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更新日:2025.02.28 / 掲載日:2020.09.03

スバル インプレッサの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

スバル インプレッサ

「アイサイト」をはじめとした運転支援システムによる高い安全性能や、余裕のある室内空間が人気の車。スバルのインプレッサに関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

スバル インプレッサの歴史

インプレッサは、スバルが生産・販売する乗用車で、レオーネの販売終了とレガシィの上級車種への移行を受けて、新たな世界戦略車として登場しました。

インプレッサは、世界戦略車としての役割とともに、世界ラリー選手権(WRC)への参戦車両としての特徴も持っています。初代モデルは、5ナンバーサイズのセダンとスポーツワゴンとして発売され、WRXは最初、セダンのみで設定されていましたが、その後、スポーツワゴンにもラインアップに加わりました。

エンジンには、レガシィRSのEJ20ターボエンジンを改良して搭載。このエンジンはアップデートを重ね、14年間にわたりインプレッサWRXとともにWRCで活躍しました。この世代は長寿命だったこともあり、WRXをベースにしたWRX STIバージョンやWRXタイプR STIバージョン、WRXタイプRAなど、数多くの限定車や特別仕様車が登場しています。

2代目インプレッサでは、先代と同様にセダンとステーションワゴンのボディタイプをラインナップ。標準モデルは5ナンバーサイズに収まる一方、WRXはワイドボディを採用し、3ナンバーサイズとなりました。当初、WRXは丸型ヘッドライトを採用していましたが、その後2度のフェイスリフトが行われます。ヘッドライトの形状によって「丸目」「涙目」「鷹目」と呼ばれ、同じ世代の車両でも年式によって外観が大きく異なるのが特徴です。

3代目では、これまでのセダン・ステーションワゴンスタイルから一転し、5ドアハッチバックスタイルへと変更。WRXもハッチバックとして登場しましたが、2010年のマイナーチェンジでセダンボディが追加されました。また、WRXは標準車に比べてワイドボディ仕様となり、各部に補強が施された専用ボディとなっています。さらに、初代WRXに搭載されていたEJ20ターボエンジンは、当初240psの出力でしたが、3代目では300ps以上に進化しました。

WRXは初代からモータースポーツとの深い関係を持ち、特に世界ラリー選手権(WRC)では、マニファクチャラー部門とドライバーズ部門でそれぞれ3度のタイトルを獲得。また、市販状態での性能が問われるグループNクラスのラリー競技では、ランサーエボリューションとインプレッサ WRXが競り合い、長らくこの2車種が優位を占めていました。

2016年に登場した第5世代のインプレッサでは、新開発の2.0L直噴NAエンジンと1.6L NAエンジンを搭載。また、次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」の採用により、安全性と走行性能が大きく向上しました。

2023年に登場した現行の第6世代は、5ドアハッチバックのみの展開となり、「e-BOXER」と呼ばれるマイルドハイブリッド車がラインナップに加わりました。グレードは「ST」「ST-G」「ST-H」の3種類が用意され、STがガソリンエンジンモデル、ST-GとST-Hがマイルドハイブリッドモデルとなっています。

インプレッサ ST

スポーティーな走行性能と快適性を兼ね備えた「インプレッサ ST」

インプレッサ STは、現行第6世代の中でエントリーグレードに位置するモデルで、スポーティーな走行性能と快適性を兼ね備えています。

1.5L水平対向4気筒エンジンを搭載し、スバル独自のシンメトリカルAWDシステムが優れたトラクション性能を提供。スムーズな加速と低重心による安定したハンドリングを実現しました。

さらに、EyeSightを標準装備し、高度な運転支援機能によって安全性も確保。インテリアには最新のインフォテインメントシステムや快適なシートが採用され、実用性も高いバランスの取れたモデルです。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ STを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2023年式:205万円~280万円
2024年式:236万円~295万円
2025年式:289万円

