中古車購入
更新日:2024.12.16 / 掲載日:2020.09.03
日産 セレナの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

安定した走りと高い居住性を追求した、5ナンバーサイズのミニバンとして人気の車種。日産のセレナに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
日産 セレナの歴史
日産セレナは、1991年に「バネットセレナ」の名でデビューしたミニバンで、かつての1BOXカー「バネット」の後継モデルとして誕生しました。その後、1994年に現在の車名「セレナ」へと改称されます。初代セレナはセミキャブ構造を採用し、フロントエンジン配置により衝突安全性を高めつつ、十分な室内空間を確保。当初の駆動方式はFRと4WDでしたが、1999年に登場した2代目以降はFFと4WDが採用され、室内スペースのさらなる拡大が図られました。
パワートレインも時代とともに進化を遂げています。初期モデルではガソリンエンジンとディーゼルエンジンが設定されていましたが、近年のモデルでは「S-HYBRID」と「e-POWER」という2種類のハイブリッドシステムをラインナップ。特にe-POWERは発電専用の1.2Lエンジンを搭載し、高い燃費性能を実現しています。
トランスミッションも初代ではATとMTが選べましたが、2代目以降はATのみとなり、2005年登場の3代目以降は全車CVTを採用。これによりスムーズな加速と効率的な動力伝達が可能になりました。また、エマージェンシーブレーキなどのアクティブセーフティと衝撃吸収構造によるパッシブセーフティを両立し、安全性も大幅に向上しています。
さらに、セレナには多彩な特別仕様車がラインナップされており、オーテックジャパンが手掛ける「ライダー」や「キタキツネ」、福祉車両の「マルチベッド」など、ユーザーの多様なニーズに応えるモデルを追加しました。
現在のセレナは、広い室内空間と扱いやすいボディサイズを特長とし、ファミリーユースに最適なミニバンとして進化を続けています。同クラスのライバル車との競争の中でも多くの支持を集め、幅広い顧客層に愛される存在となりました。
2022年のフルモデルチェンジで登場した6代目モデルは、これまで以上に大幅な進化を遂げています。e-POWERシステムが改良され、走行性能や静粛性がさらに向上。また、内装デザインは先進的で高級感を感じさせる仕様となり、シート配置や収納スペースもファミリー層のニーズに応える工夫が施されています。
さらに、次世代運転支援技術である「プロパイロット2.0」を搭載し、高速道路でのハンズオフドライブが可能になるなど、ドライバーの負担軽減や安全性の向上に貢献しました。
セレナ XV
快適性と先進性を両立したバランスグレード「セレナ XV」
内装にはプレミアムファブリックシートを採用しており、快適な座り心地を実現しています。また、マルチゾーンオートエアコンを搭載。さらに、パワースライドドアが標準装備されており、乗降がスムーズで便利です。一方で、多機能ステアリングホイールや大型インフォテインメントディスプレイを搭載し、ドライバーの操作性を高めました。
安全性能においては、衝突軽減ブレーキや車線逸脱警報システム、全方位モニターなどが装備されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2019年式:131万円~298万円
2020年式:116万円~323万円
2021年式:196万円~243万円
2022年式:219万円~271万円
2023年式:295万円~363万円
2024年式:350万円
セレナ XVは発売から5年ほど経っていますが、中古車市場での流通は105台と少なめでした。古い年式を選ぶと、さまざまなオプションが付いた個体をリーズナブルな価格で購入できます。
先代モデルとの比較
セレナの第6世代となる現行モデルは、2022年に登場しました。第6世代セレナでは、内外装のデザインが刷新され、よりスタイリッシュで力強い印象を与える外観が特徴です。また、車内空間は従来よりも広々としており、ファミリーやグループでの移動にも快適です。
プレミアムファブリックを使用したシートや、多彩な収納スペースが用意されており、日常使いから長距離のドライブまで幅広いシーンで便利に利用できます。
安全性能も大きく向上しており、日産の先進安全技術「プロパイロット2.0」を採用したグレードでは、より高精度な運転支援が可能になりました。また、全方位モニターや衝突軽減ブレーキなど、ドライバーの負担を軽減しつつ安全性を高める装備が充実しています。
第6世代では、日産の先進技術であるe-POWERモデルもラインアップ。シリーズハイブリッド方式を採用し、モーター駆動ならではの静粛性と力強い加速を実現しています。
エンジンは発電専用として稼働することで、燃費性能と環境性能が大幅に向上しており、特に都市部での低速走行や渋滞時にその実力を発揮します。
ガソリンモデルのエンジンは2.0L 直列4気筒DOHC、最高出力150ps。e-POWERモデルのエンジンは1.5L 直列3気筒DOHC+モーター、最高出力98ps。ボディサイズはいずれも全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・プリズムホワイト
・インペリアルアンバー
・ダイヤモンドブラック
・ダークメタルグレー
・ブリリアントシルバー
・アズライトブルー
・ホワイト
・カーディナルレッド
・ターコイズブルー
・利休(リキュウ)
・クリスタルブラウン
ツートーン
・プリズムホワイト×スーパーブラック
・カーディナルレッド×スーパーブラック
・ターコイズブルー×スーパーブラック
・利休(リキュウ)×スーパーブラック
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)
