中古車購入
更新日:2024.11.19 / 掲載日:2020.10.06
ホンダ シャトルの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

2015年5月にデビューしたホンダ シャトルに関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
ホンダ シャトルの歴史
ホンダ シャトルは2011年6月から2015年3月まで販売されていたフィット シャトルの後継車として登場した5ナンバーサイズのステーションワゴンです。車両構成は先代同様にフィットをベースとしています。しかし、シャトルでは「ワゴンの新価値を追求した、独自のスタイリッシュフォルム」を実現するために、フィットとは異なるイメージの外観を与えられ、車名からもフィットの文字が外されました。
ホンダの特許技術である「センタータンクレイアウト」の採用により、開放感とゆとりのある車内居住空間を実現しています。
パワートレインはハイブリッドエンジン、ガソリンエンジンの2種が設定され、両エンジン車共に、エンジン各部のフリクションを徹底的に低減することにより、優れた燃費性能を発揮しました。
シャシーには車種専用設定のステアリングシステム、サスペンションシステムを採用して、上質なドライブフィールを実現。また、ボディ各部に吸音/遮音効果を高める技術を投入することで、静かで疲れにくい快適な乗り心地を両立しています。
エンジン形式にかかわらず4WD車も設定され、その駆動システムには前後輪の回転差を適切に制御し、後輪への最適なトルク配分を行うビスカスカップリング式を採用しました。そのため、寒冷地や降雪地域でも安心して運転することが可能です。
また、安全面ではホンダ独自のGコントロール技術による衝突安全設計ボディを採用するほか、低速域衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能といった先進安全技術を搭載することでドライバーの安全運転を支援します。さらに2017年にはミリ波レーダーとカメラを中核とし、精度の高い検知能力を持つ安全運転システム「Honda SENSING」へと進化し、すべてのタイプに標準搭載されました。
デザイン面では、グリルと一体になったシャープな造形のヘッドライト、彫りの深いサイドキャラクターラインなどが、流麗で伸びやかなルーフラインと融合することで、上質でスタイリッシュなエクステリアを持つステーションワゴンとなりました。
シャトル ハイブリッド

シャトル全グレードの中でも最も良好な燃費の「シャトル ハイブリッド」
2017年には、「Honda SENSING」が搭載されたため、グレード名もシャトル ハイブリッド ホンダセンシングに変更しました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:69.8万円~134.8万円
2016年式:62.9万円~130.8万円
2017年式:82.8万円~158万円
2018年式:1447.2万円前後
2019年式:149.2万円~161.2万円
シャトル ハイブリッドは2017年に安全装備を更新した際に、グレード名に「Honda SENSING」の文字が追加されました。「Honda SENSING」を装備する2017年より前の年式であれば、手頃な価格で手に入れられそうです。
先代モデルとの比較
シャトル ハイブリッドは1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに、モーター内蔵デュアルクラッチトランミッションを組み合わせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載しています。このシステムは走行状況に応じて3つのモードを使い分けるのが特徴です。
1.発進などの低速時にはモーターのみ
2.加速時にはモーターとエンジンの組み合わせ
3.高速クルーズ時にはエンジンのみでの走行
というように、最も効率のよいモードを自動的に選択してくれます。
2017年には搭載する先進安全装備を新開発の「Honda SENSING」へと更新し、さらに予防安全性能を高めたことから、グレード名にも「Honda SENSING」を追加。
このグレードは初代から登場したモデルよりも、「Honda SENSING」を搭載したあとの方が高く取引されています。安全面に特にこだわりがないのであれば、2017年以前のモデルの方がお買い得でしょう。エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力110ps。ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・ホワイトオーキッド・パール
・ルナシルバー・メタリック
・ルーセブラック・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
この中では、クリアな輝きのあるホワイトパールの「ホワイトオーキッド・パール」が人気です。
シャトル ハイブリッド X

最もお買い得な「シャトル ハイブリッド X」
ベーシックグレードであるシャトル ハイブリッドの装備に加えて以下の内容を備えました。
・LEDヘッドライト
・上質な素材のインテリア
・快適な乗り心地のサスペンション
他のグレード同様にFF車と4WD車が設定され、2017年には「Honda SENSING」が搭載されたことで、名称もシャトル ハイブリッド X ホンダセンシングに変更しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:64.9万円~163.8万円
2016年式:93.8万円前後
2017年式:117.8万円前後
2018年式:124.2万円~136.8万円
2019年式:161.2万円前後
シャトル ハイブリッド Xはお買い得感が強くて人気だったことから、「Honda SENSING」を搭載する2017年以前の年式の車両も中古車市場では多く流通しています。また、登場から5年ほどしか経過していない年式では、状態が良いものもいくつか確認できました。
先代モデルとの比較
シャトル ハイブリッド Xは、シャトル ハイブリッドやシャトル ハイブリッド Zなどの他のハイブリッド車と同様に、1.5Lエンジンにモーター内蔵7速トランミッションを組み合わせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載しています。
また、このグレードより上のものからは、前後サスペンションに振幅感応型ダンパーを装備し、乗り心地と走行性能の両立を図りました。さらに、ステアリング部にパドルシフトを備えることでドライビングの喜びをいっそう深めています。
インテリアではしっとりとした質感の素材・プライムスムースをサイド部に使用したコンビシートを採用し、本革巻ステアリングホイールを装備しました。
他のグレード同様、2017年には先進安全装備を「Honda SENSING」へと更新することで、さらに予防安全性能を高めています。
シャトル ハイブリッド Xは登場当初から人気のあったグレードのため、「Honda SENSING」を搭載する以前から人気があり、中古車市場での流通量は多めです。また、車両状態の良いものも見つかりやすくなっています。エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力110ps。ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・ホワイトオーキッド・パール
・ルナシルバー・メタリック
・ルーセブラック・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・ミスティックガーネット・パール
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
この中では、漆黒にパールが入った「クリスタルブラック・パール」が人気です。
シャトル G