インプレッサ STは、2023年に登場した新しいグレードです。発売からまだ2年弱しか経っていないこともあり、中古車市場における流通量はあまり多くありません。中古車市場における販売価格もまだ安い車両はほとんど見当たらず、新車販売価格と遜色ない価格設定となっています。

先代モデルとの比較

第6世代(現行モデル):2023年~
インプレッサ STは、スポーティーな走行性能と実用性を兼ね備えたモデルとして2023年に登場しました。2.0Lの水平対向4気筒エンジンを搭載し、スムーズな加速と安定した走行性能を実現しています。

駆動方式はFFとスバル独自のAWDが選べ、路面状況に応じて高い走行安定性を発揮。トランスミッションには5速MTまたはCVTが搭載され、軽量化にも配慮されています。サスペンションには前ストラット、後ダブルウィッシュボーン式を採用し、快適な乗り心地と優れたハンドリング性能を両立。

安全装備にはエアバッグやABS、VDC(車両動態制御システム)を標準装備し、運転支援機能も充実しています。

エンジンは2.0L水平対向4気筒DOHC16バルブ、最高出力は154ps。ボディサイズは全長4475mm×全幅1780mm×全高1480mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ STのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・マグネタイトグレー・メタリック
・アイスシルバー・メタリック
・ピュアレッド
・サファイアブルー・パール
・オアシスブルー
・クリスタルホワイト・パール

インプレッサ STではブラック系とホワイト系の人気が高く、中古車市場では透明感のある黒色の「クリスタルブラック・シリカ」と、ホワイトのボディにキラッと輝くパールがペーストされた「クリスタルホワイト・パール」が多く見られました。

インプレッサ ST-G

マイルドハイブリッドシステム搭載の「インプレッサ ST-G」

インプレッサ ST-Gは、スポーティーなデザインと実用性を両立させたモデルです。スバル独自のシンメトリカルAWDシステムを採用し、さまざまな路面条件でも優れたトラクション性能を発揮。スムーズな加速と低重心による安定した走行性能を実現しました。

エクステリアには専用のグリルやエアロパーツを、インテリアにはスポーツシートや専用加飾などが取り入れられ、精悍で力強いスタイルとなっています。さらに、運転支援システムのEyeSightを標準装備し、安全性能も充実させました。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ ST-Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2023年式:245万円~318万円
2024年式:242万円~289万円
2025年式:流通量希少のため算出不可

インプレッサ ST-Gもまた、2023年に登場した新しいグレードです。発売からまだ2年弱しか経っていないため、中古車市場における流通量は極めて少ない傾向にあります。中古車市場における販売価格もまだ高値安定の状態が続いており、車両によっては新車価格と変わりません。

先代モデルとの比較

第6世代(現行モデル):2023年~
インプレッサ ST-Gは、快適性と走行性能をバランスよく兼ね備えたモデルです。1.8L水平対向4気筒SOHC(EA82系)エンジンと、e-BOXERというマイルドハイブリッドシステムを搭載しました。駆動方式はスバルの得意とするAWD(全輪駆動)を採用し、トランスミッションは5速MTまたは4速ATから選択可能です。

安全装備としてABSやエアバッグが搭載され、運転支援機能も充実。さらに、後側方検知機能を強化したセイフティプラスを含むフルスペックのEyeSightが標準装備され、安心・安全が一層強化されました。快適装備としては、パワーウィンドウやエアコンが標準装備され、実用性も向上させています。

エンジンは1.8L水平対向4気筒DOHC16バルブ+モーター、最高出力は145ps。ボディサイズは全長4475mm×全幅1780mm×全高1515mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ ST-Gのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・マグネタイトグレー・メタリック
・アイスシルバー・メタリック
・ピュアレッド
・サファイアブルー・パール
・デイブレイクブルー・パール
・オアシスブルー
・クリスタルホワイト・パール
・サンブレイズ・パール

インプレッサ ST-Gでは透明感のある黒色の「クリスタルブラック・シリカ」、ホワイトのボディにキラッと輝くパールがペーストされた「クリスタルホワイト・パール」、「サンブレイズ・パール」が人気で、これらのカラーが中古車市場で多く見られています。