この中では、「プリズムホワイト」の人気が高く、中古車市場では半数ほどを占めています。
セレナ ハイウェイスターV
洗練と快適さの絶妙なバランスの「セレナ ハイウェイスターV」
外観では、日産独自の「Vモーション」と呼ばれるデザインを採用したフロントグリルが特徴的で、高級感を演出するメッキパーツやエアロパーツが加わり、スポーティーでスタイリッシュな印象を与えています。また、専用のLEDヘッドランプやリアコンビランプにより、夜間の視認性も高めました。
室内空間は広々としており、最大8人が乗車可能な3列シートを装備。さらに、本革シートや木目調パネルを含むプレミアムインテリアオプションが用意されています。
パフォーマンス面では、MR20DD型エンジンとエクストロニックCVTを搭載しており、スムーズな加速と低燃費を両立。さらに、S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)技術が燃費性能を向上させ、JC08モードでは最大17.2km/Lの燃費を実現しました。
安全性能においても、セレナ ハイウェイスターVは先進的な技術を備えています。高速道路での運転支援を可能にする「プロパイロット」技術に加え、エマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、アラウンドビューモニターなどの機能が標準装備されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2017年式:139万円~214万円
2018年式:235万円
2019年式:149万円~345万円
2020年式:172万円~333万円
2021年式:205万円~345万円
2022年式:211万円~424万円
2023年式:289万円~500万円
2024年式:288万円~430万円
セレナ ハイウェイスターVは、中古車市場で1300台ほど流通していました。価格と状態をある程度絞ったとしても、満足のいく一台を見つけられるでしょう。
先代モデルとの比較
2022年に登場した第6世代セレナは、快適性と先進性を極限まで追求したモデルです。エクステリアは「Vモーション」デザインをさらに洗練させ、LEDヘッドランプやリアコンビランプが未来的な印象を演出。広々とした室内には、快適性と高級感を兼ね備えたシートや柔軟なシートアレンジを採用し、日常から長距離移動まで快適に対応します。
走行性能では、新開発のe-POWERシステムにより、静かで力強い走りと環境性能を実現。安全面では「プロパイロット2.0」による高速道路でのハンズオフドライブや、エマージェンシーブレーキ、アラウンドビューモニターなど最先端の技術を標準装備。家族全員の安全と快適な移動を叶える次世代ミニバンです。
ガソリンモデルのエンジンは2.0L 直列4気筒DOHC、最高出力150ps。e-POWERモデルのエンジンは1.5L 直列3気筒DOHC+モーター、最高出力98ps。ボディサイズはいずれも全長4765mm×全幅1715mm×全高1870mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・プリズムホワイト
・ダイヤモンドブラック
・ブリリアントシルバー
・ダークメタルグレー
・アズライトブルー
・カーディナルレッド
・クリスタルブラウン
・ターコイズブルー
・利休(リキュウ)
ツートーン
・プリズムホワイト×スーパーブラック
・カーディナルレッド×スーパーブラック
・ターコイズブルー×スーパーブラック
・利休(リキュウ)×スーパーブラック
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)ルーフ・フード 2トーン
この中では「プリズムホワイト」の人気が高く、中古車市場では約半数を占めていました。プリズムホワイトに次いで人気なのは「ダイヤモンドブラック」です。
セレナ ハイウェイスター

スポーティーな雰囲気の「セレナ ハイウェイスター」
大きな特徴としては、エアロパーツを多用しているところや精悍かつスタイリッシュに仕上がっているフロントまわりなどがあります。また、アルミホイールはハイウェイスター専用にデザインされており、ノーマルのセレナよりもスポーティーな雰囲気を醸し出しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
1997年式:89万円
1998年式:77万円
1999年式:20万円
2003年式:39万円
2006年式:34万円~45万円
2007年式:28万円~60万円
2008年式:25万円~78万円
2009年式:29万円~170万円
2010年式:30万円~100万円
2011年式:28万円~130万円
2012年式:25万円~88万円
2013年式:39万円~96万円
2014年式:58万円~174万円
2016年式:90万円~265万円
2017年式:105万円~282万円
2018年式:143万円~285万円
2019年式:167万円~310万円
2020年式:166万円~320万円
2021年式:227万円~263万円
ハイウェイスターはセレナの中で人気の高いグレードとして、中古車も豊富に流通しています。1000km前後しか走行していないものから10万kmオーバーのものまであり、その価格帯も幅広いため、予算やコンディションなどさまざまな視点から最適な個体を選べるでしょう。
先代モデルとの比較
3代目セレナであるC25型の登場に遅れること1年、2006年に発売されたのがハイウェイスターです。
この世代のセレナは生産完了から10年以上が経過していますが、中古車数は豊富です。走行距離やコンディションは慎重に見極める必要があるものの、年式にこだわらなければ思わぬ掘り出し物を発見できるでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4725mm×全幅1725mm×全高1840mmです。
