
エクステリアでは、ガンメタリック塗装のフロントグリルやサテンメッキ調のサイドウィンドウモールなど、見た目の豪華さをしっかりと演出してくれるアイテムも多く装備されています。インテリアでは、運転席の周りに本革巻きのステアリングホイールの他、シフトレバーも装備するなど、GXよりもワンランク上の上質感のあるデザインとなりました。また、このグレードでは、G専用のオプションシートであるサドルタンを装備することも可能です。シート部分はメランジ長のファブリック素材を使用しているため、ホールド性とクッション性を兼ね備えたソファーのような座り心地を体感できます。
このような特徴があることから、Gは中古車市場でもGXとGZよりも高く取引されているようです。
エンジンは、1.2L直列4気筒ターボ最高出力116ps。ボディサイズは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmです。
人気のあるカラー
<モノトーン>
・プラチナホワイトパールマイカ
・アティチュードブラックマイカ
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・エモーショナルレッドⅢ
・オレンジマイカメタリック
・ダークブルーマイカメタリック
<ツートン>
・アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ
・アティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッドⅢ
この中で一番人気があるカラーは、パールの輝きが美しい白色「プラチナホワイトパールマイカ」です。
※本記事は、2025年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。