インプレッサ WRX

スバル インプレッサ WRX

スポーツグレードとして初代から設定「インプレッサ WRX」

インプレッサ WRXは1992年の初代の発売当初からインプレッサのスポーツグレードとして、2代目まで設定されていたグレードです。当初セダンのみでの展開でしたが、のちにスポーツワゴンにもWRXが設定されました。

X2.0L水平対向ターボエンジン+4WDを基本構成とし、ターボエンジンの大出力とそれを余すことなく路面に伝えるトラクションに加え、低重心から高いハンドリング性能が特徴です。

初代インプレッサでは、ロードゴーイングモデルのWRX、競技ベースグレードのWRX タイプRAが設定され、2代目インプレッサでは、標準車をベースとしたWRXが設定されます。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ WRXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1992年式:流通量希少のため算出不可
1993年式:198万円
1994年式:流通量希少のため算出不可
1995年式:156万円~228万円
1996年式:165万円~198万円
1997年式:流通量希少のため算出不可
1998年式:198万円~365万円
1999年式:195万円~196万円
2000年式:流通量希少のため算出不可
2001年式:流通量希少のため算出不可
2002年式:268万円
2003年式:97万円~169万円
2004年式:90万円~169万円
2005年式:67万円~177万円
2006年式:99万円~222万円
2007年式:113万円~189万円

個体数はそれほど多くはないですが、根強い人気のあるグレードのため、ピンポイントで価格相場は高騰しています。

先代モデルとの比較

第1世代:1992年~2000年
初代のインプレッサWRXはスバルの世界戦略車として、ブランドイメージ向上の側面から世界ラリー選手権で勝つために生まれました。当初、世界ラリー選手権では改造範囲が狭く、市販状態での性能が求められる「グループA」というカテゴリーで行われていたため、市販車のインプレッサ WRXにも高い性能が与えられたのです。

エクステリアは局面を多用した柔らかなボディラインが特徴で、インテリアではブラックを基調とし、コンパクトで包まれ感のあるスポーティーなものになりました。

インプレッサWRXはそれほど多くの数が中古車市場に出回っているわけではないため、良質な車体を探すのは少し難しいでしょう。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ最高出力240ps。ボディサイズは全長4340mm×全幅1690mm×全高1405mmです。

第2世代:2000年~2007年
第2世代のインプレッサ WRXでは、WRX STIとWRXに大別でき、WRXは標準車をベースとしています。WRX STIにスペック面で多少劣るものの、2.0Lターボエンジンに4WDの構成は変わらず、高いパフォーマンスを発揮するのが特徴です。2000年の発売当初は丸目ヘッドライトでしたが、2002年のマイナーチェンジ時にヘッドライト形状がいわゆる涙目に変更。さらに2005年のマイナーチェンジで鷹目と呼ばれる形状に変更されました。

この世代は丸目ヘッドライトを装備している2000~2001年式のものは、他の年式より価格は下落傾向にあります。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ最高出力250ps。ボディサイズは全長4415mm×全幅1740mm×全高1425mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ WRXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・WRブルー・マイカ
・オブシディアンブラックパール
・ピュアホワイト
・アーバングレーメタリック
・プレミアムシルバーメタリック

この中で人気があるのは、鮮やかな青色が印象的な「WRブルー・マイカ」が人気のようです。

インプレッサ WRX STI

スバル インプレッサ WRX STI

さまざまなグレードを派生した「インプレッサ WRX STI」

インプレッサ WRX STIは、もともとインプレッサのハイパフォーマンスグレードにあたるWRXの車体全体にチューニングを施したグレードです。インプレッサWRX が発売した1年後に「STISTIバージョン」、「WRX タイプRA STIバージョン」、「WRX タイプR STIバージョン」の3つに大きく分けられます。