第2世代:2010年~2016年(C26型)
セレナのフルモデルチェンジに伴い、2010年に新しいモデルが発売されました。先代モデルと同様、ベースグレードとの違いは内外装の見た目が中心です。
この世代も販売されている中古車の台数は多く、豊富な個体を比較して購入することができます。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力147ps。ボディサイズは全長4770mm×全幅1735mm×全高1865mmです。
第3世代(現行モデル):2016年~(C27型)
このグレードの現行モデルは、2016年に登場しました。このモデルには最新の安全予防装備に加え、運転支援機能のプロパイロットが採用された仕様もラインナップされています。新開発のスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」を搭載しており、従来のガソリンエンジンモデルから燃費性能が向上しました。
中古車市場でも人気があるグレードのため、高値で取引されています。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4770mm×全幅1740mm×全高1865mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・ターコイズブルー
・利休(リキュウ)
・クリスタルブラウン
・プリズムホワイト
・ダイヤモンドブラック
・カーディナルレッド
・ダークメタルグレー
・ブリリアントシルバー
・アズライトブルー
ツートーン
・ターコイズブルー×スーパーブラック
・利休(リキュウ)×スーパーブラック
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)ルーフ・フード 2トーン
・カーディナルレッド×スーパーブラック
・プリズムホワイト×スーパーブラック
この中ではスポーティーな印象を与える漆黒の「ダイヤモンドブラック」の人気があるようです。
セレナ B
「セレナ B」は法人向けグレード
また、最廉価グレードのため、装備も大幅に簡略化されています。現行型セレナのほとんどに装備されているハイブリッドシステムである「S-HYBLID」も、このグレードには未採用です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2017年式:96万円~198万円
2018年式:79万円~239万円
2020年式:250万円
Bは法人対象の廉価グレードなので、中古車はほとんど出回っていません。中古車の販売が確認できた2017年式も、相場と呼べるほどの台数は流通していないようです。
先代モデルとの比較
Bグレードは、法人向けカタログにのみ記載があるグレードです。駆動方式はFFと4WDがあり、CVTによりそのボディを動かしています。なお法人向けカタログにしか情報が掲載されていないため、詳細は確認できませんでした。
Bは法人向けの廉価グレードですが、数台とはいえ中古車の流通が確認できました。あくまでも法人を対象としたグレードなので、個人ユースには向いていません。また、Bグレードのエンジンやボディサイズなどの詳細なスペックも確認することができませんでした。
人気のあるカラー
セレナ X
最廉価グレードの「セレナ X」
ベーシックなグレードながら、アイドリングストップやインテリジェントキーなど、最低限の装備は備わっています。このグレードですが、先代モデルでは20Xという名称で発売されていました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2016年式:90万円~220万円
2017年式:75万円~208万円
2018年式:107万円~260万円
2019年式:170万円~194万円
2021年式:168万円~277万円
2022年式:219万円~302万円
2023年式:293万円~440万円
2024年式:320万円
Xと20Xは登場から10年が経過しています。年式により中古車価格には開きがありますが、年式や走行距離に応じ様々な選択肢があるので、自分の目的に沿った個体を選べるでしょう。
先代モデルとの比較
先代モデルのセレナに用意されたXは「20X」というグレード名になります。トランスミッションはCVT仕様のみ、駆動方式はFFと4WDが用意されていました。
FFモデルは2012年のマイナーチェンジで、日産のマイルドハイブリッドシステムであるS-HYBLIDが搭載されるようになり、グレード名も「20X S-HYBLID」に改称されています。ベーシックグレードでありながら、エマージェンシーブレーキ・車線逸脱警報装置・アラウンドビューモニターなどが標準装備となっており、予防安全装備は他のグレードに引けを取りません。
登場から10年が経過していますが、販売終了から5年しか経っていないため、予算に合った個体を選べます。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力147ps。ボディサイズは全長4685mm×全幅1695mm×全高1865mmです。
第2世代:2016年~2022年(C27型)
現行型として2016年に発売開始されたXには、FFに加え4WDモデルにもS-HYBLIDが搭載されるようになりました。そのため、先代の13.6km/L(JC08モード)から15.8km/L(JC08モード)と、燃費性能が大幅に向上します。
また、メーカーオプションのものが多いですが、インテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめとした予防安全装備は上級グレードと同等のもので、衝突予防や万が一衝突した際の被害軽減につながりました。