「シャトル G」はシャトル唯一のガソリン車
全体的にシンプルな装備となりますが、そのぶん車両価格はグッと低く抑えられており、コストパフォーマンスを重視するドライバーには人気のグレードです。
他のグレード同様、FFと4WDを設定。2017年には「Honda SENSING」が搭載されたことで、名称もシャトル G ホンダセンシングに変更となりました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:83.6万円~198.8万円
2016年式:70万円~132.9万円
2017年式:75.1万円~127.7万円
2018年式:124.2万円~144.2万円
2019年式:180.2万円前後
シャトルはもともとガソリン車の市場での流通量が少ないことから、全体的にみても中古車市場にも流通している個体数は少ないのが特徴です。とはいえ、シャトルの中でも車両価格は抑えられているグレードのため、中古車市場でも人気があります。
先代モデルとの比較
シャトル Gに搭載されたL15B型、1.5L直噴DOHC i-VTECガソリンエンジンは、11.5の高い圧縮比を持ち燃焼効率を向上させたことで、ハイパワーで走る楽しさを際立たせたパワーユニットです。
高出力型のVTEC機構を採用し、低速側と高速側でバルブリフト量とバルブタイミングを最適にコントロールすることにより、全域に渡り力強い走りを実現しています。吸気バルブ、排気バルブ共に径を大きなものとして、吸気効率の向上とポンピングロス低下を図り、出力を向上させました。性能曲線図からも、高回転域で伸びやかに出力が増大していることが読み取れ、胸のすくようなスポーツドライビングが期待できます。
シャトル Gはハイブリッド車と比較して、床下にバッテリースペースを持たないことから、グレード随一となる606Lに達する大きなラゲッジスペースが特徴。他のグレードに比べてシンプルな装備ですが、十分な装備は与えられています。このグレードも2017年より、「Honda SENSING」を搭載しました。
シャトル Gはガソリン車であることから、流通量は少なめなので、値段に見合った個体を探し出すのは少し難しいかもしれません。エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力132ps。ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・ホワイトオーキッド・パール
・ルナシルバー・メタリック
・ルーセブラック・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
この中では、純白にパールが入った「ホワイトオーキッド・パール」が人気です。
シャトル ハイブリッド Z

デザインと質感を磨き上げた最上級グレード「シャトル ハイブリッド Z」
このグレードには16インチアルミホイールが標準装備され、アルミ製のルーフレールと共に、サイドビューをより精悍に演出しています。インテリアも、木目調やピアノブラックの上質な素材を使用していました。
他のグレードと同じく、2017年に「Honda SENSING」を搭載したため、名称がシャトル ハイブリッド Z ホンダセンシングに変更しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:54.7万円~164万円
2016年式:95.2万円前後
2017年式:99.8万円前後
2018年式:136.8万円前後
2019年式:161.2万円前後
このグレードはどの年式でも比較的、流通数が多くなっており、シャトルの中でも豊富な台数の中から選びやすいグレードです。
2017年以降の「Honda SENSING」装備後のほうが価格は高いものの、登場当初からの最上級グレードということもあって、それ以前も他のグレードと比べて高めとなっています。
先代モデルとの比較
シャトル ハイブリッド Zは下位グレードであるハイブリッドやハイブリッド Xに装備を追加して、エクステリア・インテリアの充実を図ったシャトルの最上級グレードです。
ハイブリッド Z専用インテリアとして、2015年デビュー当初は木目調パネルが特徴的なリゾーターブラウン、クラッシーブラックの2種類のカラーが設定されていました。また、ハイブリッド Xでは途中から追加装備となったフォグライトと運転席&助手席ヒートシーターが、ハイブリッド Zでは全年式において標準装備され、寒冷地のドライバーにとってはうれしい構成に。
また、収納力も高く、汚れたものを載せても掃除がしやすいラゲッジルームアンダーボックス、後席のシートバックの上部に折りたたまれた形で取り付けられており、不要の際はたたんで格納できるマルチユースバスケットなどの装備が充実しています。
このグレードも2017年に「Honda SENSING」を搭載しました。
シャトル ハイブリッド Zは全年式を通して、最上級グレードであるため、人気も高く、中古車市場での流通も多いです。エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力110ps。ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・ホワイトオーキッド・パール
・ルナシルバー・メタリック
・ルーセブラック・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・ミスティックガーネット・パール
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
この中では、漆黒のパールの「クリスタルブラック・パール」が人気です。
※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。