2代目にはカタロググレードとなり、競技用ベースグレードの「WRX STI タイプRA」、さらに速さを求めた「WRX STI スペックC」が誕生しました。

3代目でもWRX STIをベースに、走行性能を強化した「WRX STI スペックC」などが設定されます。また、このWRX STI スペックCには、「快適装備を持ったモデル」と「快適装備を持たない競技車ベース」の2種類が存在します。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ WRX STIを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1999年式:流通量希少のため算出不可
2000年式:流通量希少のため算出不可
2001年式:流通量希少のため算出不可
2002年式:148万円~158万円
2003年式:159万円~274万円
2004年式:175万円~387万円
2005年式:175万円~335万円
2006年式:193万円~425万円
2007年式:126万円~300万円
2008年式:115万円~305万円
2009年式:128万円~239万円
2010年式:104万円~367万円
2011年式:133万円~358万円
2012年式:189万円~399万円
2013年式:195万円~538万円
2014年式:199万円~320万円

インプレッサ WRX STIは現在でも高い人気を持ち、加えて個体数の少なさも手伝って、状態のよいものは全年式を通してプレミア価格となっています。特に低年式では、WRX STIであるだけで価格が上昇している傾向見られるのが特徴です。

先代モデルとの比較

第1世代:1994年~2000年
WRX STIではWRXに対し、シャシーや足回りの強化に始まり、ブレーキ強化によるストッピングパワーの向上、エンジンチューニングによる出力向上などが特徴として挙げられます。初代ではWRX STIバージョンと、その進化モデルであるSTIバージョンII・III・IV・V・VIまで登場。

人気があるグレードのため、初代でも高値で取引されています。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力280ps。ボディサイズは全長4350mm×全幅1690mm×全高1405mmです。

第2世代:2000年~2006年
2代目はヘッドライト形状に賛否があったものの、クルマとしては正常進化を遂げました。標準車のWRXに対し、ワイドボディ化、エンジン出力の向上、トランスミッションの6速化、高度に電子制御された4WDなど、走りの面で差別化されています。

見た目に賛否両論があったことから、この世代のものは他の年式と比べて相場は低めです。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力280ps。ボディサイズは全長4465mm×全幅1740mm×全高1425mmです。

第3世代:2007年~2014年
3代目のWRX STIは標準車に遅れること4ヶ月、熟成期間を置いて登場しました。当初設定されたのはハッチバックで、3年後セダンが登場という形が取られています。最大の特徴はハッチバックスタイルとしたことで、ロングホイールベース化による走行安定性が向上したことです。これにより、高出力に対応する土台ができたため、当時の馬力自主規制を大きく超える308psのスペックが与えられました。

人気の高さ、個体数の少なさと相まって相場はまだ高いです。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力308ps。ボディサイズは全長4415mm×全幅1795mm×全高1470mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ WRX STIのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・アイスシルバーメタリック
・サテンホワイト・パール
・ダークグレー・メタリック
・クリスタルブラック・シリカ
・WRブルー・マイカ
・プラズマブルー・シリカ

この中では、クリーム色にも見える白色の「サテンホワイト・パール」や、鮮やかに輝く青色の「WRブルー・マイカ」が人気です。

インプレッサ WRX STI Aライン

スバル インプレッサ WRX STI Aライン

グランドツアラーとしての性能を重視した「インプレッサ WRX STI Aライン」

インプレッサ WRX STI Aラインは2009年2月の新たに設定されたグレードです。WRX STIはラリーやダートトライアル、サーキットといったモータースポーツのステージで速さを追求したグレードでしたが、WRX STI Aラインではグランドツアラーとしての性能を重視しています。それはエンジンにも表れており、排気量を増やした2.5Lターボエンジンが採用されました。これにより余裕の走りを与えられています。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ WRX STI Aラインを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2006年式:218万円~238万円
2009年式:79万円~137万円
2010年式:70万円~205万円
2011年式:80万円~208万円
2012年式:100万円~169万円
2013年式:124万円~202万円
2014年式:137万円~187万円