運転支援機能のプロパイロットを採用したXの中古車は高額ですが、最低限の装備で構わない場合は100万円前後の価格からの購入が可能です。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1865mmです。
第3世代(現行モデル): 2022年~(C28型)
6代目Xのパワートレインには、従来のガソリン車に加え、電動化技術を活用したe-POWERを搭載し、低燃費と高い環境性能を両立しました。ベースグレードながら快適装備が充実されており、プッシュエンジンスターターやプッシュパワースターター、インテリジェントキーなどが取り入れられました。
安全技術では、最新の「プロパイロット2.0」や「アラウンドビューモニター」を採用し、高い運転支援性能と視認性を実現しました。ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mmとゆとりのある設計。
ガソリンモデルのエンジンは2.0L 直列4気筒DOHC、最高出力150ps。e-POWERモデルのエンジンは1.5L 直列3気筒DOHC+モーター、最高出力98ps。ボディサイズはいずれも全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・プリズムホワイト
・インペリアルアンバー
・ダイヤモンドブラック
・ダークメタルグレー
・ブリリアントシルバー
・アズライトブルー
・ホワイト
・カーディナルレッド
・ターコイズブルー
・利休(リキュウ)
・クリスタルブラウン
ツートーン
・プリズムホワイト×スーパーブラック
・カーディナルレッド×スーパーブラック
・ターコイズブルー×スーパーブラック
・利休(リキュウ)×スーパーブラック
・クリスタルブラウン×利休(リキュウ)
この中では、漆黒の「ダイヤモンドブラック」や深みのあるブルーが特徴の「アズライトブルー」などの人気が高いです。
セレナ S
必要最低限の装備を搭載した「セレナ S」
いわゆる快適装備は、その多くがオプションでも選べませんが、世代ごとに発売当時の安全装備は備わっています。現代の車として快適に使用するには正直厳しいグレードであるといえるため、購入を検討する場合は低価格を追求したモデルとしての割り切りが必要です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2016年式:100万円~116万円
2017年式:95万円~211万円
2018年式:120万円~202万円
2019年式:127万円~205万円
2020年式:178万円~270万円
S及び20Sの中古車価格は、それぞれ年式や走行距離に比例して下がっています。いずれも低価格のものは走行距離が10万km近くになっているので、価格以外のメリットはあまりないでしょう。
先代モデルとの比較
2005年から2010年に販売されたC25型のSは「20S」というグレード名でした。セレナの中でも廉価モデルとして発売され、低価格な代わりに他グレードに搭載される快適装備はほとんどつきません。
この世代は販売終了から10年以上経過しており、20Sの中古車は10万円以下で購入できるものもありますが、年式に加え走行距離も10万kmを大幅にオーバーしているため、あまりおすすめはできません。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4650mm×全幅1695mm×全高1840mmです。
第2世代:2010年~2016年(C26型・20S)
2010年から2016年に発売されていたC26型の20Sも廉価グレードという位置付けです。この頃一般的な装備となっていたインテリジェントキーはメーカーオプションとなりました。また、アラウンドビューモニターはオプションでも選べませんが、エマージェンシーブレーキや車線逸脱警報装置などの予防安全装備は備わっています。
この世代はモデル初期である2012年式頃までであれば、数十万円で中古車が購入できます。ただし走行距離は10万kmもしくはそれ以上のため、個体を選ぶのは慎重になるべきでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力147ps。ボディサイズは全長 4685mm×全幅1695mm×全高1865mmです。
第3世代:2016年~2019年(C27型)
この世代のSグレードは、現行型セレナが登場した2016年に発売されましたが、2020年時点でラインアップからは消滅しており、日産の公式サイトにも載っていません。他のグレードがハイブリッドシステムを採用しているのに対し、Sはガソリンエンジン仕様のみというのが最大の特徴です。
タマ数が豊富とまではいかないものの、ある程度の台数は流通しているので、個体を比較して購入することが可能です。年式も新しいので、比較的コンディションの良好なものを見つけられます。
エンジンは2.0L直列4気筒最高出力150ps。ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1865mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・ダイヤモンドブラック
・シャイニングブルー
・ブリリアントシルバー
・マルーンレッド
・アズライトブルー
・ブリリアントホワイトパール
ツートーン
・ダイヤモンドブラック×ブリリアントシルバー
・インペリアルアンバー×カシミヤグレージュ
・ブリリアントホワイトパール×ダイヤモンドブラック
この中で人気なのは明るめのシルバーの「ブリリアントシルバー」やパールがかった白の「ブリリアントホワイトパール」の人気が高いです。
※本記事は、2024年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。