2009年以降のインプレッサ WRX STI Aラインの価格相場では、WRX STIと比較して落ち着いているため、お求めやすい価格となっています。

先代モデルとの比較

第2世代:2006年
この世代のインプレッサ WRX STI Aラインは特別仕様車として設定されました。WRX STIの派生グレードとして登場し、WRX STIの走行性能に上質さと、安全性能をプラスしたロードスポーツモデルとなっています。そのため、派手なエアロパーツは装着されませんが、アルカンターラと本革を組み合わせた専用シートやサイドエアバッグといった装備でこれまでの「WRX STI」と違った印象に。

中古車市場にあまり出回っていないため、良質な個体を探すのは難しいでしょう。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力280ps。ボディサイズは全長4465mm×全幅1740mm×全高1425mmです。

第3世代:2009年~2014年
この世代から特別仕様車ではなく、カタロググレードとして設定されました。今モデルではエンジンは2.0Lターボから2.5Lターボとなり、エンジン自体に余裕を持ったことで走りに厚みが増しています。これまでの走行性能を追求したWRX STIに対し、高い走行性能はそのままにパワーシート付き本革シートや本革をあしらった質感高いインテリアパネルなど、グランドツアラーとしての性能を高めました。

中古車価格も安定していますが、先代同様市場に出回っている数は少ないです。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力300ps。ボディサイズは全長4415mm×全幅1795mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ WRX STI Aラインのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ダークグレーメタリック
・WRブルー・マイカ
・サテンホワイトパール
・プラズマブルーシリカ
・アイスシルバーメタリック
・ダークグレー・メタリック

この中で人気があるのは、純白の中にパールが散りばめられた「サテンホワイトパール」です。

インプレッサ S204

600台限定販売「インプレッサ S204」

インプレッサ S204はスバルのモータースポーツ部門ともいえる、STIから発売されるコンプリートカーです。「グローバルピュアスポーツセダン」をコンセプトとして、WRX STIをベースとしたこのインプレッサはあらゆる道で高いパフォーマンスを発揮するべく、開発されています。

シャシーや足回りの強化はもとより、エンジンにも手を加えられており、職人によってバランス取りされたエンジンはWRX STIを超える高出力を発揮しているのが特徴です。これらのチューニングにより、コンプリートカーならではの高い完成度を誇ります。

中古で購入する際の目安となる予算

インプレッサ S204を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2006年式:409万円~725万円

インプレッサ S204はコンプリートカーということで生産数が600台と非常に少ないです。また、生産開始してから時間が経っているため、存在する個体数も減少の一途をたどっています。そのため、価格相場もプレミア価格となっており、中古車購入を考えたときに状態を問うことは難しいでしょう。

先代モデルとの比較

第2世代:2006年
2006年1月にS204が誕生しました。このモデルの全身となるのは、2004年に発売されたS203です。グローバルピュアスポーツセダンを目指して開発され、好評を博したS203のコンセプトを継承しつつ、さらに進化させ、あらゆるシチュエーションで最適な性能を発揮できるよう開発されました。

このため、開発段階のテストでは、サーキット・高速道路・市街地などでのテストが繰り返し行われていますエンジンは専用の大型ツインスクロールターボ、低背圧チタンマフラーなどを採用し、優れた出力性能を実現しました。足回りは、リニアな操舵感を実現するパフォーマンスダンパーをはじめ、専用の減衰力特性を持つストラットや強化スプリング、ピロボール式リヤサスペンションリンクなどを採用しています。

もともと生産台数も少なかったこともあって、中古車市場にはあまり流通していません。希少性が高いことから、高値で取引されていますが、車両の状態を選ぶといったことはできないでしょう。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ 最高出力320ps。ボディサイズは全長4475mm×全幅1740mm×全高1410mmです。

人気のあるカラー

インプレッサ S204のボディカラーは、下記の3色が設定されています。

・オブシディアンブラックパール
・クリスタルグレーメタリック
・WRブルー・マイカ

この中では、やはりスバルのスポーティーなイメージを象徴するボディカラーで、鮮やかな青色が特徴的な「WRブルー・マイカ」が人気となっているようです。

※本記事は、2025年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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